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公開日 2014/01/08 12:05
【CES】サムスン、世界最大110型4Kテレビや5K湾曲テレビなど'14年新モデル発表
プレスカンファレンスレポート
韓サムスン電子は、米国ラスベガスで1月7日より開幕した「2014 International CES」に先立ち、6日にプレスカンファレンスを開催した。
4Kテレビ製品は、世界最大サイズとなる110型モデルや105型の湾曲ディスプレイ搭載モデルなどの新ラインナップを発表。「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」などのタブレット端末、白物家電製品も含めた2014年新製品を披露した。
■105型/シネスコサイズの湾曲5Kテレビを公開
テレビ製品については、2014年の戦略の中核となる取り組みとして「UHD」のテーマを宣言。カンファレンスではまず、湾曲ディスプレイ搭載モデルとして世界最大サイズとなる105型のUHDテレビを2014年中に発売することを発表した。
本機はシネスコサイズ(21対1)の横長形状採用しており、液晶解像度は5,120×2,160の5K仕様となる。なお、LG電子からも同じく105型の湾曲テレビが登場している(関連ニュース)。
本体には、映像を解析して最適な奥行き感のある映像に自動調整する「Auto Depth Enhnancer」技術を搭載。ディスプレイは業界最大となる直径4,200mmに対するカーブを施した設計で、「PurColor」技術により正確かつ自然な色再現性を実現するという。
さらに4K関連の機能としては、20世紀FOXとパラマウント提供の4K収録作品をVOD配信する「SAMSUNG UHD Video Pack」を提供することも発表。テレビ側には、「SAMSUNG UHD Video Pack」の作品を指先1つの操作で視聴できる機能が搭載される。そのほかにも「Amazon」「NexFlex」「M-Go」などのVOD配信事業者による4Kに最適化した作品、「COMCAST」「DIRECTV」によるコンテンツの視聴にも対応する。
今回のプレスカンファレンスでは、湾曲型ではない4Kラインナップも発表。こちらはスライドのみの発表だったが、湾曲型と同様に力を入れていくとのことで、最大サイズとなる110型モデルのほかに、85/75/65/60/55/50型が展開される予定だ。
そのほかに2014年モデルの新機能としては、画面の3分割に対応することでインターネットブラウザ画面とテレビ放送画面の同時視聴が可能になる「Multi-Link Screen」や、同社スマートテレビ機能「Smart HUB」も搭載される。新たに「GAME PANEL」機能にも対応する。
また、2013年以前の同社4Kテレビに適用されるアップグレード用キット「Samsung UHD Evolution Kit」の機能の詳細も発表された。4K/60pへの対応のほかに、UHD画質によるビデオストリーミングや、HDMI 2.0、HEVCコーデックなどの各仕様に対応するとのことだ。「Samsung UHD Evolution Kit」を使用すれば、従来の同社4Kテレビを2014年モデルと同等の機能に対応させることができる。
さらに、今回の一連の薄型テレビ製品発表の最後には、フラットパネル型液晶テレビのディスプレイがせり出して湾曲ディスプレイに変形する、“可動式湾曲液晶テレビ”とでも呼ぶべき「Bendable」も披露された。本機のデモ時には、会場に詰めかけた報道陣から歓声が上がるほどであった。なお、今年は有機ELに関してはプレスカンファレンスでは一度も触れられなかった。
■2,560×1,600 WQXGA解像度の「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」
Samsung Electronics America presidentのTIM BAXTER氏は、「アメリカ人の55%がタブレットを利用し、52%がストリーミングビデオを視聴している」と、映像コンテンツの視聴スタイルが広がっていることを紹介。同社がスマートフォンとあわせてGALAXYブランドで展開しているタブレット製品の新モデル「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」を発表した。
画面サイズは「GALAXY Note PRO」が8.4インチで厚さ7.2ミリ、「GALAXY Tab PRO」が10.2インチで厚さ7.3ミリ。いずれも2,560×1,600のWQXGAディスプレイを搭載する。
新たに「Multi Window」という4画面表示に対応する点が特徴で、そのほかにも「Cisco Web ex」というテレビ会議ができる機能や「Remote PC」という遠隔操作機能を搭載する。GALAXY Note PROはスタイラスペン「S Pen」によるジェスチャーコマンドとウィンドウ操作にも対応しており、フルサイズのバーチャルキーボードも提供される。
いずれも2.2GHzのQUAD Core APと2GBのRAM、OSはAndroid 4.4を採用する。また、「Wi-Fi ac MIMO」のネットワークブースターとして、Wi-FiとLTE回線を高速な方に自動で切り替える機能もサポート。バッテリー連続駆動時間は10時間以上を実現している。
そのほかに「GALAXY Tab PRO 8.4」「GALAXY Tab PRO 12.2」も同時に披露されたほか、スライドで「GALAXY Camera2」も発表された。
■家庭生活をサポートするサムスンの「SmartHome」構想も披露
なおカンファレンス冒頭では、Samsung Electronics president & CEOのBK YOON氏が登場し「世界中の人々がスマートフォンを使い都市化が進んでいるが、これからはそれぞれの“家庭”がより大切なものになっていく」とコメント。「家庭生活をサポートする」というサムスンの「SmartHome」構想を披露し、同社の白物家電新製品についても発表を行った。
そのほかに、サムスンと米国男子ゴルフトーナメントのPGAによるコンテンツ提供協力の取り組みなども強調され、家電メーカーとしてのサムスンの総合力が強くアピールされるカンファレンスとなった。
4Kテレビ製品は、世界最大サイズとなる110型モデルや105型の湾曲ディスプレイ搭載モデルなどの新ラインナップを発表。「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」などのタブレット端末、白物家電製品も含めた2014年新製品を披露した。
■105型/シネスコサイズの湾曲5Kテレビを公開
テレビ製品については、2014年の戦略の中核となる取り組みとして「UHD」のテーマを宣言。カンファレンスではまず、湾曲ディスプレイ搭載モデルとして世界最大サイズとなる105型のUHDテレビを2014年中に発売することを発表した。
本機はシネスコサイズ(21対1)の横長形状採用しており、液晶解像度は5,120×2,160の5K仕様となる。なお、LG電子からも同じく105型の湾曲テレビが登場している(関連ニュース)。
本体には、映像を解析して最適な奥行き感のある映像に自動調整する「Auto Depth Enhnancer」技術を搭載。ディスプレイは業界最大となる直径4,200mmに対するカーブを施した設計で、「PurColor」技術により正確かつ自然な色再現性を実現するという。
さらに4K関連の機能としては、20世紀FOXとパラマウント提供の4K収録作品をVOD配信する「SAMSUNG UHD Video Pack」を提供することも発表。テレビ側には、「SAMSUNG UHD Video Pack」の作品を指先1つの操作で視聴できる機能が搭載される。そのほかにも「Amazon」「NexFlex」「M-Go」などのVOD配信事業者による4Kに最適化した作品、「COMCAST」「DIRECTV」によるコンテンツの視聴にも対応する。
今回のプレスカンファレンスでは、湾曲型ではない4Kラインナップも発表。こちらはスライドのみの発表だったが、湾曲型と同様に力を入れていくとのことで、最大サイズとなる110型モデルのほかに、85/75/65/60/55/50型が展開される予定だ。
そのほかに2014年モデルの新機能としては、画面の3分割に対応することでインターネットブラウザ画面とテレビ放送画面の同時視聴が可能になる「Multi-Link Screen」や、同社スマートテレビ機能「Smart HUB」も搭載される。新たに「GAME PANEL」機能にも対応する。
また、2013年以前の同社4Kテレビに適用されるアップグレード用キット「Samsung UHD Evolution Kit」の機能の詳細も発表された。4K/60pへの対応のほかに、UHD画質によるビデオストリーミングや、HDMI 2.0、HEVCコーデックなどの各仕様に対応するとのことだ。「Samsung UHD Evolution Kit」を使用すれば、従来の同社4Kテレビを2014年モデルと同等の機能に対応させることができる。
さらに、今回の一連の薄型テレビ製品発表の最後には、フラットパネル型液晶テレビのディスプレイがせり出して湾曲ディスプレイに変形する、“可動式湾曲液晶テレビ”とでも呼ぶべき「Bendable」も披露された。本機のデモ時には、会場に詰めかけた報道陣から歓声が上がるほどであった。なお、今年は有機ELに関してはプレスカンファレンスでは一度も触れられなかった。
■2,560×1,600 WQXGA解像度の「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」
Samsung Electronics America presidentのTIM BAXTER氏は、「アメリカ人の55%がタブレットを利用し、52%がストリーミングビデオを視聴している」と、映像コンテンツの視聴スタイルが広がっていることを紹介。同社がスマートフォンとあわせてGALAXYブランドで展開しているタブレット製品の新モデル「GALAXY Note PRO」「GALAXY Tab PRO」を発表した。
画面サイズは「GALAXY Note PRO」が8.4インチで厚さ7.2ミリ、「GALAXY Tab PRO」が10.2インチで厚さ7.3ミリ。いずれも2,560×1,600のWQXGAディスプレイを搭載する。
新たに「Multi Window」という4画面表示に対応する点が特徴で、そのほかにも「Cisco Web ex」というテレビ会議ができる機能や「Remote PC」という遠隔操作機能を搭載する。GALAXY Note PROはスタイラスペン「S Pen」によるジェスチャーコマンドとウィンドウ操作にも対応しており、フルサイズのバーチャルキーボードも提供される。
いずれも2.2GHzのQUAD Core APと2GBのRAM、OSはAndroid 4.4を採用する。また、「Wi-Fi ac MIMO」のネットワークブースターとして、Wi-FiとLTE回線を高速な方に自動で切り替える機能もサポート。バッテリー連続駆動時間は10時間以上を実現している。
そのほかに「GALAXY Tab PRO 8.4」「GALAXY Tab PRO 12.2」も同時に披露されたほか、スライドで「GALAXY Camera2」も発表された。
■家庭生活をサポートするサムスンの「SmartHome」構想も披露
なおカンファレンス冒頭では、Samsung Electronics president & CEOのBK YOON氏が登場し「世界中の人々がスマートフォンを使い都市化が進んでいるが、これからはそれぞれの“家庭”がより大切なものになっていく」とコメント。「家庭生活をサポートする」というサムスンの「SmartHome」構想を披露し、同社の白物家電新製品についても発表を行った。
そのほかに、サムスンと米国男子ゴルフトーナメントのPGAによるコンテンツ提供協力の取り組みなども強調され、家電メーカーとしてのサムスンの総合力が強くアピールされるカンファレンスとなった。