• ブランド
    特設サイト
公開日 2014/02/25 13:00

ヤマハ、リアスピーカーをフロントに配置する“新スタイル”AVアンプ「RX-V377」

入門機で価格は4万円台
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヤマハは、サラウンドスピーカーをフロント側に並べる新しい5.1chバーチャルサラウンド機能「Virtual CINEMA FRONT」に対応するAVアンプ「RX-V377」を、3月中旬に発売する。価格は44,000円(税抜)。

RX-V377

「Virtual CINEMA FRONT」で、サラウンドスピーカーをフロント側に配置する新スタイルを提案

ヤマハは、本機搭載の新機能である低音増強技術「Extra Bass」と、バーチャルサラウンド創出機能「Virtual CINEMA FRONT」によって、マルチchシステムを設置するのが難しい部屋環境でも、手軽に高音質再生を実現できる新しいホームシアタースタイルを提案する。

基本スペックとしては、従来モデル「RX-V375」の後継機にあたり、同社AVアンプの最エントリーに位置づけられる5.1chモデル。定格出力は100W/ch(6Ω、0.9%THD)。全chディスクリート構成で、バーブラウンDACを採用した“音質重視設計”としながら、従来モデルと同様にネットワーク機能を非搭載とするなど、スタンダードなAVアンプ機能に絞ることで低価格を実現している。本体サイズは435W×151H×315Dmmで、質量は7.4kg。HDMIは4入力/1出力を装備しており、3D&ARCおよび4K信号に対応する。

デコーダーはドルビーTrueHD/DTS HD Master Audioに対応。音場補正機能「YPAO」にも対応する。ヤマハ独自の音場創生技術「シネマDSP」も搭載している。シネマDSPプログラム数は17。

本体フロントにはUSB入力も1系統装備。USBメモリー内に保存したWAV/MP3/WMA/MPEG-4 AACの音声フォーマット再生に対応する。また、iPhone/iPodのデジタル接続も行える。圧縮音源を補間する「ミュージックエンハンサー」にも引き続き対応している。

先述の通り、従来モデルからの進化ポイントおよび一番大きな特徴は、サブウーファーが無い環境でも力感のある重低音を再生できる新機能「Extra Bass」と、5.1chのバーチャルサラウンドを創出できる新機能「Virtual CINEMA FRONT」に対応する点だ。以下に詳細を見ていこう。

■サブウーファーレス/小型SPでも充実の低域を再生する「Extra Bass」

まず「Extra Bass」は、低域の量感を増強する新技術。80Hz以下の低域成分を、フロントスピーカーが担う80Hz〜200Hzまでの帯域に倍音成分として足し込むことで、聴感上の低域量感を増強する。これにより、設置環境の問題でサブウーファーが置けなかったり、小型のスピーカーしか使用できないような場合でも、シアターや音楽再生時に充実した低音を楽しめるようにしている。

「Extra Bass」機能について

小型スピーカーで再生できない低域を倍音成分として足し込む仕組み

なお、サブウーファーを設置した環境で本機能をONにすると、サブウーファーが担う60Hz〜100Hzの帯域に60Hz以下の領域が倍音成分として足し込まれ、より低域の量感が増強される仕様となっている。

■スピーカーを全てフロント側に並べる新提案バーチャルサラウンド「Virtual CINEMA FRONT」

続いて「Virtual CINEMA FRONT」は、高品位なバーチャルサラウンドを実現する技術「Discreet virtual processing」を搭載したバーチャルサラウンド機能。同社のサウンドバー製品“YASシリーズ”に採用される「AIR SURROUND XTREME」と同じ頭部伝達関数を利用し、さらにAVアンプ向けに最適化を行っている。

本機能で最も特徴的なのは、バーチャルサラウンドを実現する際に、L/Rサラウンドスピーカーを後方ではなく前方に設置することだ。5.1chシステムを使用する場合は、フロントスピーカーの隣にサラウンドスピーカーを設置するスタイルで、スクリーン/テレビ側に全スピーカーを並べて配置する形となる。

「Virtual CINEMA FRONT」の設置・音場イメージ

バーチャルサラウンドの仕組みは、前方に設置した2ch分のサラウンドスピーカーが担う帯域のみ独立してバーチャル処理させる。これにより、サラウンドスピーカーを使用しない従来のバーチャルサラウンド機能「Virtual CINEMA DSP」よりもさらに臨場感豊かなバーチャルサラウンド再生が実現できるとしている。

「Virtual CINEMA DSP」と「Virtual CINEMA FRONT」の違いイメージ

様々な再生モードを備えており、バーチャルで5.1chのサラウンドに対応するほか、シネマDSPの各プログラムにも対応する。ミュージックエンハンサーも適用できる。また、音場補正技術「YPAO」を適用することで、バーチャルサラウンド時の効果を最適にすることができる。

ヤマハでは本機能により、後方にサラウンドスピーカーを設置するスペースがない部屋環境の場合でも、手軽にサラウンドが楽しめるエントリー向けの新しいホームシアタースタイルを提唱している。

【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドYAMAHA
  • 型番RX-V377
  • 発売日2014年3月中旬
  • 価格¥44,000(税抜)
【SPEC】●定格出力:20Hz〜20kHz、2ch駆動…70W/ch(6Ω、0.09%THD)、1kHz、1ch駆動…100W/ch(6Ω、0.9%THD) ●実用最大出力:1kHz、1ch駆動…135W/ch(6Ω、10%THD) ●入力端子:HDMI×4、アナログ音声…RCA×3/ステレオミニ×1、デジタル音声…光×1/同軸×2、映像…コンポーネント(同軸)×2/コンポジット×3、USB×1(2.0) ●出力端子:HDMI×1、アナログ音声…スピーカーアウト×5ch 5端子(フロントL/R、センター、サラウンドL/R)/サブウーファーアウト×1/AV/RECアウト×1、映像(モニターアウト)…コンポーネント(同軸)×1/コンポジット×1、映像(AV/RECアウト)…コンポジット×1、ヘッドホン×1 ●チューナー:FM/AMチューナー ●S/N比:110dB以上(AV4他、入力1kΩ ショート) ●消費電力:260W(待機時0.3W以下(HDMIコントロールOFF時)、0.8W(HDMIコントロールON時)) ●外形寸法:435W×151H×315Dmm(脚部、突起物含む) ●質量:7.4kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BS12にすべてをかけて。映画『ボルテスV レガシー』が12月15日にテレビ初放送
2 7万円以下で叶う、アナログプレーヤーとスピーカーの組み合わせ!オーディオテクニカ「AT-LP70X/AT-LP70XBT」&「AT-SP3X」
3 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
4 Amazon Prime Videoで8チャンネルが30日間無料!シネフィルWOWOWやLemino、東映、STARなど
5 【ミニレビュー】ストリーミングがアナログ的サウンドに。ゾノトーンの同軸デジタル「Silver Granster HD-1 Rh」
6 ヘーゲル、ネットワーク/フォノ入力にも対応する多機能プリメインアンプ「H190v」
7 AKM、デジタル/アナログ分離思想を継ぐDAコンバーター「AK4498EX」
8 バッファロー、「nasne」&「PS5」のセットが当たるプレゼントキャンペーン。11/20までの3日間限定
9 ラックスマン、「D-03X」「L-505Z」購入者に高音質オーディオケーブルプレゼント。11/20から来年1/20まで
10 アンダンテラルゴ、小型オーディオ機器用ボード「Primo Board」。ミニコンポや電源等に活用可能
11/19 10:29 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX