パナソニック、HDDレコーダー付きポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」

パナソニックは、ポータブルディスプレイとHDDレコーダーがセットになった「プライベート・ビエラ」2機種を5月20日に発売する。

・「UN-JL15T3」（15型）￥OPEN（予想実売価格76,000円前後）
・「UN-JL10T3」（10型）￥OPEN（予想実売価格56,000円前後）

付属のHDDレコーダーで受信した録画した番組を、ネットワーク経由でポータブルディスプレイに配信して家中どこでも視聴することができる製品。これまでに展開していた同仕様の製品「DIGA＋」（ディーガプラス）をブラッシュアップし、シリーズ名を「プライベート・ビエラ」に刷新したものとなる。DIGA＋と同じく、ディスプレイとレコーダーの接続には「お部屋ジャンプリンク」を利用し、無線LANルーターを介さずダイレクトにWi-Fiで接続する。

ディスプレイの液晶解像度は、15型モデルが1,354×760で、10型モデルが1,024×600。質量は、15型モデルが約1.31kgで、10型モデルが約0.68kg。無線LAN規格はIEEE802.11n/a/g/bに準拠する。

付属するHDDレコーダーは2機種とも共通。録画容量はDIGA＋の320GBから増量して500GBまで対応する。地上/BS/110度CSデジタルアンテナ入力端子を装備するほか、LAN端子も搭載しており、本機からインターネットに接続してディスプレイで楽しむこともできる。

ディスプレイにはタッチパネルを搭載しており、直感的に番組の録画や再生、チャンネル切替などの操作が行える。インターネット操作もタッチパネルから可能。ホーム画面には、「予約する」「テレビを見る」「再生する」「Webブラウザ」の4つのメインアイコンが表示される。また、視聴中には画面上部の「コントロールバー」から画質モードや音質モード、字幕の切替などを調整できる。

いずれもIPX6/7相当の防水仕様を備えており、キッチンや浴室などでも使用できる。また、食器用の中性洗剤で洗うことも可能。なお、目にやさしい画質が選択できる画質モード「ブルーライトカット」も搭載している。

スピーカーは、前方に向けて音声をしっかり出力する「フロントホーンスピーカー」を内蔵。ホーン型の構造にすることで、音声の拡声効果を高めている。また、反響しやすい浴室で使用する際に音声を聴き取りやすい音質モード「お風呂モード」も搭載。イヤホン出力も備えている。

本体にはバッテリーを内蔵しており、15型モデルは最長約3時間30分、10型モデルは最長約3時間40分のテレビ視聴が行える。充電用のACアダプターはマグネットタッチ式で、ワンタッチで簡単に充電できる。

背面には、立てかけて使用できるスタンド部も備えている。スタンドは背面に収納できる構造で、持ち運ぶ際にも邪魔にならないよう配慮。さらに、浴室で使用する際に便利な2ウェイの吸盤ホルダーも付属しており、2段階の角度調節に対応する。

なお、HDDレコーダーにはHDMI出力端子も1系統備えており、ほかのテレビとHDMI接続すれば本体内に保存した録画番組を楽しむことができる。また、ディーガをLAN接続すれば、ディーガ内の録画番組もHDDレコーダーを介してディスプレイで視聴できる。

内部には、ディーガにも搭載している高速デュアルコアプロセッサー「新ユニフィエ」を採用し、スピーディで快適な操作を実現するとしている。高精度のIP変換と映像信号レベルに応じた画質処理により高画質化を図っている。

今回の「DIGA＋」から「プライベート・ビエラ」への名称変更については、「DIGA＋」のユーザー調査を行った際に「小型のテレビが欲しい」というテレビ機能を目的とした購入理由が多かったことから、レコーダー側からではなくテレビ側からのアプローチの意味で「ビエラ」の名称を採用したという。

なお、パナソニックでは本製品の発売を記念して、10型モデルを2週間無料で試すことができる「プライベート・ビエラ　家じゅうお試しキャンペーン」を10月16日まで実施している。詳細はこちら。

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