HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2014/08/22 16:17
Bluetoothの最新動向説明会が開催 − ver.4.1にAndroid Lが対応/ハイレゾへの言及も
ウェアラブルなど様々な製品展示も
Bluetooth SIG(Special interest Group)は、Bluetoothの最新動向を説明する記者会見を開催。“Android L"がBluetoothバージョン4.1をサポート予定であることなどを紹介したり、最新のBluetooth搭載機器を展示するなどした。
■Android LがBluetooth 4.1にネイティブ対応 − ハイレゾ対応の可能性は?
Googleによる次期Android OS「L」は、Bluetooth SmartとBluetoothクラシックの両方をネイティブでサポート。Bluetoothバージョン4.1に初めて対応するOSのひとつで、IPv6接続の強化や、スマートホームに不可欠な常時接続のハブまたはゲートウェイとしての役割を担うという。
Bluetooth SIGグローバルインダストリー&ブランドマーケティングディレクターのエレット・クローター氏は、「現在のBluetoothはアプリ開発などを非常に行いやすいのも特徴。特に、Bluetooth 4.1をネイティブサポートするAndroid Lでは、Bluetoothのクライアントとサーバーのどちらも担えるようになる。また、ひとつの開発環境で、スマホの小型画面向けからテレビの大画面向けまで対応できるアプリを開発することもできる。非常に柔軟に開発できるようになる」と、利点を説明する。
そして「今後はBluetoothがテレビにも搭載される時代が来るだろう。そうなれば、テレビを介して様々な家電をスマートホームでコントロールするといったこともできるようになる」と将来的な利用イメージも紹介した。
また、将来像については質疑応答で「オーディオ分野ではハイレゾが人気になっているが、こうした音楽信号を伝送できるような次世代オーディオプロファイルなどの計画はないのか」という質問も。
これに対してクローター氏は「具体的にどうこうということは言えないが」と前置きしながらも、「Bluetooth SIGとしても音質を拡張していくことには関心を持っている」と回答。「そこは認知しているし、今後も検討していきたい」とした。
■Bluetooth対応機器は2018年に46億台突破の見込み
Bluetoothの現状については「2014年には対応機器が30億台を超えた。2018年には46億台に達するのではないかと予想されている。2018年までにはフィーチャーフォンも含むすべての電話の96%がBluetooth Smart Readyになるだろう」と紹介。「Bluetoothは今やグローバルスタンダード。これからはBluetoothが必ずスマホ/タブレットに入っているという前提で世の中が進む。ここまで広いワイヤレスのテクノロジーは他にはないだろう」とアピールする。
なお、Bluetooth SIGとしても全世界の2,300社以上がメンバーとなっており、日本を含むアジア地区はその3分の1ほどで、特に日本はメンバー加入の伸び率が非常に高いという。
日本市場でのモバイル端末のBluetooth対応機器のシェアは、iOSが51.6%、Androidが47%、Windows Phoneが1.4%という状況。「iPhone 4sでiOSがBluetoothをネイティブサポートしたことが爆発的な普及につながった」という。
■Android LがBluetooth 4.1にネイティブ対応 − ハイレゾ対応の可能性は?
Googleによる次期Android OS「L」は、Bluetooth SmartとBluetoothクラシックの両方をネイティブでサポート。Bluetoothバージョン4.1に初めて対応するOSのひとつで、IPv6接続の強化や、スマートホームに不可欠な常時接続のハブまたはゲートウェイとしての役割を担うという。
Bluetooth SIGグローバルインダストリー&ブランドマーケティングディレクターのエレット・クローター氏は、「現在のBluetoothはアプリ開発などを非常に行いやすいのも特徴。特に、Bluetooth 4.1をネイティブサポートするAndroid Lでは、Bluetoothのクライアントとサーバーのどちらも担えるようになる。また、ひとつの開発環境で、スマホの小型画面向けからテレビの大画面向けまで対応できるアプリを開発することもできる。非常に柔軟に開発できるようになる」と、利点を説明する。
そして「今後はBluetoothがテレビにも搭載される時代が来るだろう。そうなれば、テレビを介して様々な家電をスマートホームでコントロールするといったこともできるようになる」と将来的な利用イメージも紹介した。
また、将来像については質疑応答で「オーディオ分野ではハイレゾが人気になっているが、こうした音楽信号を伝送できるような次世代オーディオプロファイルなどの計画はないのか」という質問も。
これに対してクローター氏は「具体的にどうこうということは言えないが」と前置きしながらも、「Bluetooth SIGとしても音質を拡張していくことには関心を持っている」と回答。「そこは認知しているし、今後も検討していきたい」とした。
■Bluetooth対応機器は2018年に46億台突破の見込み
Bluetoothの現状については「2014年には対応機器が30億台を超えた。2018年には46億台に達するのではないかと予想されている。2018年までにはフィーチャーフォンも含むすべての電話の96%がBluetooth Smart Readyになるだろう」と紹介。「Bluetoothは今やグローバルスタンダード。これからはBluetoothが必ずスマホ/タブレットに入っているという前提で世の中が進む。ここまで広いワイヤレスのテクノロジーは他にはないだろう」とアピールする。
なお、Bluetooth SIGとしても全世界の2,300社以上がメンバーとなっており、日本を含むアジア地区はその3分の1ほどで、特に日本はメンバー加入の伸び率が非常に高いという。
日本市場でのモバイル端末のBluetooth対応機器のシェアは、iOSが51.6%、Androidが47%、Windows Phoneが1.4%という状況。「iPhone 4sでiOSがBluetoothをネイティブサポートしたことが爆発的な普及につながった」という。