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公開日 2014/08/27 19:37
エプソン、ホームプロジェクター市場拡大戦略を推進 − 4Kモデルは「鋭意開発中」
体験会や貸出しサービスも
既報の通り、エプソンはホームシアター用液晶プロジェクター“dreamio”の新モデルとして、中級機「EH-TW6600W」「EH-TW6600」と、エントリー機「EH-TW530S」「EH-TW530」を発表した。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長 大寺篤氏は、2シリーズの特徴について、EH-TW6600W/6600は「明るい高画質で設置性を高め、リビング環境で映画をより良く楽しめるモデル」、そしてEH-TW530S/530は「基本性能を高めた軽量コンパクトモデル」と紹介している。
同社製プロジェクターの現行機種は、最上位モデル「EH-TW8200/8200W」、フルHD対応の高CPモデル「EH-TW5200/5200S」、スタンダードモデル「EH-TW410」、DVDプレーヤー内蔵モデル「EH-DM30/30S」「EH-DM3/3S」に、上述の新製品2シリーズを加えた計7シリーズ・13機種となった。同社では、「ユーザーごとに異なる様々な視聴シーンにあわせて選べる幅広いラインナップ」を大きな強みとして訴求する。
最上位モデル EH-TW8200W/8200については、最新ファームウェア「V110」へのアップデートにより、EH-TW6600W/6600の新機能「ディティール強調」に対応したことを発表した。最新ファームウェアの配布は既に開始しており、本機の8月出荷分からは新ファームウェアを搭載する。
また、本日開催された同社の新製品発表会では、ホームシアタープロジェクター市場のさらなる拡大を狙った戦略が語られた。今後はプロジェクター体験会の開催やプロジェクター貸出しサービスの開始も検討しているという。
■EH-TW5200が市場拡大に寄与/今後は6畳100インチシアターも積極訴求
エプソン販売(株)取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏は、ホームシアタープロジェクター市場の現状を紹介した。同氏によれば、2012年度まで年間17,000台規模であった同市場は、2013年度で一気に27,000台規模に拡大しており、その中でもエプソン製品は60%のシェアを誇るという。
鈴村氏はこれについて「昨年発売したエプソンのエントリーモデル EH-TW5200が市場拡大を牽引した側面もある」とアピールする。EH-TW5200は、フルHDおよび3Dに対応しながら、10万円クラスの低価格帯を実現したモデル。同氏によれば、このEH-TW5200購入者の6割は、初めてホームシアタープロジェクターを導入したユーザーとのことで、「これまでプロジェクター購入に踏み切っていなかったユーザー層を掘り起こしたことが、市場の拡大に繋がったと思う」と述べた。
なお、同時に「プロジェクター自体に興味はありながらも、実際に導入するための情報収集や体験をしていない層はまだまだ多い」とし、今後ともより一層の市場拡大を狙って「多くの方にホームシアタープロジェクターの魅力を伝えていくために取り組む」とした。具体的には「プロジェクターを使えば、映画館の臨場感を家庭でもくつろいで楽しめること」「6畳間でも100インチの大画面が楽しめること」などを広く認知させていく。
■「プロジェクターがある生活」をわかりやすく訴求/体験会や貸出しサービスも
同社 VP MD部 部長 蟹澤啓明氏は、さらなる市場拡大に向けて同社が行う2つの取り組みについて説明した。
1つ目は「プロジェクター利用シーンの提案」。「プロジェクターで何ができるのか」「どうやって楽しむか」を伝えていけるようなプロモーションを実施していくという。プロジェクター製品のスペックや機能だけではなく、「プロジェクターがあると生活がどう豊かになるか」をわかりやすく提案することで、ホームシアターを体験したことのないユーザー層に強く訴求する狙いだ。
2つ目は「ホームシアターを体験できる機会を増やす」。何よりも「プロジェクターの映像を実際に体験して感動できる環境を作ること」を優先に考え、直近では11月1日〜9日の期間に東京・スカイツリータウンのイーストタワー5階でプロジェクター体験イベントを開催する予定だ。また、店頭での展示規模も拡大する。製品のモックアップだけではなく、実際に映像を視聴できる展示環境を増やしていくという。
さらに、プロジェクターのレンタルサービスも検討中だという。蟹澤氏は、詳細や開始時期については未定としながらも「年内中(大体10月頃)のサービスインを目指している」とし、サービス内容は「エプソンのサイトから申し込むと、一週間ほどプロジェクターを借りることができるようなものを考えている」と語った。レンタルサービスを経て実際に製品を購入したユーザーには、キャッシュバックなど何らかのサービスを付与することも考えているとのことだ。
■'14年度はエプソン製品トータルで約2万台の販売を見込む/4Kモデルは“鋭意開発中”
なお、2014年度については、ホームシアタープロジェクター市場全体で約3万台の規模を見込み、エプソン製品トータルで約2万台の販売台数を目標にしている。なお蟹澤氏によれば、このトータル2万台の目標のうち、3分の2はEH-TW5200/5200Sが占めることを想定しているという。
なお待望の4K対応モデルについては「鋭意開発中」とのコメントにとどめ、それ以上の詳細は語られなかった。
セイコーエプソン(株)ビジュアルプロダクツ事業部 副事業部長 大寺篤氏は、2シリーズの特徴について、EH-TW6600W/6600は「明るい高画質で設置性を高め、リビング環境で映画をより良く楽しめるモデル」、そしてEH-TW530S/530は「基本性能を高めた軽量コンパクトモデル」と紹介している。
同社製プロジェクターの現行機種は、最上位モデル「EH-TW8200/8200W」、フルHD対応の高CPモデル「EH-TW5200/5200S」、スタンダードモデル「EH-TW410」、DVDプレーヤー内蔵モデル「EH-DM30/30S」「EH-DM3/3S」に、上述の新製品2シリーズを加えた計7シリーズ・13機種となった。同社では、「ユーザーごとに異なる様々な視聴シーンにあわせて選べる幅広いラインナップ」を大きな強みとして訴求する。
最上位モデル EH-TW8200W/8200については、最新ファームウェア「V110」へのアップデートにより、EH-TW6600W/6600の新機能「ディティール強調」に対応したことを発表した。最新ファームウェアの配布は既に開始しており、本機の8月出荷分からは新ファームウェアを搭載する。
また、本日開催された同社の新製品発表会では、ホームシアタープロジェクター市場のさらなる拡大を狙った戦略が語られた。今後はプロジェクター体験会の開催やプロジェクター貸出しサービスの開始も検討しているという。
■EH-TW5200が市場拡大に寄与/今後は6畳100インチシアターも積極訴求
エプソン販売(株)取締役 販売推進本部長 鈴村文徳氏は、ホームシアタープロジェクター市場の現状を紹介した。同氏によれば、2012年度まで年間17,000台規模であった同市場は、2013年度で一気に27,000台規模に拡大しており、その中でもエプソン製品は60%のシェアを誇るという。
鈴村氏はこれについて「昨年発売したエプソンのエントリーモデル EH-TW5200が市場拡大を牽引した側面もある」とアピールする。EH-TW5200は、フルHDおよび3Dに対応しながら、10万円クラスの低価格帯を実現したモデル。同氏によれば、このEH-TW5200購入者の6割は、初めてホームシアタープロジェクターを導入したユーザーとのことで、「これまでプロジェクター購入に踏み切っていなかったユーザー層を掘り起こしたことが、市場の拡大に繋がったと思う」と述べた。
なお、同時に「プロジェクター自体に興味はありながらも、実際に導入するための情報収集や体験をしていない層はまだまだ多い」とし、今後ともより一層の市場拡大を狙って「多くの方にホームシアタープロジェクターの魅力を伝えていくために取り組む」とした。具体的には「プロジェクターを使えば、映画館の臨場感を家庭でもくつろいで楽しめること」「6畳間でも100インチの大画面が楽しめること」などを広く認知させていく。
■「プロジェクターがある生活」をわかりやすく訴求/体験会や貸出しサービスも
同社 VP MD部 部長 蟹澤啓明氏は、さらなる市場拡大に向けて同社が行う2つの取り組みについて説明した。
1つ目は「プロジェクター利用シーンの提案」。「プロジェクターで何ができるのか」「どうやって楽しむか」を伝えていけるようなプロモーションを実施していくという。プロジェクター製品のスペックや機能だけではなく、「プロジェクターがあると生活がどう豊かになるか」をわかりやすく提案することで、ホームシアターを体験したことのないユーザー層に強く訴求する狙いだ。
2つ目は「ホームシアターを体験できる機会を増やす」。何よりも「プロジェクターの映像を実際に体験して感動できる環境を作ること」を優先に考え、直近では11月1日〜9日の期間に東京・スカイツリータウンのイーストタワー5階でプロジェクター体験イベントを開催する予定だ。また、店頭での展示規模も拡大する。製品のモックアップだけではなく、実際に映像を視聴できる展示環境を増やしていくという。
さらに、プロジェクターのレンタルサービスも検討中だという。蟹澤氏は、詳細や開始時期については未定としながらも「年内中(大体10月頃)のサービスインを目指している」とし、サービス内容は「エプソンのサイトから申し込むと、一週間ほどプロジェクターを借りることができるようなものを考えている」と語った。レンタルサービスを経て実際に製品を購入したユーザーには、キャッシュバックなど何らかのサービスを付与することも考えているとのことだ。
■'14年度はエプソン製品トータルで約2万台の販売を見込む/4Kモデルは“鋭意開発中”
なお、2014年度については、ホームシアタープロジェクター市場全体で約3万台の規模を見込み、エプソン製品トータルで約2万台の販売台数を目標にしている。なお蟹澤氏によれば、このトータル2万台の目標のうち、3分の2はEH-TW5200/5200Sが占めることを想定しているという。
なお待望の4K対応モデルについては「鋭意開発中」とのコメントにとどめ、それ以上の詳細は語られなかった。