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公開日 2015/01/06 05:32
【CES】パナソニック、4K/HDR対応の次世代BDプレーヤーを公開
広色域の新4Kテレビや小型4Kビデオカメラも発表
パナソニックは現地時間5日、2015 International CESにてプレスカンファレンスを実施。4KおよびHDR(ハイ・ダイナミックレンジ)に対応した次世代BDプレーヤーのプロトタイプを公開した。また、新型4Kテレビや家庭用4Kビデオカメラも発表した。
■明日より開催されるCESの会場で4K対応BDプレーヤーのデモを実施
会場で披露された次世代BD(ULTRA HD BLU-RAY)対応プレーヤーのプロトタイプは、現時点で型番など名称は決まっておらず、価格や発売時期なども未定。4Kに対応した次世代BDの仕様が現時点で決定していないため、本試作機についても仕様などは固まっていないという。試作段階では、4K/60pネイティブ/10ビット映像再生に対応。3層100GBのBD-Rに記録した4K映像を再生できる。コーデックは100MbpsまでのHEVC(H.265)をサポート。階調が10ビットになることで、従来の8ビット(256段階)から大きく進化した1,024段階の表現が可能になり、より質感豊かな映像を実現するとしている。また、色域は4K/8K放送に向けて策定されたBT.2020に対応する。
加えて、輝度ピークを従来の100ニトから1,000〜10,000ニトまで拡大し表現力を高める「HDR再生」に対応。本機は明日6日より開幕となるCES 2015のパナソニックブースにてデモンストレーションが行われる。
なお、本機および4K対応の次世代BDの詳細については、ブースレポートと合わせてその詳細をお伝えする予定だ。
パナソニックが新たに設立した「UHD Alliance」に参画することも発表された。同団体はテレビメーカー、ハリウッドスタジオ、コンテンツ配信会社、技術会社などで構成されており、プレミアムな4Kプラットフォームの構築に向けた統一基準の策定を目指していくという。
■家庭用の小型4Kビデオカメラを発表。HDR動画撮影機能も搭載
パナソニック初となる家庭向けの軽量かつコンパクトな4Kビデオカメラ「HC-VX870」「HC-VX970」も発表された。4K/30p撮影に対応し、民生用ビデオカメラとして世界初となるHDR動画撮影機能も搭載。フルHD撮影時のみ、HDR動画撮影を行うことができる。また上位モデルVX970は、サブカメラで撮影者自身を撮影できる「ワイプ録り」にも対応している。
イメージング関連製品では、昨年のフォトキナで発表されたAndroidスマートフォンとしても利用できる1型センサー搭載デジカメ「LUMIX CM1」も取り上げられた。また、ビデオカメラに加えて動画撮影対応のスチルカメラ、ウェアラブルカメラなどにおいても引き続き4K対応を進め、4Kテレビとの連携を高めていくとしていた。
■色域を拡大した新4KテレビはFirefox OSを搭載
プレスカンファレンスでは、色域拡大と色再現性の向上を実現したFirefox OS搭載4K対応テレビ「CX850」シリーズが発表された。ラインナップは65型と55型を用意。本機は新たな蛍光体技術やLEDバックライト、カラーフィルターを採用することでDCI規格比98%の色域をカバー(55型はカバー率90%)。さらに8,000ポイントでの色測定を行うことで色の正確な再現も可能にしている。
Firefox OSを搭載し、スマート機能を強化したことも特徴。ユーザーの好みのチャンネルや接続機器、アプリやウェブページをブックマークして素早くアクセスできる“Pin”機能などを搭載する。昨年のCESではFirefoxを手がけるMozilla Corporationとのパートナーシップが発表されたが(関連ニュース)、今回これが実現した形となる。
パナソニックの新4Kテレビのラインナップについては、最上位となる「CX850」に加え、「CX800」「CX650」「CX600」の合計4シリーズを用意する。各モデルの詳細は、パナソニックのブースレポートにて追ってお伝えする。
■新生Technicsのリファレンス/プレミアム・システムを米国初披露
また、新生Technicsの米国初披露も行われ、リファレンスシステムおよびプレミアムシステムが会場に展示された。各モデルはパナソニックブースに加えて、各オーディオブランドが集うベネチアンホテルの会場のTechnicsブースでもデモが行われる。
■カー関連やリチウムイオン電池にも注力していく
発表会冒頭ではPanasonic Corporation of North AmericaのChairman & CEOであるジョセフ・タイラー氏が挨拶。パナソニックが車載インフォテイメントやリチウムイオン電池の分野でもサプライヤーとして1位であることアピールしていた。また、こうした分野に加えて、住宅やセキュリティー、デジタルサイネージなどB to B事業への取り組みも紹介していた。
ホームエレクトロニクス領域については、Panasonic Consumer Electronics Companyのジュリー・バウアー女史がプレゼンを展開。前述のAV製品に加えて、美容・健康関連の家電、白物家電についても紹介。さらに、ホームネットワークを利用したセキュリティーのプレゼンにも時間を割いていた。
■明日より開催されるCESの会場で4K対応BDプレーヤーのデモを実施
会場で披露された次世代BD(ULTRA HD BLU-RAY)対応プレーヤーのプロトタイプは、現時点で型番など名称は決まっておらず、価格や発売時期なども未定。4Kに対応した次世代BDの仕様が現時点で決定していないため、本試作機についても仕様などは固まっていないという。試作段階では、4K/60pネイティブ/10ビット映像再生に対応。3層100GBのBD-Rに記録した4K映像を再生できる。コーデックは100MbpsまでのHEVC(H.265)をサポート。階調が10ビットになることで、従来の8ビット(256段階)から大きく進化した1,024段階の表現が可能になり、より質感豊かな映像を実現するとしている。また、色域は4K/8K放送に向けて策定されたBT.2020に対応する。
加えて、輝度ピークを従来の100ニトから1,000〜10,000ニトまで拡大し表現力を高める「HDR再生」に対応。本機は明日6日より開幕となるCES 2015のパナソニックブースにてデモンストレーションが行われる。
なお、本機および4K対応の次世代BDの詳細については、ブースレポートと合わせてその詳細をお伝えする予定だ。
パナソニックが新たに設立した「UHD Alliance」に参画することも発表された。同団体はテレビメーカー、ハリウッドスタジオ、コンテンツ配信会社、技術会社などで構成されており、プレミアムな4Kプラットフォームの構築に向けた統一基準の策定を目指していくという。
■家庭用の小型4Kビデオカメラを発表。HDR動画撮影機能も搭載
パナソニック初となる家庭向けの軽量かつコンパクトな4Kビデオカメラ「HC-VX870」「HC-VX970」も発表された。4K/30p撮影に対応し、民生用ビデオカメラとして世界初となるHDR動画撮影機能も搭載。フルHD撮影時のみ、HDR動画撮影を行うことができる。また上位モデルVX970は、サブカメラで撮影者自身を撮影できる「ワイプ録り」にも対応している。
イメージング関連製品では、昨年のフォトキナで発表されたAndroidスマートフォンとしても利用できる1型センサー搭載デジカメ「LUMIX CM1」も取り上げられた。また、ビデオカメラに加えて動画撮影対応のスチルカメラ、ウェアラブルカメラなどにおいても引き続き4K対応を進め、4Kテレビとの連携を高めていくとしていた。
■色域を拡大した新4KテレビはFirefox OSを搭載
プレスカンファレンスでは、色域拡大と色再現性の向上を実現したFirefox OS搭載4K対応テレビ「CX850」シリーズが発表された。ラインナップは65型と55型を用意。本機は新たな蛍光体技術やLEDバックライト、カラーフィルターを採用することでDCI規格比98%の色域をカバー(55型はカバー率90%)。さらに8,000ポイントでの色測定を行うことで色の正確な再現も可能にしている。
Firefox OSを搭載し、スマート機能を強化したことも特徴。ユーザーの好みのチャンネルや接続機器、アプリやウェブページをブックマークして素早くアクセスできる“Pin”機能などを搭載する。昨年のCESではFirefoxを手がけるMozilla Corporationとのパートナーシップが発表されたが(関連ニュース)、今回これが実現した形となる。
パナソニックの新4Kテレビのラインナップについては、最上位となる「CX850」に加え、「CX800」「CX650」「CX600」の合計4シリーズを用意する。各モデルの詳細は、パナソニックのブースレポートにて追ってお伝えする。
■新生Technicsのリファレンス/プレミアム・システムを米国初披露
また、新生Technicsの米国初披露も行われ、リファレンスシステムおよびプレミアムシステムが会場に展示された。各モデルはパナソニックブースに加えて、各オーディオブランドが集うベネチアンホテルの会場のTechnicsブースでもデモが行われる。
■カー関連やリチウムイオン電池にも注力していく
発表会冒頭ではPanasonic Corporation of North AmericaのChairman & CEOであるジョセフ・タイラー氏が挨拶。パナソニックが車載インフォテイメントやリチウムイオン電池の分野でもサプライヤーとして1位であることアピールしていた。また、こうした分野に加えて、住宅やセキュリティー、デジタルサイネージなどB to B事業への取り組みも紹介していた。
ホームエレクトロニクス領域については、Panasonic Consumer Electronics Companyのジュリー・バウアー女史がプレゼンを展開。前述のAV製品に加えて、美容・健康関連の家電、白物家電についても紹介。さらに、ホームネットワークを利用したセキュリティーのプレゼンにも時間を割いていた。