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公開日 2015/01/06 17:27

【CES】<ソニー・ビジュアル編>新BRAVIAは「X1」搭載。4K対応の小型ハンディカム/アクションカメラも

プレスカンファレンスの模様もお届け
ファイル・ウェブ編集部
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2015 International CESのプレスカンファレンスの後、ブースを開放して多彩な製品群を発表したソニー。この項では、テレビ “BRAVIA”やビデオカメラ “ハンディカム”、そしてアクションカメラなどについてお伝えしていこう。

既報の通り、新BRAVIAは3シリーズ11機種を展開する。新モデルのサイズは43インチから75インチにまで及ぶ。特徴は、新たに開発した4Kプロセッサー「X1」を搭載したことで、これにより色再現性、コントラスト、クラリティーが向上するという。さらにアップスケーリングの「4K X-Reality PRO」と組み合わせることで、様々な映像ソースを美しく見ることが可能になるとしている。

4Kプロセッサー「X1」

色再現性については、引き続きTRILUMINOS技術を採用。またダイナミックレンジを拡張するX-tended Dynamic Rangeも踏襲した。

新BRAVIAのプラットフォームにはAndroid TVを採用している。これによって映像をストリーミング再生したり、ゲームを楽しんだり、ヴォイスサーチを行ったりといったことがかんたんに行える。また、Google Playからコンテンツを手に入れることもできる。

ここからは各シリーズの概要を見ていこう。

ハイレゾ対応の4K BRAVIAが登場

XBR X900Cシリーズは55型と65型、X910Cは75型を用意し、いずれも2015年春に発売予定。本体が超薄型なのが特徴で、最薄部は4.9mmとなっている。

最薄部が4.9mmと超薄型のXBR X900Cシリーズ

X900Cシリーズを横から見たところ


指の先と比べるとその薄さがわかるはず

中型サイズも超薄型モデルを用意する
X930CシリーズとX940Cシリーズは、なんと“ハイレゾ対応仕様”のスピーカーを搭載したとういモデル。X930Cは65型、X940は75型となり、これまでの磁性流体スピーカーに加え、トゥイーターも備えることで、ハイレゾ対応を実現した。また、放送などの圧縮音源を最大192kHz/24bit相当の音質にアップスケーリングできる独自技術「DSEE HX」も採用する。

XBR-75X940C

新たにトゥイーターを装備した

そのほか、XBR-X850CやX830Cシリーズなどもラインナップとして用意。850Cシリーズは55/65/75型の展開で、X830Cシリーズは43/49型の展開となる。

なお、これらの4Kテレビは、動画圧縮規格H.265/HEVCやWebM VP9をサポートし、様々な4K配信・放送サービスへ対応。なお、YouTubeは世界中でVP9を採用しており、これによりYouTubeにアップロードされた4Kコンテンツも再生が可能だ。

会場内では新BRAVIAの色再現性、コントラスト表現力などを比較するデモが盛んに行われている。Android TVの使い勝手を含め、これらについては別記事でくわしく紹介する。


PlayStation Nowに対応した小型BDプレーヤー

ダイナミックレンジなどを比較するデモが盛んに行われていた
小型の4Kハンディカムや4Kアクションカムが登場

AR技術を採用したグラス型ディスプレイの試作機

実際の映像に、画面のようにナビゲーションが重ね合わせて表示される

4K対応ハンディカムでは、現行機比で体積約30%、質量約20%減の小型・軽量化を実現した「FDR-AX33」が発表された。3月に1100ドル程度で発売する。

「FDR-AX33」

2台のカメラをシューアダプターで連結して撮影する提案も行われていた

空間光学手ブレ補正を備え、ハイビットレートでのX AVC S記録も可能とした。レンズはカールツァイスのT*。

4Kアクションカム「FDR-X100V」も出展。3月に500ドルで販売を開始する。同社としてはじめての4K対応主観視点カメラで、3840×2160 @30p, 15pでの記録が可能。4K記録時の最大ビットレートは100Mbps。

4Kアクションカム「FDR-X100V」

横から見たところ

FDR-X100Vは、フルHD記録時にはより進んだ手ブレ補正を実現。風ノイズも低減する。

上から見たところ

プレスカンファレンスには平井CEOが登場

ブース開放に先立って行われたプレスカンファレンスには、ソニー 社長兼CEOの平井一夫氏と、Sony Electronics プレジデント&COOのMike Fasulo氏が主に登壇。ニュースで紹介している新製品群を紹介した。フォトレポート形式でその模様をお伝えしよう。

ソニー 社長兼CEOの平井一夫氏

ライトとスピーカーが合体した商品も紹介


CMOSセンサーがクルマの様々な箇所に使われる可能性があることを強調する平井CEO

Life Space UXの関連製品は多数ある、と平井CEO


Google Castの便利さも強調した

新BRAVIAは大きく分けて3シリーズ


X1プロセッサーの強力さをアピール

TRILUMINOSとX1プロセッサーで、色再現性がさらに豊かになると紹介


NETFLIXでHDR配信が行われることも紹介した

Android TVによりワンフリック・エンターテイメントが実現するとアピール


アクションカメラを試用したスケートボーダーのトニー・ホーク氏(左)も登壇した

ソニーとして初の4K対応POVカメラが登場


4Kハンディカムがさらに小型化したことを強調

Sony Electronics プレジデント&COOのMike Fasulo氏


スマートバンドとファッションブランドとのコラボを紹介

SmartWatch 3も発表された。別項で紹介する


LDACについても時間を割いた

製品やコンテンツを通じて「感動を届けたい」と平井CEO

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