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公開日 2015/03/05 15:25
<MWC>ハーマン、AKG“Nシリーズ”の新イヤホン「N20」/NCヘッドホン「N60NC」を世界初公開
MWC 2015でワールドプレミア
ハーマンインターナショナルは日本でも好評発売中のAKG「Yシリーズ」の上位にあたる「Nシリーズ」の新ラインナップを発表。スペイン・バルセロナで開催中のMWC 2015に出展するブースでは、新イヤホンの「N20」、NCヘッドホン「N60NC」を世界で初めて公開した。
■プレミアムクラスのカナル型イヤホン「N20」
「N20」は半密閉タイプのカナル型イヤホン。アルミハウジングの後ろ側にポートを設けて、クリアな中高域と切れが良くリッチな低域再生を実現している。アルマイト仕上げの上質なラウンドフォルムのハウジングとしたことにより装着感も高めた。カラーバリエーションは3色を揃える。ケーブルのインラインにリモコンを搭載するモデルはブラックとシルバーの2色となり、主に欧米市場で展開する。日本を含むアジア市場にはリモコンレスのモデルも用意され、カラーバリエーションはゴールドとブラックになる予定。「日本と欧米ではイヤホン・ヘッドホンのリモコンに対する需要が異なっているので、各市場のニーズにマッチする商品展開とした」と同社のスタッフは語る。
もしかすると日本ではリモコン付きのモデルは販売されないかもしれないが、実はこの「N20」の特徴を語る上で重要なポイントの一つがリモコンになる。本機のワールドプレミアをモバイル関連の展示会であるMWCで実施した背景にもつながるのだが、「スマートフォンリスニングに最適化したイヤホン」として、リモコンに搭載する3ボタンをシングルボタンの動作に切り替えるスイッチを配置した「ユニバーサル3ボタン リモート/マイク」仕様としているのだ。リモコンユニットの背面に「I/iOS」「A/Android」を切り替えるスイッチを設けた。アップルのMFiも取得している。
今回展示されたケーブルの被覆はファブリック製だったが「試作してみてタッチノイズが出ることがわかったので、製品版では樹脂製に変更する予定」(ハーマンのスタッフ)という。細かな外装の使用については最終段階ではないプロトタイプだが、音は最終の状態に近いので試聴も可能ということだったので、世界初披露の本機を聴かせてもらうことにした。
PonoPlayerをリファレンスに、Daft Punk「Random Access Memories」から『Get Lucky』を試聴。低域が驚くほどクリアで、しっかりとした量感も備えながらアタックの鋭さ、切れ味ともに抜群。中高域とのセパレーションも良好で、ギターのカッティングやリズムの粒立ちはメリハリがあってディティールの彫りも深い。高域はAKGならではの自然な透明感が心地良い。ボーカルのハイトーンが伸びやかで、低域の強さに負けることなく芯が強く、細かな音も立体的に浮かび上がってくる。全体のバランスも重視した丁寧な音に仕上げられているという印象を受けた。
スペックは再生周波数帯域が20Hz〜20kHzをカバー。インピーダンスは16Ωで、感度は98dB。質量は9.75g。販売価格は129ユーロ。6月からワールドワイドに展開が予定されている。
■ポータブルタイプのアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホン「N60NC」
Nシリーズのラインナップとしてもう一つ発表されていた製品が密閉型オンイヤータイプのアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホン「N60NC」だ。
アクティブノイズキャンセルは、マイクをイヤーカップの内側に設けるフィードバックと、外側に配置するフィードフォワードの両方を合わせてより高いNC効果を得るハイブリッド方式が採用されている。本機はまだ音質が最終段階ではないプロトタイプだったため試聴はできなかったが、NC効果だけは試すことができた。左側ハウジングの後ろにNC機能のON/OFFスイッチが設けられ、ONにすると展示会場の喧噪もかなりハイレベルに消音された。
本体は折り畳み機構を採用。パッケージに付属するキャリングポーチにより軽快に持ち運びながら音楽を楽しめる。詳しいスペックに関する情報は今回のイベント時点で明らかにされていなかったが、AKGの「K490 NC」をベースに、Nシリーズ独自の味付けを施したモデルになりそうだ。
■YurbudsのBluetoothイヤホン「Endure Wireless」
Yurbudsのブランドからも新しいスポーツ用Bluetoothイヤホンが登場する。日本未発表のモデルには「Endure Wireless」というネックストラップタイプの新製品が予定されており、本機もJBLがサウンドをプロデュースしている。ランナーにとっての使い勝手も高めるため、イヤーチップのフィット感を損なうことなく、耳との間にわずかな隙間を設けることで外部音を取り込めるようにして、音楽を聴きながらでも安全にジョギングなどスポーツが楽しめるようになっているのが大きな特徴だ。
ブースで展示の内容を説明してくれたハーマンインターナショナルのスポーツヘッドホン&ウェアラブル製品シニア・セールス・マネージャーのDAMON JOHNSON氏は「本機をベースに、次の展開としてはセンサーを内蔵して、ジェスチャー操作で音楽再生やハンズフリー通話のコントロールもできるようにしたい」と、次期製品の企画についても語ってくれた。JBLのブランドからは、実際にジェスチャーコントロールで、ペアリングしたスマートフォンの音楽再生操作がコントロールできるBluetoothイヤホン「Reflect Response」も今夏に発売が予定されている。本機に搭載されている技術がグループブランドのYurbudsにも展開されることになりそうだ。
■プレミアムクラスのカナル型イヤホン「N20」
「N20」は半密閉タイプのカナル型イヤホン。アルミハウジングの後ろ側にポートを設けて、クリアな中高域と切れが良くリッチな低域再生を実現している。アルマイト仕上げの上質なラウンドフォルムのハウジングとしたことにより装着感も高めた。カラーバリエーションは3色を揃える。ケーブルのインラインにリモコンを搭載するモデルはブラックとシルバーの2色となり、主に欧米市場で展開する。日本を含むアジア市場にはリモコンレスのモデルも用意され、カラーバリエーションはゴールドとブラックになる予定。「日本と欧米ではイヤホン・ヘッドホンのリモコンに対する需要が異なっているので、各市場のニーズにマッチする商品展開とした」と同社のスタッフは語る。
もしかすると日本ではリモコン付きのモデルは販売されないかもしれないが、実はこの「N20」の特徴を語る上で重要なポイントの一つがリモコンになる。本機のワールドプレミアをモバイル関連の展示会であるMWCで実施した背景にもつながるのだが、「スマートフォンリスニングに最適化したイヤホン」として、リモコンに搭載する3ボタンをシングルボタンの動作に切り替えるスイッチを配置した「ユニバーサル3ボタン リモート/マイク」仕様としているのだ。リモコンユニットの背面に「I/iOS」「A/Android」を切り替えるスイッチを設けた。アップルのMFiも取得している。
今回展示されたケーブルの被覆はファブリック製だったが「試作してみてタッチノイズが出ることがわかったので、製品版では樹脂製に変更する予定」(ハーマンのスタッフ)という。細かな外装の使用については最終段階ではないプロトタイプだが、音は最終の状態に近いので試聴も可能ということだったので、世界初披露の本機を聴かせてもらうことにした。
PonoPlayerをリファレンスに、Daft Punk「Random Access Memories」から『Get Lucky』を試聴。低域が驚くほどクリアで、しっかりとした量感も備えながらアタックの鋭さ、切れ味ともに抜群。中高域とのセパレーションも良好で、ギターのカッティングやリズムの粒立ちはメリハリがあってディティールの彫りも深い。高域はAKGならではの自然な透明感が心地良い。ボーカルのハイトーンが伸びやかで、低域の強さに負けることなく芯が強く、細かな音も立体的に浮かび上がってくる。全体のバランスも重視した丁寧な音に仕上げられているという印象を受けた。
スペックは再生周波数帯域が20Hz〜20kHzをカバー。インピーダンスは16Ωで、感度は98dB。質量は9.75g。販売価格は129ユーロ。6月からワールドワイドに展開が予定されている。
■ポータブルタイプのアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホン「N60NC」
Nシリーズのラインナップとしてもう一つ発表されていた製品が密閉型オンイヤータイプのアクティブ・ノイズキャンセリングヘッドホン「N60NC」だ。
アクティブノイズキャンセルは、マイクをイヤーカップの内側に設けるフィードバックと、外側に配置するフィードフォワードの両方を合わせてより高いNC効果を得るハイブリッド方式が採用されている。本機はまだ音質が最終段階ではないプロトタイプだったため試聴はできなかったが、NC効果だけは試すことができた。左側ハウジングの後ろにNC機能のON/OFFスイッチが設けられ、ONにすると展示会場の喧噪もかなりハイレベルに消音された。
本体は折り畳み機構を採用。パッケージに付属するキャリングポーチにより軽快に持ち運びながら音楽を楽しめる。詳しいスペックに関する情報は今回のイベント時点で明らかにされていなかったが、AKGの「K490 NC」をベースに、Nシリーズ独自の味付けを施したモデルになりそうだ。
■YurbudsのBluetoothイヤホン「Endure Wireless」
Yurbudsのブランドからも新しいスポーツ用Bluetoothイヤホンが登場する。日本未発表のモデルには「Endure Wireless」というネックストラップタイプの新製品が予定されており、本機もJBLがサウンドをプロデュースしている。ランナーにとっての使い勝手も高めるため、イヤーチップのフィット感を損なうことなく、耳との間にわずかな隙間を設けることで外部音を取り込めるようにして、音楽を聴きながらでも安全にジョギングなどスポーツが楽しめるようになっているのが大きな特徴だ。
ブースで展示の内容を説明してくれたハーマンインターナショナルのスポーツヘッドホン&ウェアラブル製品シニア・セールス・マネージャーのDAMON JOHNSON氏は「本機をベースに、次の展開としてはセンサーを内蔵して、ジェスチャー操作で音楽再生やハンズフリー通話のコントロールもできるようにしたい」と、次期製品の企画についても語ってくれた。JBLのブランドからは、実際にジェスチャーコントロールで、ペアリングしたスマートフォンの音楽再生操作がコントロールできるBluetoothイヤホン「Reflect Response」も今夏に発売が予定されている。本機に搭載されている技術がグループブランドのYurbudsにも展開されることになりそうだ。