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公開日 2016/01/12 14:57
<CES>ドルビーアトモスVRを披露。ドルビービジョン/アトモスによるSVODもアピール
次世代放送向け音声規格「AC-4」もアピール
2016 International CESにて、ドルビーはWynnホテルに大規模なプライベートブースを出展。「ドルビービジョン」「ドルビーアトモス」「ドルビーアトモスVR」「AC-4」の4つをテーマの柱に据えたデモンストレーションを披露した。
■ドルビーアトモスVRを「Oculus+リアル7.1.4アトモス」で体験
ドルビーは「VR」に積極的に取り組んでいることも強くアピール。VR用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus」を用いて「ドルビーアトモスVR」の再生デモを行った。
VR映像の音声にドルビーアトモスを用いる「ドルビーアトモスVR」は、すでにハリウッドの主要スタジオでもミキシング可能な環境が整っているとのこと。ブースではVRコンテンツを作成する「Jaunt」社との協力によって作成されたドルビーアトモスVR採用のVRコンテンツを視聴することができた。
デモンストレーションはユニークなもので、OculusによるVRを見ながら、サウンドはAVアンプとスピーカーで構成された7.1.4のドルビーアトモスで聴くという方法が採られた。
ディスクリートの7.1.4で提供されるアトモスサウンドとVR映像の調和は、想像以上に自然でリアルだ。視聴したホラー映画では、自分の周囲を横切る少女の足音や背後の物音に思わず反応してしまう。ヘッドホンによるバーチャルサラウンドとは比較にならないリアリティを実現してくれる。
スクリーンでドルビーアトモス収録ソフトを視聴するとき、真上方向からの音に思わず顔を向けると天井が目に入って「ちょっと興ざめ」と感じることがあるのだが、VRならばアトモスの音声と同じだけの領域の映像が用意されている。サウンドと映像が同じ領域で展開するVR映像の没入感は期待以上だった。
ポール・マッカートニのライブ映像も同システムで視聴。ステージ視点とアリーナ視点での映像の切替にやや不自然さはあるものの、スペクタクルなステージの模様をバンドメンバーの視点で楽しめる。ライブの臨場感をBDなどの映像とはちがったかたちで味わうことができた。
なお、会場ではサムスンのGEAR VRとヘッドホンを組み合わせたデモも実施。ヘッドホンによるドルビーアトモス再生のデモも体験できた。
■ドルビービジョン+アトモスが楽しめる環境はすでに整った
ドルビーが手がけるHDR規格「ドルビービジョン」については、北米では各社のテレビにすでに導入が開始されていることをアピール。さらにSVOD(定額制動画配信サービス)でもドルビービジョン映像によるコンテンツの配信が開始していることを紹介し、すでにドルビービジョンを楽しめる環境が整っていることをアピールしていた。
ドルビービジョン対応テレビについては、今回のCESでもLGが最上位の有機ELテレビ「LG Signature」への採用を発表したが(関連ニュース)、北米では他にもVISIOのドルビービジョン対応テレビがすでに発売済み。TCLも2016年に対応テレビの発売を予定している。
SVODについては、米国では「VUDU」がすでにドルビービジョンを採用済み。現時点で4K/ドルビービジョン+ドルビーアトモス収録のコンテンツを40タイトル程度配信しているとのこと。
ドルビーは「すでに北米では対応機器とコンテンツの両面で、ドルビービジョン+ドルビーアトモスが楽しめる環境が整っている」ことを紹介するべく、現行製品と提供中のサービスのみで構成した“ドルビービジョン&ドルビーアトモス”シアターをブース内に用意。VISIOのテレビ、デノンのAVアンプとクリプシュのイネーブルドスピーカーを一体化したフロア型スピーカーなどを用いた7.1.4システムを構築し、HDRとオブジェクトオーディオが手軽に楽しめる環境がすでに整っていることを強くアピールしていた。
また、ヤマハのドルビーアトモス対応サウンドバー「YSP-5800」を使った体験スペースも用意。アトモスがシンプルなシステムでも楽しめることを紹介していた。
次世代放送/ストリーミング向けの音声フォーマット「AC-4」は、オブジェクトオーディオに対応していることが特徴。用意されたデモでは、スポーツ中継において多言語と、様々な場所に設置されたマイクの音声(味方/相手サイド、フィールド音声/実況など)を自由に組み合わせて、好みの音声で視聴できることをアピールした。またオブジェクトオーディオによって各音声を送ってテレビ側で組み合わせることで、伝送量が抑えられるメリットも紹介された。
■ドルビーアトモスVRを「Oculus+リアル7.1.4アトモス」で体験
ドルビーは「VR」に積極的に取り組んでいることも強くアピール。VR用ヘッドマウントディスプレイ「Oculus」を用いて「ドルビーアトモスVR」の再生デモを行った。
VR映像の音声にドルビーアトモスを用いる「ドルビーアトモスVR」は、すでにハリウッドの主要スタジオでもミキシング可能な環境が整っているとのこと。ブースではVRコンテンツを作成する「Jaunt」社との協力によって作成されたドルビーアトモスVR採用のVRコンテンツを視聴することができた。
デモンストレーションはユニークなもので、OculusによるVRを見ながら、サウンドはAVアンプとスピーカーで構成された7.1.4のドルビーアトモスで聴くという方法が採られた。
ディスクリートの7.1.4で提供されるアトモスサウンドとVR映像の調和は、想像以上に自然でリアルだ。視聴したホラー映画では、自分の周囲を横切る少女の足音や背後の物音に思わず反応してしまう。ヘッドホンによるバーチャルサラウンドとは比較にならないリアリティを実現してくれる。
スクリーンでドルビーアトモス収録ソフトを視聴するとき、真上方向からの音に思わず顔を向けると天井が目に入って「ちょっと興ざめ」と感じることがあるのだが、VRならばアトモスの音声と同じだけの領域の映像が用意されている。サウンドと映像が同じ領域で展開するVR映像の没入感は期待以上だった。
ポール・マッカートニのライブ映像も同システムで視聴。ステージ視点とアリーナ視点での映像の切替にやや不自然さはあるものの、スペクタクルなステージの模様をバンドメンバーの視点で楽しめる。ライブの臨場感をBDなどの映像とはちがったかたちで味わうことができた。
なお、会場ではサムスンのGEAR VRとヘッドホンを組み合わせたデモも実施。ヘッドホンによるドルビーアトモス再生のデモも体験できた。
■ドルビービジョン+アトモスが楽しめる環境はすでに整った
ドルビーが手がけるHDR規格「ドルビービジョン」については、北米では各社のテレビにすでに導入が開始されていることをアピール。さらにSVOD(定額制動画配信サービス)でもドルビービジョン映像によるコンテンツの配信が開始していることを紹介し、すでにドルビービジョンを楽しめる環境が整っていることをアピールしていた。
ドルビービジョン対応テレビについては、今回のCESでもLGが最上位の有機ELテレビ「LG Signature」への採用を発表したが(関連ニュース)、北米では他にもVISIOのドルビービジョン対応テレビがすでに発売済み。TCLも2016年に対応テレビの発売を予定している。
SVODについては、米国では「VUDU」がすでにドルビービジョンを採用済み。現時点で4K/ドルビービジョン+ドルビーアトモス収録のコンテンツを40タイトル程度配信しているとのこと。
ドルビーは「すでに北米では対応機器とコンテンツの両面で、ドルビービジョン+ドルビーアトモスが楽しめる環境が整っている」ことを紹介するべく、現行製品と提供中のサービスのみで構成した“ドルビービジョン&ドルビーアトモス”シアターをブース内に用意。VISIOのテレビ、デノンのAVアンプとクリプシュのイネーブルドスピーカーを一体化したフロア型スピーカーなどを用いた7.1.4システムを構築し、HDRとオブジェクトオーディオが手軽に楽しめる環境がすでに整っていることを強くアピールしていた。
また、ヤマハのドルビーアトモス対応サウンドバー「YSP-5800」を使った体験スペースも用意。アトモスがシンプルなシステムでも楽しめることを紹介していた。
次世代放送/ストリーミング向けの音声フォーマット「AC-4」は、オブジェクトオーディオに対応していることが特徴。用意されたデモでは、スポーツ中継において多言語と、様々な場所に設置されたマイクの音声(味方/相手サイド、フィールド音声/実況など)を自由に組み合わせて、好みの音声で視聴できることをアピールした。またオブジェクトオーディオによって各音声を送ってテレビ側で組み合わせることで、伝送量が抑えられるメリットも紹介された。