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公開日 2016/06/16 18:14
アストロデザイン、“フルスペック8K”対応機など豊富な8K製品群をアピール
業界関係者向けのプライベートショーを開催
アストロデザインは、同社製品を放送業界関係者などに披露するプライベートショーを開催。新製品や参考展示を含め、様々な8K・4K対応製品のデモを行った。
会場に入るとまず来場者を出迎えるのが、NHKおよびLGと協力して開発を進めている厚さわずか1mmのシート型ディスプレイ。65型のディスプレイ4枚を組み合わせた130型相当のディスプレイに、同社製8Kインターフェースコンバーター「DP-3818」を組み合わせたシステムだ。
将来的には“シート”という名の通り、巻き取れるようなものにすることを目指している。なお、本システムは先日開催されたNHK技研公開で参考展示されていたもの。今回のデモでは、カメラなど同社製機材で撮影したコンテンツを使用していた。
また、インターフェースコンバーター「FC-8216」などの同社製品とシャープ製ディスプレイによる「8Kシアター」も展開。8K HDR(60Hz)コンテンツの上映を、4.1chのサラウンド環境と組み合わせて行っていた。
ディスプレイでは、120Hzの“フルスペック8K”に対応した55型液晶モニター「DM-3815」を展示。7,680×4,320解像度を持ち、U-SDI、SNAP12形式の信号、3G/HD-SDIを入力して8K映像を表示できるというもので、U-SDI 1本でフルスペック8K SHV視聴環境を構築できることをアピールしていた。
“フルスペック8K”対応製品としては、SSDレコーダー「HR-7518」も展示。グラスバレーのHQXによる圧縮記録、および非圧縮記録両対応のビデオレコーダーで、モジュール拡張によって8K RGB 4:4:4 120pのフルスペック8K記録が可能なことを紹介していた。
加えて、フルスペック8Kの色補正に用いるカラーグレーディング装置もデモ。傷補正、ディテール補正、レンズ収差補正、カーグレーグレーディング処理をリアルタイムで行うことができるため、オリンピックなどスポーツを8K中継する際に利用できるとしていた。
カメラでは、1億3,300万画素センサーを使用した「フル解像度8K単板カメラシステム」を参考出展。単板式は光をRGBの3色へ分けるプリズムが不要なため、カメラの小型化に適している。本システムでは、1億3,300万画素センサーを用いることで、単板式で始めてフル解像度の8K映像を撮影できるようになった。
なお、本システムはNHKと共同開発したもので、カメラヘッド「AH-4810-A」、カメラコントロールユニット「AC-4811-A」、マスターコントローラーからなる3ユニット構成。今後は“フルスペック8K”化(RGB/4:4:4/120p)を図るという。
また、HDRにも対応する8Kカメラヘッド「AH-4801-B」も展示。ARIB STD-B67(Hybrid Log Gamma方式)に準拠し、ダイナミックレンジを400%/600%/800%/1200%/1600%/2000%から選択可能なHDR機能が追加されたことなどを紹介していた。
そのほか、ソシオネクストの8K HEVCデコーダーボードとアストロデザインの技術を組み合わせた製品の開発を検討していることも参考展示。HEVCに圧縮した8KコンテンツをSDカードに格納し、このコンテンツをデコードした映像をHDMI 4本で出力するというデモを披露していた。
また、8K・4K放送で用いられる多重化方式「MMT」に対応した製品を取り揃えていることもアピール。今年8月からの8K試験放送、2018年からの4K 8K実用放送開始に向け、「放送監視、MMT多重化装置、HEVCデコーダーなど機関部分への製品展開も視野に入れている」とした。
会場に入るとまず来場者を出迎えるのが、NHKおよびLGと協力して開発を進めている厚さわずか1mmのシート型ディスプレイ。65型のディスプレイ4枚を組み合わせた130型相当のディスプレイに、同社製8Kインターフェースコンバーター「DP-3818」を組み合わせたシステムだ。
将来的には“シート”という名の通り、巻き取れるようなものにすることを目指している。なお、本システムは先日開催されたNHK技研公開で参考展示されていたもの。今回のデモでは、カメラなど同社製機材で撮影したコンテンツを使用していた。
また、インターフェースコンバーター「FC-8216」などの同社製品とシャープ製ディスプレイによる「8Kシアター」も展開。8K HDR(60Hz)コンテンツの上映を、4.1chのサラウンド環境と組み合わせて行っていた。
ディスプレイでは、120Hzの“フルスペック8K”に対応した55型液晶モニター「DM-3815」を展示。7,680×4,320解像度を持ち、U-SDI、SNAP12形式の信号、3G/HD-SDIを入力して8K映像を表示できるというもので、U-SDI 1本でフルスペック8K SHV視聴環境を構築できることをアピールしていた。
“フルスペック8K”対応製品としては、SSDレコーダー「HR-7518」も展示。グラスバレーのHQXによる圧縮記録、および非圧縮記録両対応のビデオレコーダーで、モジュール拡張によって8K RGB 4:4:4 120pのフルスペック8K記録が可能なことを紹介していた。
加えて、フルスペック8Kの色補正に用いるカラーグレーディング装置もデモ。傷補正、ディテール補正、レンズ収差補正、カーグレーグレーディング処理をリアルタイムで行うことができるため、オリンピックなどスポーツを8K中継する際に利用できるとしていた。
カメラでは、1億3,300万画素センサーを使用した「フル解像度8K単板カメラシステム」を参考出展。単板式は光をRGBの3色へ分けるプリズムが不要なため、カメラの小型化に適している。本システムでは、1億3,300万画素センサーを用いることで、単板式で始めてフル解像度の8K映像を撮影できるようになった。
なお、本システムはNHKと共同開発したもので、カメラヘッド「AH-4810-A」、カメラコントロールユニット「AC-4811-A」、マスターコントローラーからなる3ユニット構成。今後は“フルスペック8K”化(RGB/4:4:4/120p)を図るという。
また、HDRにも対応する8Kカメラヘッド「AH-4801-B」も展示。ARIB STD-B67(Hybrid Log Gamma方式)に準拠し、ダイナミックレンジを400%/600%/800%/1200%/1600%/2000%から選択可能なHDR機能が追加されたことなどを紹介していた。
そのほか、ソシオネクストの8K HEVCデコーダーボードとアストロデザインの技術を組み合わせた製品の開発を検討していることも参考展示。HEVCに圧縮した8KコンテンツをSDカードに格納し、このコンテンツをデコードした映像をHDMI 4本で出力するというデモを披露していた。
また、8K・4K放送で用いられる多重化方式「MMT」に対応した製品を取り揃えていることもアピール。今年8月からの8K試験放送、2018年からの4K 8K実用放送開始に向け、「放送監視、MMT多重化装置、HEVCデコーダーなど機関部分への製品展開も視野に入れている」とした。