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公開日 2016/12/17 12:00
AudioQuest、初の密閉型ヘッドホン「NightnOwl Carbon」 ー 改良版NightHawkも
価格はいずれも実売9.5万円
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うAudioQuestから密閉型ヘッドホン「NightOwl Carbon」と、昨年登場したセミオープン型ヘッドホン NightHawkの改良モデル「NightHawk Carbon」を2017年1月中旬より順次発売する。
・「NightOwl Carbon」 2017年1月中旬発売 ¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
・「NightHawk Carbon」 2017年2月発売 ¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
AudioQuestは2016年5月に同社初のヘッドホン「NightHawk」を発売。本機はセミオープン型を採用していたが、早い段階から本機の密閉型バージョン「NightOwl」を開発中であることが明かされていた。それが今回「NightHawk Carbon」として正式発表されたかたち。併せて、従来のNightHawkに対して、NightOwl Carbonの開発を通して実現した改良を反映させた「NightHawk Carbon」も登場する。
なお、「Carbon」という名称は、表面塗装を「カーボンメタリック」と呼ばれる、自動車のポルシェに由来するカラー/仕上げとしたことに由来する。
NightOwl Carbonは、セミオープン型NightHawkの特徴のひとつだった3Dプリンターで製造されたサウンド拡散グリルに変わって、密閉型ヘッドホン専用のダンピングシステムを搭載する。
振動板や磁気回路、ヘッドバンドなどベースとなる要素は従来のNightHawkから踏襲している。詳細はこちらのNightHawkの記事を参照してほしい。
本機のイヤーカップの中央円形部分・裏にはベントが設けられ、見えない位置に配置された“エアフロー抵抗ポート”へと接続されているという。そのため、一般的な密閉型ヘッドホンと異なり、圧力上昇を効率的に抑えてドライバー内で空気が自由に流れるような設計を実現できたとのこと。これにより再生時においても、リンギングや不要振動、共鳴のない状態を保つことができるとしている。
さらに、アコーステックや外観の改良も実施。具体的には内部部品の改良を行い、許容誤差を厳密化して空気漏れを除去。エアフローと歪みを改善したという。
イヤーパッドは、従来品に改良を加えた「ブーストパッド」と、新たに加わる「ウルトラスエードパッド」の2種類が同梱される。
ブーストパッドは、表面のプロテインレザーの密着性を向上。さらにイヤーパッドの底側の薄いファブリックを改良することで音の反射率をアップさせて、特に高域の明瞭さを改善したという。さらに通気性も向上させ、快適な装着性はもちろん、低音の抜けの良さも改善した。
新たに加わった「ウルトラスエードパッド」は、名前の通り表面をスエード素材としている。付け心地のちがいはもちろん、パッドが音をより吸収するようにチューニングされており、特に低域の質感がブーストパッドと異なるという。
ヘッドパッドは、細部にまでステッチを施した本革のヘッドパッドを新たに採用。装着感の向上とともに、外観のラグジュアリーな感触を実現した。
そもそもケーブルブランドであるAudioQuestとしてこだわってきたケーブルも改良。ケーブルの長さをデスクトップやポータブルでの用途を考慮して1.3mに短縮して、マイク付きリモコン搭載とした。柔軟性のある非ブレード・ジャケットを新たに採用することで、耐久性をアップさせねじれも起こりにくくしたという。マイク付きリモコンの搭載については、音楽信号用とマイク用で信号線を完全に分離することで、音質への影響を排除しているという。なお、マイクリモコン非搭載のケーブルの同梱は行われない。
NightHawk Carbonは、密閉型ハウジングをのぞく上記のNightOwl Carbonの改善点を、従来のNightHawkへ反映させたものとなる。また、NightOwl Carbonと併せて、生産における精度を大幅に向上させたとのこと。音質傾向は従来のNightHawkを踏襲し、各種改良によって底上げを図っている。
なお、本機はポタフェス2016冬にも出展、実際に試聴することができる。また本誌では、イベントに合わせて来日している両モデルの開発者 スカイラー・グレイ氏へのインタビューを行った。この模様は別途追ってお伝えしたい。
・「NightOwl Carbon」 2017年1月中旬発売 ¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
・「NightHawk Carbon」 2017年2月発売 ¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
AudioQuestは2016年5月に同社初のヘッドホン「NightHawk」を発売。本機はセミオープン型を採用していたが、早い段階から本機の密閉型バージョン「NightOwl」を開発中であることが明かされていた。それが今回「NightHawk Carbon」として正式発表されたかたち。併せて、従来のNightHawkに対して、NightOwl Carbonの開発を通して実現した改良を反映させた「NightHawk Carbon」も登場する。
なお、「Carbon」という名称は、表面塗装を「カーボンメタリック」と呼ばれる、自動車のポルシェに由来するカラー/仕上げとしたことに由来する。
NightOwl Carbonは、セミオープン型NightHawkの特徴のひとつだった3Dプリンターで製造されたサウンド拡散グリルに変わって、密閉型ヘッドホン専用のダンピングシステムを搭載する。
振動板や磁気回路、ヘッドバンドなどベースとなる要素は従来のNightHawkから踏襲している。詳細はこちらのNightHawkの記事を参照してほしい。
本機のイヤーカップの中央円形部分・裏にはベントが設けられ、見えない位置に配置された“エアフロー抵抗ポート”へと接続されているという。そのため、一般的な密閉型ヘッドホンと異なり、圧力上昇を効率的に抑えてドライバー内で空気が自由に流れるような設計を実現できたとのこと。これにより再生時においても、リンギングや不要振動、共鳴のない状態を保つことができるとしている。
さらに、アコーステックや外観の改良も実施。具体的には内部部品の改良を行い、許容誤差を厳密化して空気漏れを除去。エアフローと歪みを改善したという。
イヤーパッドは、従来品に改良を加えた「ブーストパッド」と、新たに加わる「ウルトラスエードパッド」の2種類が同梱される。
ブーストパッドは、表面のプロテインレザーの密着性を向上。さらにイヤーパッドの底側の薄いファブリックを改良することで音の反射率をアップさせて、特に高域の明瞭さを改善したという。さらに通気性も向上させ、快適な装着性はもちろん、低音の抜けの良さも改善した。
新たに加わった「ウルトラスエードパッド」は、名前の通り表面をスエード素材としている。付け心地のちがいはもちろん、パッドが音をより吸収するようにチューニングされており、特に低域の質感がブーストパッドと異なるという。
ヘッドパッドは、細部にまでステッチを施した本革のヘッドパッドを新たに採用。装着感の向上とともに、外観のラグジュアリーな感触を実現した。
そもそもケーブルブランドであるAudioQuestとしてこだわってきたケーブルも改良。ケーブルの長さをデスクトップやポータブルでの用途を考慮して1.3mに短縮して、マイク付きリモコン搭載とした。柔軟性のある非ブレード・ジャケットを新たに採用することで、耐久性をアップさせねじれも起こりにくくしたという。マイク付きリモコンの搭載については、音楽信号用とマイク用で信号線を完全に分離することで、音質への影響を排除しているという。なお、マイクリモコン非搭載のケーブルの同梱は行われない。
NightHawk Carbonは、密閉型ハウジングをのぞく上記のNightOwl Carbonの改善点を、従来のNightHawkへ反映させたものとなる。また、NightOwl Carbonと併せて、生産における精度を大幅に向上させたとのこと。音質傾向は従来のNightHawkを踏襲し、各種改良によって底上げを図っている。
なお、本機はポタフェス2016冬にも出展、実際に試聴することができる。また本誌では、イベントに合わせて来日している両モデルの開発者 スカイラー・グレイ氏へのインタビューを行った。この模様は別途追ってお伝えしたい。
トピック
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドAUDIOQUEST
- 型番NightOwl Carbon
- 発売日2017年1月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
[SPEC]●型式:密閉型 ●インピーダンス:25Ω ●感度:99dB SPL/mW ●最大許容入力:1.5w ●ドライバー:50mmダイナミック型 ●ケーブル長:1.3m ●質量:346g
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドAUDIOQUEST
- 型番NightHawk Carbon
- 発売日2017年2月
- 価格¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
[SPEC]●型式:セミオープン ●インピーダンス:25Ω ●感度:99dB SPL/mW ●最大許容入力:1.5w ●ドライバー:50mmダイナミック型 ●ケーブル長:1.3m ●質量:346g