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公開日 2017/04/11 11:47
ソニー、“紙のように読み書きできる”世界最薄最軽量の新電子ペーパー端末
電子ペーパー事業でE Inkと合弁会社設立も発表
ソニーは、新開発“ノンスリップパネル”搭載の高解像度電子ペーパー採用によって紙に書くような書き味を実現したというデジタルペーパー端末「DPT-RP1」を6月5日に発売する。オープン価格だが80,000円前後での実売が予想される。
重さ約349g、厚さ約5.9mmで、A4サイズ相当となる13.3インチ(1,650×2,200ドット)の高解像度電子ペーパーディスプレイを搭載したデジタル端末。10インチ以上のモバイル製品として世界最薄最軽量を実現したという。
内蔵メモリーに約1万ファイルの電子文書をPDF形式で保存可能。「DPT-S1」の後継機にあたり、より高解像度の電子ペーパーを採用したほか、ユーザーの声を参考に、より紙のような使い勝手を実現できるよう、一層の軽量化を図った。加えて、前機種よりもページ送り速度を最大約2倍に高めるなど、読みやすさの向上を図っている。
紙のように読み書きできることを目指し、ボタン配置などのレイアウトを含めデザインを一新。ディスプレイ面は、書きやすさと読みやすさを考慮して、シンプルで段差のないフラットなデザインとし、またホームボタンとマイクロUSB端子は書き込みの際に手が触れないようにディスプレイ上部に配置した。また、端末背面は、長時間持っても疲れを感じにくいよう、わずかな指かかりを設けている。
ディスプレイ表面には、独自開発のノンスリップパネルを採用。適度な凹凸を施した、紙に近い表面加工をすることでペン先の滑りを抑え、適度な抵抗感を持たせることで、より紙に近い書き心地を実現したとしている。なお、書き味を2種類の芯から選択できる。
また、ペン先と描画位置のズレが少なく、ペンの動きに対する遅延も少ないため、違和感なく手書きができるとも同社は説明。さらに、新採用の静電容量方式タッチパネルシステムと、充電式アクティブスタイラスペンの組み合わせにより、画面の端まで細かく書き込めるとしている。
Wi-FiおよびBluetoothにも対応。PCアプリケーション「Digital Paper App」を用いることにより、本機とパソコンの間でのファイルの転送や管理をワイヤレスで行える。なお、マイクロUSB端子での有線接続通信も可能。
また、同アプリでの同期機能を使うと、デジタルペーパー内のフォルダーを、パソコンのローカルフォルダーやクラウドストレージ、ファイルサーバーなどと簡単に連携することが可能だ。
さらに、パソコンの通常の印刷メニューからプリンターとして「デジタルペーパー」を選択することで、様々なファイル形式のドキュメントやメール、WEB画面等を自動でPDFファイルに変換し、デジタルペーパーに「印刷(ファイルを転送)」することも可能。これにより、プリンターを使って紙に印刷する必要がなく、ペーパーレス化を簡単に実現できるとしている。
文書を見比べる、文書を読みながらノートに書き込むなどといった用途を想定し、2画面表示機能も搭載。また、ペンによる手書きのコピー&ペーストや、手書きした“☆”型と“*”の2種類のマークによる検索機能、テンプレートを選べるデジタルノート機能を搭載している。仕事や学習で使っている帳票や記入用紙を登録して利用することもできる。さらに、画面ロックとデータ暗号化で盗み見や情報漏えいを防止するセキュリティ機能も搭載している。
■E Inkと合弁会社設立も発表
上記製品とは別に、ソニー株式会社の子会社であるソニーセミコンダクタソリューションズは、E Ink Holdingsとの間に置いて、電子ペーパーディスプレイを活用した商品ならびに関連するアプリケーションおよび連携プラットフォームの企画・開発・設計・製造・販売などを担う合弁会社を設立することで合意。
合弁会社では、E Ink社が有する電子ペーパーディスプレイの開発や製造技術と、ソニーが行ってきた商品開発やマーケティングの知見を互いに生かすことで、電子ペーパーディスプレイを活用した新たな商品やシステムなどを創出し、市場の拡大を目指していくという。
合弁会社は台湾に登記され、日本における子会社は4月に発足する予定。新会社の資本金は420百万台湾ドル(約15億円)で、合弁会社の主要株主となるE Ink社の子会社と、ソニーセミコンダクタソリューションズの合計出資比率は約70%。残りの株式については、新興企業に投資するベンチャーキャピタル企業が保有する見込み。
合弁会社の取締役会は、E Ink社とソニーセミコンダクタソリューションズが任命した取締役により構成され、ソニーセミコンダクタソリューションズの代表取締役社長である清水照士が取締役を務め、E Ink社の社長でもあるJohnson Leeが会長を務める予定。
重さ約349g、厚さ約5.9mmで、A4サイズ相当となる13.3インチ(1,650×2,200ドット)の高解像度電子ペーパーディスプレイを搭載したデジタル端末。10インチ以上のモバイル製品として世界最薄最軽量を実現したという。
内蔵メモリーに約1万ファイルの電子文書をPDF形式で保存可能。「DPT-S1」の後継機にあたり、より高解像度の電子ペーパーを採用したほか、ユーザーの声を参考に、より紙のような使い勝手を実現できるよう、一層の軽量化を図った。加えて、前機種よりもページ送り速度を最大約2倍に高めるなど、読みやすさの向上を図っている。
紙のように読み書きできることを目指し、ボタン配置などのレイアウトを含めデザインを一新。ディスプレイ面は、書きやすさと読みやすさを考慮して、シンプルで段差のないフラットなデザインとし、またホームボタンとマイクロUSB端子は書き込みの際に手が触れないようにディスプレイ上部に配置した。また、端末背面は、長時間持っても疲れを感じにくいよう、わずかな指かかりを設けている。
ディスプレイ表面には、独自開発のノンスリップパネルを採用。適度な凹凸を施した、紙に近い表面加工をすることでペン先の滑りを抑え、適度な抵抗感を持たせることで、より紙に近い書き心地を実現したとしている。なお、書き味を2種類の芯から選択できる。
また、ペン先と描画位置のズレが少なく、ペンの動きに対する遅延も少ないため、違和感なく手書きができるとも同社は説明。さらに、新採用の静電容量方式タッチパネルシステムと、充電式アクティブスタイラスペンの組み合わせにより、画面の端まで細かく書き込めるとしている。
Wi-FiおよびBluetoothにも対応。PCアプリケーション「Digital Paper App」を用いることにより、本機とパソコンの間でのファイルの転送や管理をワイヤレスで行える。なお、マイクロUSB端子での有線接続通信も可能。
また、同アプリでの同期機能を使うと、デジタルペーパー内のフォルダーを、パソコンのローカルフォルダーやクラウドストレージ、ファイルサーバーなどと簡単に連携することが可能だ。
さらに、パソコンの通常の印刷メニューからプリンターとして「デジタルペーパー」を選択することで、様々なファイル形式のドキュメントやメール、WEB画面等を自動でPDFファイルに変換し、デジタルペーパーに「印刷(ファイルを転送)」することも可能。これにより、プリンターを使って紙に印刷する必要がなく、ペーパーレス化を簡単に実現できるとしている。
文書を見比べる、文書を読みながらノートに書き込むなどといった用途を想定し、2画面表示機能も搭載。また、ペンによる手書きのコピー&ペーストや、手書きした“☆”型と“*”の2種類のマークによる検索機能、テンプレートを選べるデジタルノート機能を搭載している。仕事や学習で使っている帳票や記入用紙を登録して利用することもできる。さらに、画面ロックとデータ暗号化で盗み見や情報漏えいを防止するセキュリティ機能も搭載している。
■E Inkと合弁会社設立も発表
上記製品とは別に、ソニー株式会社の子会社であるソニーセミコンダクタソリューションズは、E Ink Holdingsとの間に置いて、電子ペーパーディスプレイを活用した商品ならびに関連するアプリケーションおよび連携プラットフォームの企画・開発・設計・製造・販売などを担う合弁会社を設立することで合意。
合弁会社では、E Ink社が有する電子ペーパーディスプレイの開発や製造技術と、ソニーが行ってきた商品開発やマーケティングの知見を互いに生かすことで、電子ペーパーディスプレイを活用した新たな商品やシステムなどを創出し、市場の拡大を目指していくという。
合弁会社は台湾に登記され、日本における子会社は4月に発足する予定。新会社の資本金は420百万台湾ドル(約15億円)で、合弁会社の主要株主となるE Ink社の子会社と、ソニーセミコンダクタソリューションズの合計出資比率は約70%。残りの株式については、新興企業に投資するベンチャーキャピタル企業が保有する見込み。
合弁会社の取締役会は、E Ink社とソニーセミコンダクタソリューションズが任命した取締役により構成され、ソニーセミコンダクタソリューションズの代表取締役社長である清水照士が取締役を務め、E Ink社の社長でもあるJohnson Leeが会長を務める予定。