• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/04/12 14:05

オンキヨー/パイオニアのコンポ、e-onkyo楽曲をPCレスで直接ダウンロード可能に

HDDへ直接音源をコピーすることも可能に
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、e-onkyo musicで購入したハイレゾ音源を、コンポなどの対応製品へPCレスで直接ダウンロードできるAV機器向け無償アップデートを本日4月12日より開始した。

PCレスでの楽曲ダウンロードが可能に

対応するのは、オンキヨーブランド「NS-6170」、「NS-6130」、INTEC「R-N855」、そしてパイオニアブランドの「N-30AE」、「NC-50」、「XC-HM86」、「X-HM76」。各機器をアップデートしてe-onkyoダウンローダー機能を利用できるようになり、上記のようにe-onkyo musicからPCレスで楽曲をダウンロードできるようになる。

対応機のひとつである「X-HM76」

対応機器の背面USB端子に接続したUSBハードディスクに、楽曲データをダウンロードして保存することが可能。なおEXT4形式でフォーマットするため、原則的にUSBハードディスクを他用途と共有して使うようなことはできない。またUSBハブなどを使ってUSBハードディスクを複数台使う方法も想定していない。

動作確認済みのUSBハードディスク一覧

初回は設定メニューの「Storage」からUSBハードディスクをフォーマットする

スマートフォンやDAPで提供しているe-onkyoダウンローダー機能が据え置きコンポ系の製品にも対応した格好。これまでは楽曲をPCにダウンロードしてNASやUSBに移すといった手順が必要だったが、今回のアップデートによってそうした手間が省略できる。

これまで据え置きのホームオーディオではスマホなどに比べて一手間余計な作業が必要だったと説明

初回利用時のみ、e-onkyo musicのサイトに表示される「デバイス認証キー」(8ケタ数字で、10分間のみ有効)が必要。これを有効時間内にコンポ本体に登録することで、デバイスが認証される。これを1回行えば、以降は設定を行う必要は無い。

初回設定時はe-onkyoのサイトから認証キーを取得。もちろんPC/モバイルどちらかでも作業できる

e-onkyoのサイトで取得した認証キーを入力

e-onkyo musicからのダウンロード操作もコンポ本体から行える。購入してダウンロードしていない楽曲の容量が表示され、ダウンロードを選択すると、一括ダウンロードされる仕組みだ。楽曲やアルバムなど、個別にダウンロードするかどうかを指定することはできない。

アップデートするとメニュー画面に「e-onkyo」という項目が追加され、PCレスダウンロードが可能になる

なおe-onkyo musicは、PCからのダウンロード時は10回までの回数制限のみ存在し、購入してからダウンロードするまでの期間に制限はない。しかしコンポからダウンロードする場合は、10回という回数制限に加え、30日以内にダウンロードする必要がある。

メニューからUSB Rear>USB Storageと辿って背面端子に接続したUSB-HDDを選ぶとe-onkyoからダウンロードした楽曲の保存フォルダが生成されている

コンポに接続したUSBハードディスクに、ネットワーク(SAMBA)経由でアクセスして、PCから楽曲データをコピーしたり、逆にバックアップを取ることも可能。この機能を使う場合には、設定の「パワーオフ設定」の中の項目「ネットワークスタンバイ」を、「ON(USB Power)」に切り替える。さらにコンポ本体をオフにする。この状態で、ハードディスクへのコピーやバックアップが可能となる。

パワーオフ設定>ネットワークスタンバイから「オン(USB Power)」を選択しておく

通常のネットワーク再生の場合、楽曲をNASから再生するのでネットワーク環境が必須となる。しかし、本機能を使えば機器に接続したハードディスクにダウンロードしてしまうので、再生時にはネットワーク不要でも再生できる。同社はこの点をメリットとして紹介し、ネットワークオーディオに詳しくないユーザーでもハイレゾ再生を導入しやすいとアピールしていた。

ダウンローダー機能搭載NASとの違い

同社の八重口氏は、「各社の新製品はハイレゾ対応が当たり前になりつつあり、ハイレゾ対応か否かで勝負できる時代は終わった」とコメント。「実際にユーザー調査してみると、購入方法や再生方法が分からないなど、ハイレゾやネットワークオーディオへ不満を持っているお客様も多い」とし、そうした声に応えるために今回のようなソリューションを提供するものだと説明した。

ハイレゾ対応の据え置き系オーディオ機器のハイレゾ対応率は5割を超えているという

オンキヨー&パイニアマーケティングジャパン 八重口氏

また、他社からはPCを介さずにCDリッピングを行える光学ドライブが登場していることなどにも触れ、「現代はPCレスリッピングの時代に突入している。PC関係なく、各機器が相互に音楽データの行き来をする時代だ」とし、「今回のダウンロード機能はPCレス時代に則したものだ」とした。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX