• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/05/08 10:07

ソニー、4K有機EL“BRAVIA”「A1」シリーズを日本発売。65型で80万円

CES発表モデルを日本でもリリース
編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、同社が展開する“BRAVIA”の新モデルとして、4K有機ELパネルを搭載する「A1」シリーズを6月10日より発売する。価格はオープンだが、65型の「KJ-65A1」は80万円前後、55型の「KJ-55A1」は50万円前後での実売が予想される。

「A1」シリーズ

今年1月のCESにて発表された“BRAVIA OLED”「A1E」シリーズが、日本で発売される格好(関連ニュース)。65型と55型の発売が正式にアナウンスされ、CESでは未定とされていた77型については秋以降の発売となる見込み。搭載しているチューナーは地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル×2、スカパー!×1。

4K HDRコンテンツを高コントラストで豊かな階調表現、ノイズの少ない高精細な映像で再現するという高画質プロセッサー「X1 Extreme」を搭載。業務用モニターで得た有機ELのノウハウを投入し、有機ELの特性を活かした画像処理によって、かつてない新しい映像体験を実現するとしている。パネルの応答速度は倍速駆動により120Hzに対応する。

SONYロゴは左隅に小さく印字

端子部は本体ではなくスタンドに配置される

音質にもこだわりを持って開発されており、テレビの画面そのものを振動させる「アコースティック サーフェス」技術により、映像と音の融合が図られている。この構造自体は新しい技術ではないが、この構造を用いた上で高音質を得るのが難しく、それがソニーの独自技術により実現していると同社は説明する。中高音を画面から出し、低音は背面のサブウーファーが担う。なお音声については、Bluetoothに対応している。

背面中央に設置されたバーにLRチャンネルのユニットを搭載。これが画面を振動させる仕組み

サブウーファーはスタンド部に収納される

さらに高画質に没頭できるよう、ベゼルを可能な限り狭くし、また正面からはスタンドが見えないワンストレートデザインを採用。映像だけが浮かんで見えるようなイメージとしている。本体は5度ほど後ろに傾けられており、これはテレビ台に設置した本機をソファに座って視聴するのに、見やすく疲れづらい角度として計算されたものという。

映像に没頭できるよう、ベゼルは可能な限り狭められた

本体は後ろに5度ほど倒した角度に設計されている

フラグシップモデルである液晶テレビ「Z9D」と、A1シリーズのポジショニングとして、同社は「高輝度コントラスト/高輝度の階調表現で高画質を実現するZ9D、点光源の煌めきや黒の締まり、暗部の階調表現で高画質を実現するA1と、デバイスの特性を活かして、それぞれの特徴/能力を最大限引き出しています」と解説する。

また「視聴環境や好みによって最適な表現がありますが、Z9DとA1はそれぞれ方向性での最高画質だと考えています。A1は音やデザインの斬新な提案はもとより、業界の有機ELテレビの中で最高と言われる画質を目指しています」とした。

そのほか、BRAVIAシリーズとして、ユーザーエクスペリエンス(UX)の強化が図られた。ベースはAndroid TVだが、独自機能として番組表の拡大縮小表示、シンプルかつ分かりやすくメニュー表示といったユーザーインターフェースの改善のほか、リモコンのチャンネル数字ボタンを押すことで電源をオンし番組を表示する「チャンネルポン」機能も2年ぶりに搭載した。

ソニー独自の音声解析技術を用いた、音声予約/絞り込み検索機能を新搭載する。放送局や俳優名などのキーワードだけでなく、日時や曜日といった時制、録音/再生などのアクションへの対応を実現した。

音声操作はリモコンに搭載のマイクから行う

たとえば「今週の新番組を予約したい」とリモコンに話しかけると、BRAVIA独自のアルゴリズムが「今週の」という時制、「新番組」というキーワード、「予約したい」というアクションを実行する。

「Android TV」の最新機能としては、スマートフォンのようなタスクの切り替え表示の実装、メイン画面のほかワイプで小さく別番組を表示する機能や、映像を表示しながら設定を変更できる設定メニューを装備している。なお、これらはAndroid TVアップデートによるもので、同機能を搭載した従来モデルも最新機能を使用できるかについては、現在検討中とのこと。

タスク切り替え機能

なお、ソニーストア銀座、札幌、名古屋、大阪、福岡天神では、A1シリーズが発売前先行展示と共に特別体験会を実施。有機ELテレビの特性にあったコンテンツのほか、BD/DVD、USBメモリーなど持参したコンテンツを視聴することができる。

先行展示および体験会は本日よりスタートし、月曜から木曜までは予約不要。金曜、土曜、日曜は予約制となり、予約はソニーストアのホームページから行う。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマハの最新ブックシェルフスピーカーで80年代ヒットナンバーを存分に楽しもう!NS-800A/NS-600Aの音の違いもチェック
2 「パリ2024オリンピック」の応援のお供に!地デジからBS 4K・8Kまで中継放送スケジュールを一挙公開
3 「多くの方にデノンの音を届けたい」、最上位アナログプレーヤー「DP-3000NE」開発者の声を聞く
4 デノン、旗艦プリメイン「PMA-3000NE」。差動1段アンプなど“究極のシンプル”を追求
5 老舗デノンが打ち出す「新しいHi-Fiのカタチ」。HDMI搭載小型プリメイン「DENON HOME AMP」を聴く
6 ソナス・ファベール、“至高” のフラグシップスピーカー「Suprema」。1億5400万円から
7 Amazon Music、「FUJI ROCK FESTIVAL ‘24」の配信タイムテーブルを公開
8 ラックスマン、USB DAC「DA-07X」。D-07Xからプレーヤー機能省きDAC単体機としてブラッシュアップ
9 SIMGOT、1DD/8BA/1ピエゾのドライバー基搭載トライブリッド型イヤホン「EM10」
10 PS5、3Dオーディオの個人最適化が可能に。リモートプレイのユーザーごと有効化など新ベータ配信
7/26 11:45 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX