• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/03/13 13:07

ソニー、Life Space UXから音にもこだわった4K/HDR超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」

238万円。ガラス管トゥイーターも搭載
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、Life Space UXシリーズの4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」を4月1日より発売する。受注生産による販売となり、価格は2,380,000円(税抜)。

「LSPX-A1」

「空間を変えることで、暮らしに新しい体験をつくりだす」をコンセプトに展開されているLife Space UXシリーズ。LSPX-A1はその5番目の製品で、「音と映像で空間を変える」ことを目指した。4K/HDR対応の超短焦点プロジェクターに、2.1chサウンドシステムを統合している。

実際に120インチの画面を投写したところ

本機の利用イメージ

Life Space UXシリーズらしい洗練されたデザインを採用。天面には建築にも使われる人工大理石を用いている。脚部およびフレームはアルミ製、中段の棚板は木製となる。また、端子部は背面に備え、ケーブルも背面カバーの中に収納することができる。排気口やスピーカーが配置された本体の周囲はメッシュで覆って、デザインと機能を両立させている。

天板上にプロジェクターの投射部が設けられている

こちらは背面部。中央のスリットの下にミッドレンジ1基が収められている

超短焦点を実現しており、壁から24.5cm離すことで120インチの画面が得られる。最短 6.1cmの距離(背面スピーカーの凸部と壁の距離は1.5cm)で使用することも可能だ。電動のレンズシフト(±2%)/ズームにも対応する。

プロジェクター部の仕様は、同社のVPL-VZ1000と基本的に同等。独自の0.74型 ネイティブ4Kパネル「4K SXRD」を採用し、画素数は4,096×2,160となる。同社のデータベース型超解像処理LSI「リアリティークリエーション」も搭載する。

光源には、青色レーザーと蛍光体を組み合わせたレーザー光源「Z-Phosphor」を採用しており、明るさ2,500ルーメンを実現。HDR映像も暗所から明所まで、黒つぶれや白飛びなく再現できるとする。HDRはHDR10/HLGに対応する。

画質調整については、9つのピクチャープリセットモード、11種類のガンマモードを備える。また、ホワイトバランスのみオートキャリブレーションが働く。明るさなどの自動調整機能は備えていない。

画質調整のメニュー画面

投写するのは、短焦点モデルということもあって壁面を想定しているとのこと。壁紙が貼ってある壁面よりは、壁に直に色が塗ってあることが好ましいとしている。

プロジェクターの吸気口は背面側に、排気口は前面側に配置されており、いずれもメッシュ等で覆われている。

スピーカー部は2.1chで、脚部と一体化した2基の有機ELガラス管トゥイーター、正面の左右2ヶ所および背面1ヶ所に配置された合計3基の密閉型ミッドレンジ、棚板の下に別筐体として配置されたサブウーファーで構成されている。

有機ELガラス管トゥイーターには、ソニー独自の「アドバンスド バーティカル ドライブ テクノロジー」を採用。これは同シリーズの“グラスサウンドスピーカー”「LSPX-S1」にも搭載されている技術で、振動板の端面に配置された加振器が音の出る方向に対して垂直に加振し、音波を発生させる。低歪みを特徴としていることに加え、高応答性の加振器で加振することで、繊細な描写を可能にするとしている。

脚部の上半分が有機ELガラス管トゥイーターになっている

トゥイーターは取り外しができる

ミッドレンジはフロントに加えて、背面にも1基搭載。この背面のミッドレンジは斜め45度上方に向けて設置されており、音を壁に反射させることで、音像を上方向に持ち上げる効果が得られる。またミッドレンジを前後で3機搭載することで、広がりのある音も実現する。

サブウーファーはバスレフ・水平対向配置型で完全に別筐体となっており、本体の底面(中段棚板の下)に配置する。

中段棚板の下に配置されているのがサブウーファーだ

アンプ出力はミッドレンジが23W×3、サブウーファーが50W×1となる。

音声モードはスタンダード、ミュージック、シアターの3種類を用意しており、任意で切り変えることができる。バーチャルサラウンド機能などは設けておらず、入力されたマルチch信号は2.1chにダウンミックスされて再生される。

3種のサウンドモードを切り変えできる

入力はHDMIのみ(18Gbps対応、HDCP2.2対応、CEC非対応)で、3系統を用意。その他サブウーファー出力やLAN端子を備えている。音声だけを入力するための端子は搭載していない。

端子は背面中央の左右に用意。カバーで覆って配線を見えないようにできる


カバーを取り付けたところ
本体に合わせてデザインにもこだわり、極力ボタン数を選らしたシンプルなリモコンも付属。リモコンはBluetoothで本体と接続される。


本機付属のリモコン
本体の外形寸法は約1,255W×470H×599Dmm、質量は約75kg(サブウーファーのぞく)。サブウーファー部の外形寸法は約641W×114H×223Dmm、質量は約6.6kg。消費電力は475Wとなる。

なお、本製品を購入するにあたっては、そのコンセプトを十分に楽しめる環境に商品を設置できるよう、同社スタッフによる設置場所への訪問などの設置コーディネーションを事前に受ける必要がある。

LSPX-A1を体験できる店舗(全て期間限定)は以下の通りとなっている。

体験可能スペース

・サンワカンパニー東京ショールーム内
 ソニー 4K超短焦点プロジェクター LSPX-A1体験スペース(3月20日 - 9月30日)

・以下のソニー直営店
 ソニーストア銀座 (3月31日 - 4月15日)
 ソニーストア札幌 (4月7日 - 4月22日)
 ソニーストア名古屋 (4月28日 - 5月13日)
 ソニーストア大阪 (4月21日 - 9月30日)
 ソニーストア福岡天神 (5月19日 - 6月3日)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX