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公開日 2018/09/11 16:37
AVIOT、クアルコム最新チップ搭載で最大9時間再生対応機など完全ワイヤレスイヤホン3機種
ケーブル一体型も含め4機種展開
バリュートレード(株)は、プライベートブランドのAVIOTの新モデルとして、完全ワイヤレスイヤホン3機種とBluetoothイヤホン1機種の計4機種を発表した。
完全ワイヤレスイヤホンは「TE-D01a」「TE-D01b」「TE-D01c」の3機種。中でもクアルコムの最新チップを搭載した「TE-D01b」が注目モデルとなる。ケーブル一体型Bluetoothイヤホンは「WE-D01b」という型番だ。
型番のTEは完全ワイヤレス、Wはワイヤレスイヤホンであることを表しており、その後のDはダイナミックドライバーであることを、数字はドライバー数を示している。最後のアルファベットは製品のラインナップや世代を表し、aから順に新しくなっていく。
いずれも「Japan Tuned」をコンセプトに、日本のオーディオエキスパートが音づくりを担当したことが特徴となっている。どのモデルでも1,000を超える楽曲を実際に聴いて音をチューニングし、製品によっては2,000時間から3,000時間以上かけて試聴を繰り返し、音を完成させた。
バリュートレード代表取締役社長の土山氏は、バリュートレードがこれまで2年ほど、様々なブランドの完全ワイヤレスイヤホンを手がけてきたことを紹介。そこで得たノウハウを、同社の自社ブランドである「AVIOT」の新製品群に活かし、良質な製品を手頃な価格で届けていくと宣言した。
■TE-D01b
完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01b」は、先日発表したクラウドファンディングでの出資募集に続いて、一般販売を11月上旬頃から開始する。価格は14,880円を予定する。
本体色はブラック/ガンメタル/ネイビーの3色で、バッテリーケースもイヤホンと同色で揃えている。
米クアルコムの最新チップ「QCC3026」を日本で初めて搭載した完全ワイヤレスイヤホン。新チップが低消費電力なことから、1度の充電で最大9時間再生というバッテリー持続時間を実現した。また本機は、付属バッテリーケースで約8回の本体充電が行える。つまり、最大約81時間の再生が可能ということになる。充電時間は1.5-2時間。
QCC3026は、将来的に「Snapdragon 845」搭載スマホとの組み合わせで、スマホから左右の音声信号を独立して伝送する「TrueWireless Stereo Plus」を利用可能になる見込み。
ただしこのTrueWireless Stereo Plusを利用するには、スマホ側のファームウェアアップデートが必要で、現時点ではまだこの機能を利用できない。今後対応機が登場したら、左右の音切れが大幅に抑制されると考えられる。
ただし現段階でも、「QCC3001」などに比べて音切れはかなり抑制されているとのこと。同社取締役の岩崎顕悟氏は、「これまでの経験で、大都市の音が途切れやすいところは把握している。東京・大阪・名古屋でテストをしてみると、飛躍的に途切れにくくなっている」とアピールした。
なおQCC3026については、クアルコムの大島勉氏が解説した。まず超低省電力となっており、消費電力は6mAh以下になっているという。またトライコアアーキテクチャとなっており、デュアルコア 32ビットプロセッサーのアプリケーションサブシステムと、120MHzの“Kalimba”DSPオーディオサブシステムを搭載。これによって処理性能を高めたとも説明した。
さらにシングルチップ構成を採用し、フォームファクターも小さくなっており、完全ワイヤレスイヤホンに最適化されているのもQCC3026の特徴だ。
Bluetoothのバージョンは5.0で、対応している音声コーデックはSBC、AAC、aptX。
搭載しているドライバーはφ6mmダイナミック型。なお振動板にはグラフェンコーティングが施されている。これは、「QCC3026を取り寄せて音を聴いたとき、『これはあかんヤツや。これまでのドライバーだと性能を引き出せない』と思ったから」(岩崎氏)だという。グラフェンも何種類か取り寄せ、最も音が良いものを選んだ。なお感度は91dB±3db、再生周波数帯域は20Hz〜20kHzとなる。
防滴性能はIPX7相当。またイヤホンの左右にはボタンを備え、音楽の再生・停止、曲送り・戻しなどの操作が可能だ。
音質面では前述のように「Japan Tuned」を謳い、「日本の音」をテーマに、各周波数毎に0.1dB単位のサウンドチューニングを行った、フラットな音づくりが大きな特徴となっている。
なお、今回の新製品群の開発・生産には、サムライイヤーズジャパン合同会社が関わった。同社の山下耕平氏は、「完全ワイヤレスイヤホンを含めて、様々な製品のコモディティ化が進んでおり、欧米や中華メーカーの製品が出回っている。そのような中、今回目指したのは『日本人の、日本人による、日本人のためのイヤホン』。日本のユーザーのために必要なものを届けたいと努力した結果、企画もコスト面も、大満足してもらえるものができた」と語った。
また当サイトでは、バリュートレード西氏にこの製品を紹介してもらった。
■8,000円前後の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01a」
「TE-D01a」は、8,250円(税抜)と安価ながら性能を高めた完全ワイヤレスイヤホン。9月29日から発売する。色はブラック、ネイビー、ダークルージュの3色展開で、こちらもJapan Tunedの音づくりがポイントとなっている。
Bluetoothのバージョンは5.0で、搭載しているチップはクアルコムの「QCC3001」。バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で最大4.5時間、500mAhのバッテリーを搭載したケースとあわせて最大16時間の再生が可能となっている。さらに急速充電にも対応し、イヤホンは15分の充電で約1時間の再生が行える。音声コーデックはSBCとAACに対応、防水性能はIPX4。
使い勝手の面では、ペアリング後、イヤホン本体をケースから取り出すとスマホなどと自動接続。使った後はケースに収納すると電源がオフになる。ケースに収納しなくても、片側イヤホンをオフにするともう片側もオフになる仕様となっている。
さらに、Spinfit社製のイヤーチップへワンコインでアップグレードできるサービスも提供。ユーザー登録をすると、保証期間内に一度だけ、500円でCP-100Zの指定サイズ1ペアを提供する。
また、保証期間内にイヤホン本体や充電ケースを紛失したり破損したりした場合、一定金額の負担で新品を提供する保証も付いている。この詳細は後日案内されるという。
■ネット専売の「TE-D01c」
完全ワイヤレスイヤホンでは、ネット販売専用モデル「TE-D01c」も用意する。価格は7,980円(税抜)、発売日は9月下旬予定。ブラックとホワイトの2色展開となる。
Bluetoothのバージョンは5.0。搭載チップの品番は明らかにされていないが、クアルコム製。音声コーデックはSBCとAAC。イヤホン単体の再生時間は4時間で、ケースと合わせた再生時間は10時間。急速充電機能は非搭載だ。
使い勝手の面では、ペアリング後、イヤホン本体をケースから取り出すとスマホなどと自動接続する機能を、TE-D01aと同様に搭載。使った後はケースに収納すると電源がオフになり、またケースに収納しなくても片側イヤホンをオフにするともう片側もオフになる仕様も共通している。
そのほか紛失・破損時の補償サービス、Spinfit社製のイヤーチップへワンコインでアップグレードできるサービスも提供する。
■ケーブル一体型Bluetoothイヤホン「WE-D01b」
ケーブル一体型のBluetoothイヤホンも発売する。型番は「WE-D01b」で、価格は7,250円(税抜)、発売日は9月29日。本体色はダークメタリック、シルバー、ローズゴールドの3色展開となる。
イヤホンのハウジングには、高精度のアルミ削り出しを採用。ケース内部での共振や外来ノイズの影響を抑えている。
Bluetoothのバージョンは4.1で、搭載チップはCSR8645。音声コーデックはSBC/AAC/aptXに対応している。
またIPX7の防水に対応していることも特徴。バッテリー持続時間は最大6時間で、充電時間は1.5-2時間。標準イヤーピースS/M/Lのほか、スポーツ用イヤーフックもS/M/Lを同梱。さらにSpinfit社のイヤーピースもS/M/Lを備えている。
完全ワイヤレスイヤホンは「TE-D01a」「TE-D01b」「TE-D01c」の3機種。中でもクアルコムの最新チップを搭載した「TE-D01b」が注目モデルとなる。ケーブル一体型Bluetoothイヤホンは「WE-D01b」という型番だ。
型番のTEは完全ワイヤレス、Wはワイヤレスイヤホンであることを表しており、その後のDはダイナミックドライバーであることを、数字はドライバー数を示している。最後のアルファベットは製品のラインナップや世代を表し、aから順に新しくなっていく。
いずれも「Japan Tuned」をコンセプトに、日本のオーディオエキスパートが音づくりを担当したことが特徴となっている。どのモデルでも1,000を超える楽曲を実際に聴いて音をチューニングし、製品によっては2,000時間から3,000時間以上かけて試聴を繰り返し、音を完成させた。
バリュートレード代表取締役社長の土山氏は、バリュートレードがこれまで2年ほど、様々なブランドの完全ワイヤレスイヤホンを手がけてきたことを紹介。そこで得たノウハウを、同社の自社ブランドである「AVIOT」の新製品群に活かし、良質な製品を手頃な価格で届けていくと宣言した。
■TE-D01b
完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01b」は、先日発表したクラウドファンディングでの出資募集に続いて、一般販売を11月上旬頃から開始する。価格は14,880円を予定する。
本体色はブラック/ガンメタル/ネイビーの3色で、バッテリーケースもイヤホンと同色で揃えている。
米クアルコムの最新チップ「QCC3026」を日本で初めて搭載した完全ワイヤレスイヤホン。新チップが低消費電力なことから、1度の充電で最大9時間再生というバッテリー持続時間を実現した。また本機は、付属バッテリーケースで約8回の本体充電が行える。つまり、最大約81時間の再生が可能ということになる。充電時間は1.5-2時間。
QCC3026は、将来的に「Snapdragon 845」搭載スマホとの組み合わせで、スマホから左右の音声信号を独立して伝送する「TrueWireless Stereo Plus」を利用可能になる見込み。
ただしこのTrueWireless Stereo Plusを利用するには、スマホ側のファームウェアアップデートが必要で、現時点ではまだこの機能を利用できない。今後対応機が登場したら、左右の音切れが大幅に抑制されると考えられる。
ただし現段階でも、「QCC3001」などに比べて音切れはかなり抑制されているとのこと。同社取締役の岩崎顕悟氏は、「これまでの経験で、大都市の音が途切れやすいところは把握している。東京・大阪・名古屋でテストをしてみると、飛躍的に途切れにくくなっている」とアピールした。
なおQCC3026については、クアルコムの大島勉氏が解説した。まず超低省電力となっており、消費電力は6mAh以下になっているという。またトライコアアーキテクチャとなっており、デュアルコア 32ビットプロセッサーのアプリケーションサブシステムと、120MHzの“Kalimba”DSPオーディオサブシステムを搭載。これによって処理性能を高めたとも説明した。
さらにシングルチップ構成を採用し、フォームファクターも小さくなっており、完全ワイヤレスイヤホンに最適化されているのもQCC3026の特徴だ。
Bluetoothのバージョンは5.0で、対応している音声コーデックはSBC、AAC、aptX。
搭載しているドライバーはφ6mmダイナミック型。なお振動板にはグラフェンコーティングが施されている。これは、「QCC3026を取り寄せて音を聴いたとき、『これはあかんヤツや。これまでのドライバーだと性能を引き出せない』と思ったから」(岩崎氏)だという。グラフェンも何種類か取り寄せ、最も音が良いものを選んだ。なお感度は91dB±3db、再生周波数帯域は20Hz〜20kHzとなる。
防滴性能はIPX7相当。またイヤホンの左右にはボタンを備え、音楽の再生・停止、曲送り・戻しなどの操作が可能だ。
音質面では前述のように「Japan Tuned」を謳い、「日本の音」をテーマに、各周波数毎に0.1dB単位のサウンドチューニングを行った、フラットな音づくりが大きな特徴となっている。
なお、今回の新製品群の開発・生産には、サムライイヤーズジャパン合同会社が関わった。同社の山下耕平氏は、「完全ワイヤレスイヤホンを含めて、様々な製品のコモディティ化が進んでおり、欧米や中華メーカーの製品が出回っている。そのような中、今回目指したのは『日本人の、日本人による、日本人のためのイヤホン』。日本のユーザーのために必要なものを届けたいと努力した結果、企画もコスト面も、大満足してもらえるものができた」と語った。
また当サイトでは、バリュートレード西氏にこの製品を紹介してもらった。
■8,000円前後の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01a」
「TE-D01a」は、8,250円(税抜)と安価ながら性能を高めた完全ワイヤレスイヤホン。9月29日から発売する。色はブラック、ネイビー、ダークルージュの3色展開で、こちらもJapan Tunedの音づくりがポイントとなっている。
Bluetoothのバージョンは5.0で、搭載しているチップはクアルコムの「QCC3001」。バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で最大4.5時間、500mAhのバッテリーを搭載したケースとあわせて最大16時間の再生が可能となっている。さらに急速充電にも対応し、イヤホンは15分の充電で約1時間の再生が行える。音声コーデックはSBCとAACに対応、防水性能はIPX4。
使い勝手の面では、ペアリング後、イヤホン本体をケースから取り出すとスマホなどと自動接続。使った後はケースに収納すると電源がオフになる。ケースに収納しなくても、片側イヤホンをオフにするともう片側もオフになる仕様となっている。
さらに、Spinfit社製のイヤーチップへワンコインでアップグレードできるサービスも提供。ユーザー登録をすると、保証期間内に一度だけ、500円でCP-100Zの指定サイズ1ペアを提供する。
また、保証期間内にイヤホン本体や充電ケースを紛失したり破損したりした場合、一定金額の負担で新品を提供する保証も付いている。この詳細は後日案内されるという。
■ネット専売の「TE-D01c」
完全ワイヤレスイヤホンでは、ネット販売専用モデル「TE-D01c」も用意する。価格は7,980円(税抜)、発売日は9月下旬予定。ブラックとホワイトの2色展開となる。
Bluetoothのバージョンは5.0。搭載チップの品番は明らかにされていないが、クアルコム製。音声コーデックはSBCとAAC。イヤホン単体の再生時間は4時間で、ケースと合わせた再生時間は10時間。急速充電機能は非搭載だ。
使い勝手の面では、ペアリング後、イヤホン本体をケースから取り出すとスマホなどと自動接続する機能を、TE-D01aと同様に搭載。使った後はケースに収納すると電源がオフになり、またケースに収納しなくても片側イヤホンをオフにするともう片側もオフになる仕様も共通している。
そのほか紛失・破損時の補償サービス、Spinfit社製のイヤーチップへワンコインでアップグレードできるサービスも提供する。
■ケーブル一体型Bluetoothイヤホン「WE-D01b」
ケーブル一体型のBluetoothイヤホンも発売する。型番は「WE-D01b」で、価格は7,250円(税抜)、発売日は9月29日。本体色はダークメタリック、シルバー、ローズゴールドの3色展開となる。
イヤホンのハウジングには、高精度のアルミ削り出しを採用。ケース内部での共振や外来ノイズの影響を抑えている。
Bluetoothのバージョンは4.1で、搭載チップはCSR8645。音声コーデックはSBC/AAC/aptXに対応している。
またIPX7の防水に対応していることも特徴。バッテリー持続時間は最大6時間で、充電時間は1.5-2時間。標準イヤーピースS/M/Lのほか、スポーツ用イヤーフックもS/M/Lを同梱。さらにSpinfit社のイヤーピースもS/M/Lを備えている。