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公開日 2019/01/06 07:00
「CES 2019」みどころチェック! 「買える8K」やHDMI 2.1、新世代完全ワイヤレスなど注目トピック多数
HDRや新DACなど要チェックポイント多数
年始の恒例行事となっている、世界最大級の家電見本市、CES。今年の会期は1月8日〜11日で、例年同様、米ラスベガスで行われる。自動車関連やAI、ロボティクスなどの話題も年々多くなっているが、当サイトではオーディオビジュアルやデジタルガジェット関連の話題を中心に、現地から速報レポート、詳報レポートを随時お届けしていく。
本会期に先だって行われるプレスデーは現地時間1月6日夕方からスタート。様々なプレイベントやカンファレンスが行われる。例年通り、各社のプレスカンファレンスやイベントの日程をチェックしていこう。時間はすべて日本時間だ。
【1月7日】
・「CES Unveiled」10:00〜
【1月8日】
・「LG電子 プレスカンファレンス」 01:00〜01:45
・「Monster プレスカンファレンス」 02:00〜02:45
・「パナソニック プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「HDMI LA プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「ハイセンス プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「TCL プレスカンファレンス」 05:00〜05:45
・「サムスン プレスカンファレンス」 07:00〜07:45
・「ソニー プレスカンファレンス」 10:00〜10:45
・「テクニクス DJイベント『Technics7th』」 13:00〜
■8Kテレビが増える一年に? HDMI 2.1やHDRにも注目
テレビ関連で注目が集まるのはソニーとパナソニックだ。ソニーは毎年、CESで大量の新製品や新技術を展示する。最近では新製品発表の場はIFAに移りつつあるとはいえ、どういったメッセージを発信してくるか、今から楽しみだ。
またパナソニックも、例年この時期に新テレビを発表している。今年も新製品発表があることを期待したい。さらに同社はテクニクス関連でも、何かしら新製品をアナウンスすることが常。今年はDJイベントを開催する同ブランド、ハイファイオーディオ以外への広がりも期待できそうだ。
さらにLG電子は、88型8K有機ELテレビや8K液晶テレビをはじめとした、2019年の新テレビをCESで展示するとすでに表明している。
LGだけでなくサムスンも8Kテレビを毎回CESで展示・発表しているし、ソニーも以前から自社製映像プロセッサーによる8K映像デモを行っている。国内では8K放送が昨年12月にスタートし、シャープが8Kテレビをすでに発売している。今年は他メーカーからも8Kテレビが発売される年になりそうで、期待が高まる。
テレビでもうひとつ大きなトピックとなりそうなのが、HDMI 2.1だ。HDMI 2.1規格が制定されてからずいぶん時間が経っているが、LGが今年の新テレビに同規格に対応したHDMI端子を搭載すると表明している。他ブランドも当然ながら対応してくるだろう。4K/8K映像伝送はもちろん、HFR(High Frame Rate)映像やeARC(enhanced Audio Return Channel)、可変リフレッシュレート機能「VRR」(Variable Refresh Rate)、自動低遅延モード「ALLM」(Automatic Low Latency Mode)など、様々な新機能を実現できる同規格の現状にも迫っていきたい。
またテレビでは、HDR規格にまつわる動向も引きつづき話題となりそうだ。ドルビービジョンに加えてHDR10+の動きも気になるところで、各社が展示する新テレビの対応状況は要チェックだ。
■完全ワイヤレスは新世代に。ポータブルオーディオも充実へ
ポータブルオーディオ分野は、引きつづき完全ワイヤレスイヤホンをはじめとしたBluetoothイヤホン、そしてスマートスピーカーやスマートディスプレイが主役になるはずだ。
昨年は完全ワイヤレスイヤホンの発表ラッシュだったが、引き続き今年も各ブランドから発表が続きそうだ。とはいえ、防水、ヒアスルー、音声アシスタント対応、バッテリー持続時間の向上など、様々な進化がすでに実現している。今年は新チップを搭載して接続安定性を高めた新モデルや、デザイン性を重視したモデル、ワイヤレスチャージング対応モデル、音質を突き詰めたモデルなど、新世代の完全ワイヤレスイヤホンが多く登場しそうだ。
一方、スマートスピーカーやスマートディスプレイの世界的なリーダーは、言うまでもなくAmazonやGoogleだ。昨年は両社の音声アシスタントを自動車や白物家電など、様々なものに組み込む発表が相次いだが、今年もその流れは続くだろう。AmazonやGoogle自体が新ハードをCESで発表する可能性は低いが、両社のテクノロジーをうまく使った商品の発表は今年も多く行われるはずだ。
■5Gもいよいよ実用化へ
モバイル関連では、5Gの動向に引きつづき注目だ。2019年以降、5Gの実用化が活発化することは、すでに各社のロードマップから見えてきている。実際に同技術に対応したスマホなどの発表も相次ぐと予想される。
5Gについては、米中の貿易摩擦もあって別の角度から注目が集まっているが、当サイトでは、5Gが私たちの生活をどのように楽しく、便利にするかという観点からレポートしたい。
■ハイファイオーディオ分野では新DACに注目
ハイファイオーディオ分野では、CESよりも独HIGHENDの存在感が年々高まっている。とはいえ、前述したテクニクスなどCESで新製品が発表されることも多く、注目し続けたいところだ。
また、今年は最終製品だけでなく、DACチップなどデバイスにも注目。AKMが非常にハイスペックな新チップ「AK4499」を展示するほか、ESSもMQAハードウェアレンダリングを実現した新DACを披露する。
◇
以上、かんたんにではあるが、今年のCESの見どころをチェックした。もちろん上記以外の、全く新しい技術や商品が登場する可能性も高い。そんなサプライズにラスベガスで出会え、レポートできることを願っている。
本会期に先だって行われるプレスデーは現地時間1月6日夕方からスタート。様々なプレイベントやカンファレンスが行われる。例年通り、各社のプレスカンファレンスやイベントの日程をチェックしていこう。時間はすべて日本時間だ。
【1月7日】
・「CES Unveiled」10:00〜
【1月8日】
・「LG電子 プレスカンファレンス」 01:00〜01:45
・「Monster プレスカンファレンス」 02:00〜02:45
・「パナソニック プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「HDMI LA プレスカンファレンス」 03:00〜03:45
・「ハイセンス プレスカンファレンス」 04:00〜04:45
・「TCL プレスカンファレンス」 05:00〜05:45
・「サムスン プレスカンファレンス」 07:00〜07:45
・「ソニー プレスカンファレンス」 10:00〜10:45
・「テクニクス DJイベント『Technics7th』」 13:00〜
■8Kテレビが増える一年に? HDMI 2.1やHDRにも注目
テレビ関連で注目が集まるのはソニーとパナソニックだ。ソニーは毎年、CESで大量の新製品や新技術を展示する。最近では新製品発表の場はIFAに移りつつあるとはいえ、どういったメッセージを発信してくるか、今から楽しみだ。
またパナソニックも、例年この時期に新テレビを発表している。今年も新製品発表があることを期待したい。さらに同社はテクニクス関連でも、何かしら新製品をアナウンスすることが常。今年はDJイベントを開催する同ブランド、ハイファイオーディオ以外への広がりも期待できそうだ。
さらにLG電子は、88型8K有機ELテレビや8K液晶テレビをはじめとした、2019年の新テレビをCESで展示するとすでに表明している。
LGだけでなくサムスンも8Kテレビを毎回CESで展示・発表しているし、ソニーも以前から自社製映像プロセッサーによる8K映像デモを行っている。国内では8K放送が昨年12月にスタートし、シャープが8Kテレビをすでに発売している。今年は他メーカーからも8Kテレビが発売される年になりそうで、期待が高まる。
テレビでもうひとつ大きなトピックとなりそうなのが、HDMI 2.1だ。HDMI 2.1規格が制定されてからずいぶん時間が経っているが、LGが今年の新テレビに同規格に対応したHDMI端子を搭載すると表明している。他ブランドも当然ながら対応してくるだろう。4K/8K映像伝送はもちろん、HFR(High Frame Rate)映像やeARC(enhanced Audio Return Channel)、可変リフレッシュレート機能「VRR」(Variable Refresh Rate)、自動低遅延モード「ALLM」(Automatic Low Latency Mode)など、様々な新機能を実現できる同規格の現状にも迫っていきたい。
またテレビでは、HDR規格にまつわる動向も引きつづき話題となりそうだ。ドルビービジョンに加えてHDR10+の動きも気になるところで、各社が展示する新テレビの対応状況は要チェックだ。
■完全ワイヤレスは新世代に。ポータブルオーディオも充実へ
ポータブルオーディオ分野は、引きつづき完全ワイヤレスイヤホンをはじめとしたBluetoothイヤホン、そしてスマートスピーカーやスマートディスプレイが主役になるはずだ。
昨年は完全ワイヤレスイヤホンの発表ラッシュだったが、引き続き今年も各ブランドから発表が続きそうだ。とはいえ、防水、ヒアスルー、音声アシスタント対応、バッテリー持続時間の向上など、様々な進化がすでに実現している。今年は新チップを搭載して接続安定性を高めた新モデルや、デザイン性を重視したモデル、ワイヤレスチャージング対応モデル、音質を突き詰めたモデルなど、新世代の完全ワイヤレスイヤホンが多く登場しそうだ。
一方、スマートスピーカーやスマートディスプレイの世界的なリーダーは、言うまでもなくAmazonやGoogleだ。昨年は両社の音声アシスタントを自動車や白物家電など、様々なものに組み込む発表が相次いだが、今年もその流れは続くだろう。AmazonやGoogle自体が新ハードをCESで発表する可能性は低いが、両社のテクノロジーをうまく使った商品の発表は今年も多く行われるはずだ。
■5Gもいよいよ実用化へ
モバイル関連では、5Gの動向に引きつづき注目だ。2019年以降、5Gの実用化が活発化することは、すでに各社のロードマップから見えてきている。実際に同技術に対応したスマホなどの発表も相次ぐと予想される。
5Gについては、米中の貿易摩擦もあって別の角度から注目が集まっているが、当サイトでは、5Gが私たちの生活をどのように楽しく、便利にするかという観点からレポートしたい。
■ハイファイオーディオ分野では新DACに注目
ハイファイオーディオ分野では、CESよりも独HIGHENDの存在感が年々高まっている。とはいえ、前述したテクニクスなどCESで新製品が発表されることも多く、注目し続けたいところだ。
また、今年は最終製品だけでなく、DACチップなどデバイスにも注目。AKMが非常にハイスペックな新チップ「AK4499」を展示するほか、ESSもMQAハードウェアレンダリングを実現した新DACを披露する。
以上、かんたんにではあるが、今年のCESの見どころをチェックした。もちろん上記以外の、全く新しい技術や商品が登場する可能性も高い。そんなサプライズにラスベガスで出会え、レポートできることを願っている。