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公開日 2020/08/07 09:01
ソニー、ノイキャン性能と使い勝手が進化したBluetoothヘッドホン「WH-1000XM4」
各部をブラッシュアップ
ソニーは、ノイズキャンセリングBluetoothヘッドホンの新モデル「WH-1000XM4」を9月4日より発売する。価格はオープンだが、税抜40,000円前後での実売が予想される。
従来モデル「WH-1000XM3」の高いノイズキャンセリング性能、音質、使い勝手、装着感やデザインを一層ブラッシュアップしたという後継モデル。独自に開発したDAC/アンプ一体型の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」を引き続き搭載し、ワイヤレスでも高品質な音、高いノイズキャンセリング性能を実現している。
今回、QN1チップとBluetoothオーディオSoCがより強く連携し、ノイズキャンセリング処理にBluetoothオーディオSoCも関わるようになった。これにより、ドライバーユニットと耳の間の音響特性、音楽信号、外部ノイズを毎秒700回以上センシングし、リアルタイムでノイズキャンセリング処理を最適化するという新アルゴリズムが採用されている。
ノイズキャンセリング性能自体も向上し、WH-1000XM3と比較して中高音ノイズの低減率が向上。街中やカフェなど、人の声が多い環境での使用における静寂さが増しているという。
同社独自のアップスケーリング機能として、WH-1000XM3の「DSEE HX」に替えて新たに「DSEE Extreme」を搭載する。これは同社のウォークマン「NW-A100」「NW-ZX500」等に搭載した“AI対応のDSEE HX” と同一の技術であり、今回改めて命名しなおしたものだ。
AIを活用し、楽曲をリアルタイム解析することでアップスケーリング処理を最適化。空間の響き、打楽器の音、ボーカル等がこれまで以上に自然に再現できるとしている。AIの深層学習は系列会社であるソニーミュージックが保有する豊富なハイレゾ音源をベースにしており、マスタリング/ミキシングエンジニアによる音質評価も受けながら開発したとのこと。また、LDAC接続でハイレゾ音源再生時/有線接続時を除き、DSEEとイコライザーの併用も可能となった。
なお、同じくAI技術を活用した同社のアップスケーリング技術としてスマートフォン「Xperia 1 II」に搭載されている「DSEE Ultimate」が存在するが、DSEE Extremeは周波数帯域のみ拡張するのに対し、DSEE Ultimateはビット深度も拡張する上位技術として差別化が図られている。
ドライバーユニットは、WH-1000XM3から引き続き専用設計の40mm HDドライバーユニットを採用。サウンドは近年のポップスのトレンドを参考に、アコースティックな響きを活かすチューニングへ調整したという。
使い勝手の面では、ヘッドホンをいちいち外すこと無くシームレスに会話に移れるという新機能「スピーク・トゥ・チャット」を搭載。装着者が喋りはじめたことを検知すると自動的に外音取り込みモードを起動、音楽を再生中の場合は一時停止し、喋り終えてから一定時間経過すると自動的にもとの状態に復帰する。高品質なマイクや会話検知アルゴリズムによって、装着者が発した声と周囲からの声/音とを区別するため、騒音の中でも正確に動作するという。
もちろん、ボタンやアプリによる切り替えや、ハウジングに手をかぶせている間だけ周囲の音を聞く「クイックアテンション」も引き続き搭載している。
また、近接センサーを新たに搭載しており、ヘッドホンの着け外しと音楽の一時停止/再生、タッチパネル操作の無効化/有効化が連動するようになった。さらにヘッドホンを外したまま15分ほど経過すると、自動的に電源オフとなる。
ユーザーの行動に合わせて自動的にリスニングモードを切り替える「アダプティブサウンドコントロール」機能も強化された。従来は止まっているとき/歩いているとき/走っているとき/乗り物に乗ったときという4種類のシーンに応じて、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードを設定できた。今回はさらにスマートフォンの位置情報と連動し、登録した場所を訪れると任意の外音取り込み/イコライザー設定に切り替えることが可能だ。
その他にも、「新マルチポイント接続」と名付けられた同時接続方式に対応している。従来はBluetoothの音楽プロファイル/通話プロファイルそれぞれ1台ずつの待ち受けしかできなかったが、新マルチポイント接続では音楽プロファイル/通話プロファイル両方を2台同時に待ち受け可能となった。本機能については、発売後ソフトウェアアップデートにより対応するとのこと。
Android端末のワンタップペアリング機能「Google Fast Pair」にも対応。Android 6.0以降の端末であれば、近くでWH-1000XM4をペアリングモードにすると画面にポップアップ通知が表示され、通知をタッチするだけでペアリングが完了する。
デザイン面ではWH-1000XM3から大幅な変化は無いが、全体的な塗装をよりマットな質感に統一し、パーツ間のつなぎ目を滑らかに整えるなどディテールの向上を図っている。イヤーパッドの形状も見直され、耳に当たる面積がWH-1000XM3から10%増加。装着感がより柔らかくなったという。
内部パーツそのものはWH-1000XM3から一新され、軽量化が図られている。そのため、新しく近接センサーなどが追加されたにも関わらず、逆に質量は254gと従来より軽くなっている。
連続再生時間はノイズキャンセリングオフ時で最大約38時間、ノイズキャンセリングオン時で最大約30時。クイック充電機能により、10分間の充電で約5時間の使用が可能。対応BluetoothコーデックはLDAC/AAC/SBCの3種類となっている。
従来モデル「WH-1000XM3」の高いノイズキャンセリング性能、音質、使い勝手、装着感やデザインを一層ブラッシュアップしたという後継モデル。独自に開発したDAC/アンプ一体型の高音質ノイズキャンセリングプロセッサー「QN1」を引き続き搭載し、ワイヤレスでも高品質な音、高いノイズキャンセリング性能を実現している。
今回、QN1チップとBluetoothオーディオSoCがより強く連携し、ノイズキャンセリング処理にBluetoothオーディオSoCも関わるようになった。これにより、ドライバーユニットと耳の間の音響特性、音楽信号、外部ノイズを毎秒700回以上センシングし、リアルタイムでノイズキャンセリング処理を最適化するという新アルゴリズムが採用されている。
ノイズキャンセリング性能自体も向上し、WH-1000XM3と比較して中高音ノイズの低減率が向上。街中やカフェなど、人の声が多い環境での使用における静寂さが増しているという。
同社独自のアップスケーリング機能として、WH-1000XM3の「DSEE HX」に替えて新たに「DSEE Extreme」を搭載する。これは同社のウォークマン「NW-A100」「NW-ZX500」等に搭載した“AI対応のDSEE HX” と同一の技術であり、今回改めて命名しなおしたものだ。
AIを活用し、楽曲をリアルタイム解析することでアップスケーリング処理を最適化。空間の響き、打楽器の音、ボーカル等がこれまで以上に自然に再現できるとしている。AIの深層学習は系列会社であるソニーミュージックが保有する豊富なハイレゾ音源をベースにしており、マスタリング/ミキシングエンジニアによる音質評価も受けながら開発したとのこと。また、LDAC接続でハイレゾ音源再生時/有線接続時を除き、DSEEとイコライザーの併用も可能となった。
なお、同じくAI技術を活用した同社のアップスケーリング技術としてスマートフォン「Xperia 1 II」に搭載されている「DSEE Ultimate」が存在するが、DSEE Extremeは周波数帯域のみ拡張するのに対し、DSEE Ultimateはビット深度も拡張する上位技術として差別化が図られている。
ドライバーユニットは、WH-1000XM3から引き続き専用設計の40mm HDドライバーユニットを採用。サウンドは近年のポップスのトレンドを参考に、アコースティックな響きを活かすチューニングへ調整したという。
使い勝手の面では、ヘッドホンをいちいち外すこと無くシームレスに会話に移れるという新機能「スピーク・トゥ・チャット」を搭載。装着者が喋りはじめたことを検知すると自動的に外音取り込みモードを起動、音楽を再生中の場合は一時停止し、喋り終えてから一定時間経過すると自動的にもとの状態に復帰する。高品質なマイクや会話検知アルゴリズムによって、装着者が発した声と周囲からの声/音とを区別するため、騒音の中でも正確に動作するという。
もちろん、ボタンやアプリによる切り替えや、ハウジングに手をかぶせている間だけ周囲の音を聞く「クイックアテンション」も引き続き搭載している。
また、近接センサーを新たに搭載しており、ヘッドホンの着け外しと音楽の一時停止/再生、タッチパネル操作の無効化/有効化が連動するようになった。さらにヘッドホンを外したまま15分ほど経過すると、自動的に電源オフとなる。
ユーザーの行動に合わせて自動的にリスニングモードを切り替える「アダプティブサウンドコントロール」機能も強化された。従来は止まっているとき/歩いているとき/走っているとき/乗り物に乗ったときという4種類のシーンに応じて、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードを設定できた。今回はさらにスマートフォンの位置情報と連動し、登録した場所を訪れると任意の外音取り込み/イコライザー設定に切り替えることが可能だ。
その他にも、「新マルチポイント接続」と名付けられた同時接続方式に対応している。従来はBluetoothの音楽プロファイル/通話プロファイルそれぞれ1台ずつの待ち受けしかできなかったが、新マルチポイント接続では音楽プロファイル/通話プロファイル両方を2台同時に待ち受け可能となった。本機能については、発売後ソフトウェアアップデートにより対応するとのこと。
Android端末のワンタップペアリング機能「Google Fast Pair」にも対応。Android 6.0以降の端末であれば、近くでWH-1000XM4をペアリングモードにすると画面にポップアップ通知が表示され、通知をタッチするだけでペアリングが完了する。
デザイン面ではWH-1000XM3から大幅な変化は無いが、全体的な塗装をよりマットな質感に統一し、パーツ間のつなぎ目を滑らかに整えるなどディテールの向上を図っている。イヤーパッドの形状も見直され、耳に当たる面積がWH-1000XM3から10%増加。装着感がより柔らかくなったという。
内部パーツそのものはWH-1000XM3から一新され、軽量化が図られている。そのため、新しく近接センサーなどが追加されたにも関わらず、逆に質量は254gと従来より軽くなっている。
連続再生時間はノイズキャンセリングオフ時で最大約38時間、ノイズキャンセリングオン時で最大約30時。クイック充電機能により、10分間の充電で約5時間の使用が可能。対応BluetoothコーデックはLDAC/AAC/SBCの3種類となっている。