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公開日 2020/12/02 15:14

アップル、App Storeの2020年ベストアプリを発表。iPhone/iPadで遊べる人気ゲームも

オブジェを初進呈
山本 敦
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アップルが一年を締めくくるApp Storeの「Best of 2020」のコンテンツとサービスを発表した。世界が新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた今年は、App Storeでも “新しい生活様式” に関わるアプリが注目を集めたようだ。

App StoreのBest of 2020受賞アプリが発表された

アップルのデバイスごとに分かれている5つのBest of 2020受賞アプリは次の通りだ。

・ベストiPhone App:Wakeout!(デベロッパ:Andres Canella)
・ベストiPad App:「Zoom」
・ベストMac App:「Fantastical」(デベロッパ:Flexibits)
・ベストApple TV App:「Disney+」
・ベストApple Watch App:「Endel」

ベストiPhoneアプリケーションを受賞した「Wakeout!」

ベストApple Watchアプリケーションの「Endel」

そして2020年のベストゲームとして下記タイトルが受賞している。

・ベストiPhoneゲーム:「原神」(デベロッパ:miHoYo)
・ベストiPadゲーム:「レジェンド・オブ・ルーンテラ」(デベロッパ:Riot Games)
・ベストMacゲーム:「Disco Elysium」(デベロッパ:ZA/UM)
・ベストApple TVゲーム:「Dandara Trials of Fear(デベロッパ:Raw Fury)」
・ベストApple Arcadeゲーム:「忍び足のサスクワッチ」(デベロッパ:RAC7)

ベストiPadゲームの「レジェンド・オブ・ルーンテラ」

ベストiPhoneゲームの「原神」

感染の拡大を防ぐために不要不急な外出を避けて、仕事もなるべくオフィスに通わずにテレワークでこなすことを推奨される日はこれからもまだしばらくは続きそうだ。健康的な生活を送るために、iPhoneやiPadを使い倒しながら役立つアプリを積極的に活用していきたい。

テレスクールを実践するためにも最適なアプリとして、教師と学生がクラウドを介して共同学習を進められるアプリ「Explain Everything Whiteboard」も “2020年のトレンドとなったアプリケーション” として紹介されている。

デバイスのユーザーがセルフケアを実践するためのアプリ「Shine」や、ビデオ通話と同時にインタラクティブゲームが遊べる「Caribu」、屋外に出かけることなく自宅でも遊べるようにアップデートを実現した「Pokemon GO」、国連の世界食糧計画(WFP)による、気軽にフードドネーションに参加できるアプリ「ShareTheMeal」なども名前が挙がった。

2020年のトレンドを象徴するアプリとして受賞した「Explain Everything Whiteboard」

これらのアプリはApp Storeの「エディターのおすすめ」などのコーナーから参照できる。

アップルではこれら15のアプリに対して、「App Store Best of 2020」を受賞したことを記念するオブジェを初めて進呈する。100パーセント再生アルミニウムから製作されたアワードはブルーのApp Storeアイコンをモチーフにデザインされ、それぞれのアワード受賞者の名前が刻まれる。

受賞者に贈られる「App Store Best of 2020」の記念オブジェ

2020年もアップルは堅調に数多くの新製品を出し続けた。春にはアップルのデバイスとして初めて、光で被写体までの距離を検知するLiDARスキャナとデュアルレンズカメラを搭載するiPad Proが発売された。アップルのAR開発のためのフレームワークであるARKitにもLiDARスキャナから収集した深度情報にアクセスできる技術が加わった。LiDARスキャナが秋に発売されたiPhone 12 Proシリーズにも搭載されたことから、2021年はさらに多彩な使い方ができるiPhone/iPad対応のAR系アプリ・サービスが増えるだろう。

コロナ禍中に健康の自己管理をサポートしてくれるデバイスとして、スマートウォッチが世界で広く注目された。9月にはハイクラスモデルのApple Watch Series 6と、価格を抑えたApple Watch SEを同時に発売したことでApple Watchのブームに火が付いた。筆者の周囲にも初めてApple Watchを購入して使い始めたユーザーが数多くいる。

Apple Watchの基幹ソフトであるwatchOS 6以降からApp Storeが組み込まれ、ネットワークに接続されているApple Watchで直接アプリのダウンロードができるようになった。またwatchOS 7に新しく追加された「睡眠」や、Apple Watch Series 6に初めて搭載された「血中酸素ウェルネス」のような “Apple Watch純正アプリ” もますます充実している。Apple Watchはいま「アプリによってできること」が最も充実するスマートウォッチになったと言える。

そして11月に発売されたApple M1チップを搭載するMacと、最新のmacOSであるmacOS 11 Big Surの組み合わせによるプラットフォームから、App StoreでiPhone/iPadと互換性のあるアプリをダウンロードしてMacでも使えるようになる。デベロッパはiPhone向けに開発したアプリをiPad、Macのユーザーにも届けられるようになることから、これまでにも増して新たなビジネスチャンスを手にする機会が訪れるのではないだろうか。

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