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公開日 2020/12/08 22:59

アップル、NCワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」。空間オーディオ対応

61,800円(税抜)
編集部:押野 由宇
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アップルは、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホン「AirPods Max」を発表した。カラーはスペースグレー、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクの5色を展開。本日12月8日より受付を開始し、12月18日より順次発売する。価格は61,800円(税抜)。※当初アップルは、ニュースリリース中で「12月15日から発売」と表記していましたが、その後「12月18日から順次発売」と表記を変えたため、記事中の表記を修正しました

「AirPods Max」

左右のイヤーカップにH1チップを搭載したほか、同社の高度なソフトウェアの組み合わせにより、アダプティブEQ、アクティブノイズキャンセレーション、外音取り込みモード、および空間オーディオを実現した。

5色のカラーバリエーションを用意

アダプティブEQでは、ユーザーの耳に届く音声信号を測定し、イヤークッションの吸着度と密閉度に合わせて低音域と中音域をリアルタイムで調節。これにより、音のディテールを完全にとらえた最適なサウンドを生み出すという。

本体を斜めから見たところ

ノイズキャンセリングは、各イヤーカップに搭載する環境ノイズを検出するための、6つの外向きマイクにより、ヘッドホンのフィット感と動きに応じて適用させるとしている。外音と音楽を同時に聞くことができる外音取り込み(トランスペアレンシー)モードには、本体ボタンを一回押すことで切り替えられる。

空間オーディオは頭の動きを捉えるダイナミックヘッドトラッキングを活用し、音を空間内の任意の場所に配置、5.1や7.1、Dolby Atmosで記録されたコンテンツを「映画館で音に包み込まれる」ような没入感をもって楽しめるというもの。

「映画館で音に包み込まれる」ようなリスニング体験を実現

また空間オーディオは、AirPods MaxとiPhone、またはiPadに内蔵されたジャイロスコープと加速度センサーを利用して、ユーザーの頭の動きとデバイスの動きを追跡し、それぞれの動きのデータを比較して再生中のサウンドの音場を再マッピングする。このため、ユーザーが頭を動かしても、常に音場はデバイスから離れないようになっている。

本体はキャノピーからイヤークッションまで、独自の音響設計が施されている。ヘッドバンドのキャノピーは通気性のあるニットメッシュ素材を採用し、ヘッドホン全体の重さを分散、頭部にかかる圧力を減らすようにした。ステンレススチール製フレームのヘッドバンドは耐久性と柔軟性に優れたもので、どんな形やサイズの頭にも馴染むとする。なお、耳から外すとオーディオを一時停止して、また着けると続きを再生する「オンヘッド検知機能」も備える。

独自の音響設計を採用

左右のイヤーカップは、圧力を調節して分散すると同時に、それぞれが独立して回転することで、ユーザーごとに異なる頭の曲線にフィットするという仕組みを採用している。またイヤークッションには音響を考えた形状記憶フォームを採用、これにより密閉性を高めた。

本体には、Apple WatchでもおなじみのDigital Crownを搭載。音量調節、音楽の再生と一時停止、曲のスキップ、電話への応答と通話の終了、Siriの起動といった操作も行える。

アップル独自設計の40mm口径のダイナミックドライバーを搭載。また、独自のデュアルネオジムリング磁石モーターにより、音量を最大にした場合でも、すべての可聴域で全高調波歪みを1パーセント未満に留めるという。

充電を長持ちさせるSmart Caseを付属

「コンピュテーショナルオーディオ」によって音を制御していることも大きな特徴。各チップに搭載された10個のオーディオコアを利用し、外部ノイズを遮断。イヤークッションの吸着度と密閉度に合わせてオーディオを調節し、「映画を観ている時は、まるでそのシーンに入りこんだような臨場感で音を響かせる」としている。

アクティブノイズキャンセリングと空間オーディオを有効にした状態で、最長約20時間のバッテリー持続時間を実現。また、5分間充電するだけで、1.5時間音楽を再生できる急速充電機能も備える。付属のSmart Caseに本体を収納すると、超低電力状態に切り換わるため、充電を長持ちさせることができる。充電はLightningコネクター経由で行う。

本体の質量は384.8g、ケースの質量は134.5g。AirPods Max、Smart Case、Lightning - USB-Cケーブル、マニュアルを同梱する。USB-Cアダプターは同梱しない。

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