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公開日 2023/07/04 13:06

オーディオテクニカ、「PLAY! MUSEUM」の『エルマーのぼうけん』展とコラボした“音を感じる展覧会”

「Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」
編集部 : 伴 修二郎
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オーディオテクニカは、昨年創業60周年に伴い東京都・立川市の子供用屋内広場「PLAY! PARK」で開催した「みんなで音をさがそう! Let’s! PLAY! SOUND PARK」の取り組みをさらに拡大し、「Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」として実施すると発表した。

「Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」

同社は昨年、子どもたちが「音」から自らの感覚を発見する創作遊具やワークショップが体験できる「みんなで音をさがそう! Let’s! PLAY! SOUND PARK」を実施したが、2年目を迎える2023年度はその取り組みを拡大し、新たに「Let’s! PLAY! SOUND with Audio-Technica」と銘打ち実施する。「PLAY! MUSEUM」と「PLAY! PARK」をオーディオテクニカが「音」に出会える場として発展させ、盛り上げていく。

取り組みのスタートとして、7月15日(土)〜10月1日(日)の期間に「PLAY! MUSEUM」で行われる、約130点の美しい絵本原画や貴重なダミー本、「りゅう」の人形を初公開する企画展示「エルマーのぼうけん」展とコラボレーションする。映画やテレビドラマの音響効果制作の専門家であるサウンドデザイナーの染谷和孝氏を迎え、ジャングルの音や動物の鳴き声、嵐の音などを会場内に導入した「音を感じる展覧会」を展開する。

『エルマーと16ぴきのりゅう』原画 1951年 (c)Dragon Trilogy Irrevocable Trust / Kerlan Collection of Children's Literature, University of Minnesota Libraries, USA.

会場内では、どうぶつ島にとらわれたりゅうの子を助けに行く、9才の男の子エルマーの冒険物語の作中シーンを音で体験できるように演出する。あらゆる場所で動物や自然がそこにあるかのような音を感じながら原画を観賞することができ、物語の世界により没入できる貴重な機会を提供する。

クライマックスの大さわぎのシーンでは、アナログレコードの響きで演出する。そらいろ高原の洞穴に捕らえられたりゅうたちを助け出すため、エルマーがおもちゃの鉄砲で鳴らして合図をすると、りゅうたちがラッパや笛を慣らしながら、洞穴から一斉に飛び立つという大さわぎシーンを、音源にアナログレコードを用いて、1950年代のフリー・ジャズの“わくわくする響き”を使って演出するという。

『エルマーと16ぴきのりゅう』原画 1951年 (c)Dragon Trilogy Irrevocable Trust / Kerlan Collection of Children's Literature, University of Minnesota Libraries, USA.

さらに体験型の展示コーナーには、インタラクティブな装置で音を感じることができる仕掛けも用意する。美術館ではあまり体験することのない「音」の力を活用することで、子どもから大人までが想像力を掻き立てられるような、新たな冒険の世界を提供することを目指す。「エルマーのぼうけん」展の参加費は無料だが、PLAY!MUSEUMの入場料が別途必要となる。

『Let’s PLAY! SOUND with Audio-Technica』の今後の予定として、「PLAY! MUSEUM」では、今後実施される企画展示とコラボレーションし、「音」とともに楽しめるコンテンツの提供を予定。「PLAY! PARK」では、今秋より0歳から参加できる、音を通して豊かな心と感性を育むためのさまざまな創作遊具やワークショップを提供していく。

本発表に際して、PLAY!プロデューサー・草刈大介氏 および プロジェクト担当者の(株)オーディオテクニカ掛水聖貴氏よりコメントが届いている。全文は以下の通り。


PLAY!プロデューサー 草刈大介氏コメント

草刈大介氏

エルマー展は初公開の原画が最大の魅了と考えていました。そのうえで、夏休みを含んだタイミングでもあり、誰でも楽しめる体験型の展示も並行して企画していました。「エルマーになったつもりで体験する」というコンセプトとコンテンツが見えてきて、建築家や映像作家が視覚的な演出を進めていたのですが、そこにさらに聴覚の要素を加えることで、より密度が上がってくると考えました。本を読むときに、イメージの中で聞こえてくる音を環境に組み込むと、これまでにない展覧会になる予感がしました。空間内での音響演出に経験のあるサウンドデザイナーの染谷和孝さんをお迎えし、原画の鑑賞、体験型展示を引き立てる塩梅を検証しながら準備をしています。

プロジェクト担当者 株式会社オーディオテクニカ 掛水聖貴氏コメント

掛水聖貴氏

音を通して世界と繋がること。より近く、より大切に感じられることで、心が豊かになる。そんな想いでオーディオテクニカはオーディオ機器メーカーとして製品を世に送り出し、みなさまにお届けしています。今回はこういった形で「PLAY! MUSEUM」さんと一緒にお取り組みをさせていただき、従来視覚的な要素がメインになることの多い展示に、「音」の要素を加えることで物語をより直感的に体験いただけるのではないかと思っています。来場者の方々に豊かな音表現との出会いを楽しんでもらえたら嬉しいです。

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