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公開日 2024/02/26 17:51
KDDI、Starlink回線で南極・日本間の8K映像リアルタイム伝送に成功
実証実験結果を発表
KDDIは、Starlink衛星通信回線を用いて南極からの8K映像リアルタイム伝送に成功したことを発表した。
KDDI、KDDI総合研究所、情報・システム研究機構 国立極地研究所の三者が2024年2月13日に実施した実証実験の結果を公表したもの。南極昭和基地とKDDI総合研究所本社の間で、スペースXが開発したStarlink衛星通信回線を用いた8K映像のリアルタイム伝送に成功したという。
今回の実証実験では、KDDI総合研究所が開発した「VistaFinder Mx」を搭載した8K動画撮影対応スマートフォンを用いて昭和基地で映像を撮影・圧縮し、衛星通信回線を通じて伝送。その映像をKDDI総合研究所に設置した受信システムで受信・伸長し、8K映像としてモニター表示するとともに、安定した映像品質を維持できることを確認したとのこと。
「VistaFinder Mx」は、8K映像のリアルタイム伝送が可能な遠隔作業支援システム。国際標準の映像符号化方式H.265/HEVCコーデックを搭載しており、画質を維持したままデータ量を削減し、衛星通信環境でも安定した高品質な映像伝送を実現するとアピールしている。
Starlinkは昭和基地周辺でも高速かつ低遅延なネットワークを利用可能だとKDDIは説明。また、Starlinkのユーザーターミナル(アンテナ)の可搬性を生かすことで、昭和基地およびその周辺だけでなく、より広範囲での作業に活用できるようになるという。これにより、南極大陸の自然観測や、昭和基地から離れた場所での観測隊員と国内担当者とのリアルタイムコミュニケーションに基づく作業効率化など、さまざまな利用が期待できるとしている。
KDDIでは、Starlinkを活用することで、南極大陸における観測隊員の業務環境改善や、極地研による南極域の研究観測業務や通信環境の設営、教育の高度化を支援し、地球温暖化などの地球規模の課題の解決に貢献していくとコメント。また、スマートフォンを活用した8K映像のリアルタイム伝送システムの有用性検証や課題の抽出・改善を行い、通信回線の速度にかかわらず世界中どこからでも利用可能とすることで、現場作業のDX化の加速や高度化など、社会インフラの保全ならびに強靭性確保に貢献していくとしている。
KDDI、KDDI総合研究所、情報・システム研究機構 国立極地研究所の三者が2024年2月13日に実施した実証実験の結果を公表したもの。南極昭和基地とKDDI総合研究所本社の間で、スペースXが開発したStarlink衛星通信回線を用いた8K映像のリアルタイム伝送に成功したという。
今回の実証実験では、KDDI総合研究所が開発した「VistaFinder Mx」を搭載した8K動画撮影対応スマートフォンを用いて昭和基地で映像を撮影・圧縮し、衛星通信回線を通じて伝送。その映像をKDDI総合研究所に設置した受信システムで受信・伸長し、8K映像としてモニター表示するとともに、安定した映像品質を維持できることを確認したとのこと。
「VistaFinder Mx」は、8K映像のリアルタイム伝送が可能な遠隔作業支援システム。国際標準の映像符号化方式H.265/HEVCコーデックを搭載しており、画質を維持したままデータ量を削減し、衛星通信環境でも安定した高品質な映像伝送を実現するとアピールしている。
Starlinkは昭和基地周辺でも高速かつ低遅延なネットワークを利用可能だとKDDIは説明。また、Starlinkのユーザーターミナル(アンテナ)の可搬性を生かすことで、昭和基地およびその周辺だけでなく、より広範囲での作業に活用できるようになるという。これにより、南極大陸の自然観測や、昭和基地から離れた場所での観測隊員と国内担当者とのリアルタイムコミュニケーションに基づく作業効率化など、さまざまな利用が期待できるとしている。
KDDIでは、Starlinkを活用することで、南極大陸における観測隊員の業務環境改善や、極地研による南極域の研究観測業務や通信環境の設営、教育の高度化を支援し、地球温暖化などの地球規模の課題の解決に貢献していくとコメント。また、スマートフォンを活用した8K映像のリアルタイム伝送システムの有用性検証や課題の抽出・改善を行い、通信回線の速度にかかわらず世界中どこからでも利用可能とすることで、現場作業のDX化の加速や高度化など、社会インフラの保全ならびに強靭性確保に貢献していくとしている。