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公開日 2024/02/29 18:59
nwm、NTTの特許技術で通話性能を高めたUSB-Cイヤホン「Voice Buds」。クラウドファンディングで先行販売
オンライン会議や通話を快適にするビジネス向けモデル
NTTソノリティは、同社音響ブランドnwm(ヌーム)から、通話性能にフォーカスしたUSB-Cイヤホン「nwm Voice Buds」を発表。2024年3月1日より、クラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGにて先行販売を開始する。税込9,790円の最大50%オフ/2個セットをはじめ、数量限定の早割も用意する。
NTTの特許技術「Magic Focus Voice」をnwmブランドとして初採用し、着用者の声だけを高精度にピックアップできる通話性能を備えたとするビジネス向けイヤホン。生活音やペットの鳴き声が入る可能性があるリモートワーク時のオンライン会議や、カフェや新幹線内での通話など、雑音が気になる環境でも自分の声だけを的確に通話相手に届けられるとしている。
Magic Focus Voiceは、過去に「インテリジェントマイク」と名付けられていた技術。2基のマイクに届く音の時間差にもとづいて装着者の声とそれ以外を識別する「ビームフォーミング」、必要な音の帯域だけを抽出する「スペクトルフィルター」を組み合わせることで、通話に必要な音だけを“仕分ける”ことが可能だという。
マイクは2つの収音モードを切り替えることができ、装着者の顔に向けて120度の範囲に絞る「指向性モード」、360度まんべんなく音をとらえる「全指向性モード」を搭載。体の姿勢が一定になる着席中は指向性モードでノイズ抑制の効果を高め、体やマイクの向きが頻繁に変わりやすい移動時などは全指向性モードで確実に声をひろう、というように使い分けることで、シーンに応じた最適な通話性能を実現するしくみだ。
イヤホン部は、オンライン会議や通話に集中できるようカナル型を採用し、9mmダイナミック型ドライバーを搭載。声の聴き取りやすさを重視しつつ、クセの少ないバランスの取れたチューニングを施したため、音楽や動画を楽しむ際にも活用できるとしている。
接続端子はUSB Type-Cポートを搭載し、付属のUSB Type-C to Cケーブル(0.2m)を使用してPC/スマートフォンなどと接続する。端子付近はリモコンとなっており、マイクの収音モードを示すLEDインジケーターと収音モード切り替えボタンも配置される。
メディア向け発表会にて製品紹介を行ったNTTソノリティ プロダクトマネージャー長谷川潤氏は、本製品の企画背景について「通話ノイズを抑制する信号処理技術は、普及が進む完全ワイヤレスイヤホンや、ブームマイク付ヘッドセットなどでは珍しくないが、有線型イヤホンで本格的なものを搭載した製品は市場にほとんど見当たらなかった」と説明。
加えて、「使いたいときに使える」コミュニケーションツールとしての確実性も重視した結果、無線接続の不安定さや、充電忘れによるバッテリー切れといったリスクの無いUSB接続のイヤホンとして開発したのだという。ノイズ抑制処理の特性としても「人の声を残す」という点に力を注いで調整しており、「他社製品と比べても通話音声が聞き取りやすいと思う」と自信を見せた。
またメディア向け発表会では、NTT都市開発(株)商業事業部 営業開発担当部長の金子昌徳氏がゲストとして登壇。同社が運営するシェアオフィス「LIFORK」を例に、現在のビジネスにおける通話デバイスの重要性と、Voice Budsを試用した感想について語った。
金子氏によれば、新型コロナ感染症流行当初は“物珍しい”存在だったテレワークもいまやすっかり定着し、首都圏では各企業がオフィス出社を再開しつつある一方、オンライン会議やチャットツールの利用率は依然として高いまま。シェアオフィス、コワーキングスペースの市場規模も拡大し、関連事業者の多様化が進んでいるという。
このような働き方トレンドの中、改めて課題となっているのが、通話時に自分のマイクに周囲の雑音が乗ってしまう「音の悩み」。実際にシェアオフィス運営の中でも、共有スペースはもちろん個室ブースが備わっていても他者の会話/電話が気になるという相談は多く、時には退去につながることもあったとのこと。
金子氏はこうした「音の悩み」に対し、Voice Budsが解決策のひとつになるかもしれない、と実際に試用した感想をレポート。「Voice Budsをお借りして、ざわざわとしたシェアオフィスの中でチームメンバーとやり取りをしている中、『聞き返す』ということが無くなったのが第一印象。そのため、声がいつの間にか大きくなっていくことも無いのはメリット」と述べた。
NTTの特許技術「Magic Focus Voice」をnwmブランドとして初採用し、着用者の声だけを高精度にピックアップできる通話性能を備えたとするビジネス向けイヤホン。生活音やペットの鳴き声が入る可能性があるリモートワーク時のオンライン会議や、カフェや新幹線内での通話など、雑音が気になる環境でも自分の声だけを的確に通話相手に届けられるとしている。
Magic Focus Voiceは、過去に「インテリジェントマイク」と名付けられていた技術。2基のマイクに届く音の時間差にもとづいて装着者の声とそれ以外を識別する「ビームフォーミング」、必要な音の帯域だけを抽出する「スペクトルフィルター」を組み合わせることで、通話に必要な音だけを“仕分ける”ことが可能だという。
マイクは2つの収音モードを切り替えることができ、装着者の顔に向けて120度の範囲に絞る「指向性モード」、360度まんべんなく音をとらえる「全指向性モード」を搭載。体の姿勢が一定になる着席中は指向性モードでノイズ抑制の効果を高め、体やマイクの向きが頻繁に変わりやすい移動時などは全指向性モードで確実に声をひろう、というように使い分けることで、シーンに応じた最適な通話性能を実現するしくみだ。
イヤホン部は、オンライン会議や通話に集中できるようカナル型を採用し、9mmダイナミック型ドライバーを搭載。声の聴き取りやすさを重視しつつ、クセの少ないバランスの取れたチューニングを施したため、音楽や動画を楽しむ際にも活用できるとしている。
接続端子はUSB Type-Cポートを搭載し、付属のUSB Type-C to Cケーブル(0.2m)を使用してPC/スマートフォンなどと接続する。端子付近はリモコンとなっており、マイクの収音モードを示すLEDインジケーターと収音モード切り替えボタンも配置される。
メディア向け発表会にて製品紹介を行ったNTTソノリティ プロダクトマネージャー長谷川潤氏は、本製品の企画背景について「通話ノイズを抑制する信号処理技術は、普及が進む完全ワイヤレスイヤホンや、ブームマイク付ヘッドセットなどでは珍しくないが、有線型イヤホンで本格的なものを搭載した製品は市場にほとんど見当たらなかった」と説明。
加えて、「使いたいときに使える」コミュニケーションツールとしての確実性も重視した結果、無線接続の不安定さや、充電忘れによるバッテリー切れといったリスクの無いUSB接続のイヤホンとして開発したのだという。ノイズ抑制処理の特性としても「人の声を残す」という点に力を注いで調整しており、「他社製品と比べても通話音声が聞き取りやすいと思う」と自信を見せた。
■ビジネスの「音の悩み」の解決には通話性能がとても重要
またメディア向け発表会では、NTT都市開発(株)商業事業部 営業開発担当部長の金子昌徳氏がゲストとして登壇。同社が運営するシェアオフィス「LIFORK」を例に、現在のビジネスにおける通話デバイスの重要性と、Voice Budsを試用した感想について語った。
金子氏によれば、新型コロナ感染症流行当初は“物珍しい”存在だったテレワークもいまやすっかり定着し、首都圏では各企業がオフィス出社を再開しつつある一方、オンライン会議やチャットツールの利用率は依然として高いまま。シェアオフィス、コワーキングスペースの市場規模も拡大し、関連事業者の多様化が進んでいるという。
このような働き方トレンドの中、改めて課題となっているのが、通話時に自分のマイクに周囲の雑音が乗ってしまう「音の悩み」。実際にシェアオフィス運営の中でも、共有スペースはもちろん個室ブースが備わっていても他者の会話/電話が気になるという相談は多く、時には退去につながることもあったとのこと。
金子氏はこうした「音の悩み」に対し、Voice Budsが解決策のひとつになるかもしれない、と実際に試用した感想をレポート。「Voice Budsをお借りして、ざわざわとしたシェアオフィスの中でチームメンバーとやり取りをしている中、『聞き返す』ということが無くなったのが第一印象。そのため、声がいつの間にか大きくなっていくことも無いのはメリット」と述べた。