• ブランド
    特設サイト
公開日 2024/11/13 19:03

<Inter BEE>Shure、新技術搭載のインイヤーモニタリングシステムを展示。開発者によるセミナーも実施

TASCAM、「SMPTE ST 2110」対応のデジタルミキサー/KEFが初出展で好評
編集部:岡本雄
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
今回で60回目を迎える日本最大級のメディア総合イベント「Inter BEE 2024」が、本日11月13日(水)から15日(金)まで東京都・幕張メッセにて開催される。本稿ではホール2のShure、タスカム/ティアック、KEFブースの模様をお届けする。

「Inter BEE 2024」が開幕

Shure、新製品開発者によるセミナーを開催


Shureブース(ホール2・2613)では、「プロオーディオ」「コンテンツクリエーション」「カンファレンス」といったセクションにわかれた展示を実施。

ホール2・2613ではShureがブースを展開

「プロオーディオ」コーナーでは、プロ用音響機材を展示。トピックは、10月22日(火)に発表された「AXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステム」が初出展されることだ。同ブランドで初めてワイヤレス・マルチチャンネル・オーディオシステム(WMAS)を搭載することで、「これまでにない柔軟性と拡張性」を獲得。アーティストのツアーやイベントに携わるプロフェッショナルユーザーをサポートするという。

またイベント期間中、本機の開発者アルバレス・セルジオ氏がシカゴ本社から来日しており、技術と機能を解説するセミナーを開催。14日(木)は14:00 - 14:30の1回、15日(金)は11:30 - 12:00と15:00 - 15:30の2回行われる。

「AXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステム」が初出展

開発者アルバレス・セルジオ氏がシカゴ本社から来日。イベント期間中はセミナーを開催

「コンテンツクリエーション」コーナーでは、配信やゲーミングといった用途に対応するコンシューマー向けマイクロフォンを展示しており、XLR/USB Type-C接続両対応のダイナミック型マイク「MV7+」や、USBゲーミングマイクのエントリー機「MV6」をラインナップしている。なかでもMV6は今年9月に発売されたばかりのモデルで、同ブランドを代表する「SM7」や「MV7」のデザインや技術を継承しており、エントリークラスながらプロのようなサウンドを実現したモデルだとのこと。


USBゲーミングマイクのエントリー機「MV6」

XLR/USB Type-C接続両対応のダイナミック型マイク「MV7+」
「カンファレンス」コーナーでは、大学の講義室や会社の会議室で運用できるオーディオソリューションを展示。注目製品は、今年1月に発表されたオールインワン・ワイヤレスマイクロフォンシステム「MICROFLEX WIRELESS neXt 2」だ。


講義・会議用ソリューションを展示する「カンファレンス」コーナー
アクセスポイントと充電器、USB接続やアナログ接続に加えDanteネットワークオーディオに対応するDSPを搭載したベースユニットと3種類のワイヤレスマイクを擁するコンパクトなシステムで、持ち込み先で容易かつシームレスに運用できるとのこと。


オールインワン・ワイヤレスマイクロフォンシステム「MICROFLEX WIRELESS neXt 2」

タスカム/ティアック、「SMPTE ST 2110」対応デジタルミキサーを展示


タスカム/ティアックブース(ホール2・2523)ではTASCAM(タスカム)ブランドのデジタルミキサーやポータブルレコーダー、設備用ミキシングアンプなど多数の製品が出展されている。


ホール2・2523ではタスカム/ティアックがブースを展開
放送局やPA/SR向けのデジタルミキサーを出展するコーナーでは「TASCAM Sonicview」シリーズがラインナップ。今年発売された、放送など業務系メディアにおける映像伝送の標準規格「SMPTE ST 2110」に対応したオプションカード「IF-ST2110」と組み合わせることで、リーズナブルな価格でIP接続が可能な放送卓を実現したという点がトピックとなっている。


「SMPTE ST 2110」に対応したオプションカード「IF-ST2110」

「IF-ST2110」を装着したデジタルミキサー「TASCAM Sonicview 24」を展示
ポータブル機器コーナーでは、今年10月に発売されたタイムコードジェネレーター搭載の32bitフロート対応の2chポータブルレコーダー「FR-AV2」を出展。DSLRカメラや他のタイムコード同期デバイスとタイムコードの入出力を行えるほか、「ワイヤレス音声モニター機能」の搭載によって、別売りのBTアダプター「AK-BT2」と組み合わせることでワイヤレスヘッドホン・イヤホンと接続してモニタリングができることが特徴。

また、アプリ「TASCSM RECORDER CONNECT」で最大5台のピンマイクレコーダーと組み合わせて同時操作することが可能で、最大今回の展示では、ピンマイクレコーダー「DR-10L」と組み合わせたシステムを用意。操作感を実際に体験できるようになっている。


タイムコードジェネレーター搭載ポータブルレコーダー「FR-AV2」

ピンマイクレコーダー「DR-10L」と組み合わせたシステムを体験できる

KEF、初出展で点音源技術「Uni-Q」をアピール


ホール2・3107では英オーディオブランド・KEFがInterBEE初出展。

映像・音響のプロフェッショナルに対し、点音源を実現する同社独自技術「Uni-Q」を搭載したスピーカーや、ラインナップ豊富な埋め込みスピーカーをアピールすべく、出展する運びとなったとのこと。


ホール2・3107ではKEFがブースを展開

埋め込みスピーカーの実物を多数展示
会場には「Ci250RRb-THX」や「Ci160.2CS」といった天井埋め込みスピーカーや、「Ci4100QL-THX」や「Ci130QS」といった壁埋め込みスピーカーの実物を展示。そのほか、9月に発売された第9世代「Qシリーズ」の壁掛けモデル「Q4 Meta」やブックシェルフスピーカー「LS50 Meta」といった製品が展示されている。

なかでもプレミアムクラスのワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」が実際に試聴可能な状態で展示されており、特に映像・動画の作成に携わる来場者から好評の声が届いているとのこと。


ワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」が試聴可能

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX