• ブランド
    特設サイト
公開日 2012/09/19 14:01

【フォトキナ】パナソニック、ミラーレス一眼“LUMIX”の新フラグシップ「DMC-GH3」を公開 − 新開発イメージセンサー搭載

本体は防塵防滴仕様
SP DIVISION:木寺務
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

パナソニックのブース
パナソニックブースの目玉は、フォトキナの一般公開前日に海外発表されたばかりのDMC-GH3。本機はGH2の後継機と位置付けられたモデルでLUMIX Gシリーズの新フラグシップモデル。

Gシリーズの新フラグシップ
GH3が世界初お披露目


ブーススタッフが「プロカメラマンの要求にも応えられるよう開発してきた」と語る通り、GH2に比べ基本性能が大幅にブラッシュアップされており、ボディは同社マイクロフォーサーズ機としては初となるマグネシウム合金を使用した防塵防滴仕様。イメージセンサーには新開発の有効1605万画素「Digital Live MOSセンサー」、画像処理エンジンには4つのCPUを使用した「新ヴィーナスエンジン」を採用し、さらなる低ノイズ化を実現している。


LUMIX Gシリーズの新たなフラグシップ「DMC-GH3」

GH3の分解展示。ローパスフィルターも新規のものを採用。静止画の画質に徹底してこだわった設計となっているという
また操作性も大きく進化。ファインダーと背面モニターには表示遅延の少ない有機ELを採用し、背面モニターはタッチ操作にも対応。前後ダイヤルに加え背面にコントロールダイヤルを設けたほか、利用頻度の高い機能を割り当てられるファンクションボタンを、ボディに5つ、モニター上に2つ設置するなど、カスタマイズ性も向上している。


背面モニターはタッチパネル採用の有機ELモニター。バリアングル式を採用する

Gシリーズでは初となる専用のバッテリーグリップも用意する。バッテリーグリップも防塵防滴仕様となる
動画機能ではフルHDの60p記録に対応。AVCHD記録に加え、PCでの編集に最適なMOV形式での記録にも新たに対応する。またWi-Fiを内蔵した点も見逃せないポイント。開発途中のため残念ながらデモは行われていなかったが、専用アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットと組み合わせることで、撮影画像をワイヤレス転送することはもちろん、GH3をリモートコントロールすることも可能になるという。

オプションのガンマイクを装着しての動画撮影のデモを展開。画質だけでなく高音質であることもアピール

ツゥアイスブランドのマイクロフォーサーズマウントシネレンズも展示して、プロユースにも使える点を訴求


MOVフォーマットでの動画記録が可能になり、多くのプロ映像作家が愛用する著名ソフトでの編集効率が飛躍的にアップした

GH3で撮影したプロ写真家による作例を4K2Kディスプレイに映し出す展示もされていた

販売国により若干のバラつきはあるとのことだが、ドイツでの販売は年内を目標に進めており、価格はオープンだが実勢で1200ユーロ程度になる見込み。日本国内での発売に関しては現段階では未定とのこと。

タッチ&トライコーナーも大きなスペースを割いて展開されたが、ヨーロッパではファインダー搭載モデルの人気が高いとのことで、使用モデルはDMC-G5を中心に展開。


ロードマップに新たに2本追加
充実のレンズ群もアピール


一方、交換レンズにも新製品が登場。新たにお披露目されたのは、国内でも以前より開発発表されていた望遠ズームレンズ「LUMIX G X 35-100mm F2.8 Power O.I.S」だ。本レンズはズーム全域でF2.8と明るい望遠ズームレンズながら、コンパクトな仕上がりで、インナーズームを採用しているため、ズームしても全長が伸びないのが特長。防塵防滴設計も施されている。ドイツでは12月より販売が開始され、価格は1299ユーロ。日本国内での販売についてはGH3と同様に未定とのこと。


新モデルの追加により全16本のラインナップとなったGシステムレンズ群

新たに発売が決まった「LUMIX G X 35-100mm F2.8 Power O.I.S」
また今回のフォトキナで新たに2本のレンズがロードマップに加わった。開発発表されたのは、45mm/F1.4の大口径単焦点レンズと、150mm/F2.8の大口径望遠単焦点レンズ。ブーススタッフの説明によれば、「既存のXレンズを含むGレンズ群でほぼ一通りの焦点距離をカバーするレンズが揃ったが、今度は高画質な単焦点レンズに対するニーズが高まっている」とのことで、新たな2本のレンズはそのニーズに応えるもの。展示された製品はあくまでモックアップで発売時期や価格などは未定とのことだ。


モックアップは非常にコンパクトだったが、あくまでモックアップのため最終的な外観は変更になる可能性があるとのこと
そのほか、コンパクトカメラでは、欧州で人気の高い高倍率ズーム機、DMC-FZ200を中心としたタッチ&トライコーナーや、Wi-Fi機能を内蔵したDMC-SZ5のスマートフォン連携のデモコーナーなどが展開された。


この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX