公開日 2018/09/13 15:06
キヤノン、業務用4Kビデオカメラのフラグシップ機「XF705」。4K/HDR映像をSDカードに記録可能
シリーズ初のCanon Log3対応
キヤノンは、業務用4Kビデオカメラのフラグシップモデル「XF705」を11月下旬より発売する。価格はオープンだが、直販のオンラインショップでは778,000円で販売される。
本製品は、同社のレンズの中でも特に優れた光学性能を持つという「L(Luxury)レンズ」、1.0型 CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「デュアル DIGIC DV 6」により、4K/60P/4:2:2/10bit/HDR 映像が撮影可能。
また、従来機種「XF305」(2010年6月発売)と比較し、S/Nが10dB向上した。最低被写体照度は1.5luxの低ノイズ、高感度を実現し、さまざまな撮影現場において高品位で表現力豊かな映像制作が可能だという。
レンズは、35mm換算で焦点距離25.5 - 382.5mmの光学15倍ズーム。蛍石と同等の光学性能を持つスーパーUDレンズなどの特殊光学材料を採用、Lレンズにふさわしい映像品質を実現するとした。別売の専用のワイドアタッチメント「WA-U58」やテレコンバーター「TL-U58」との組み合わせにより、さらに広い焦点距離にも対応する。
放送やライブ配信に適した「HLG(Hybrid Log-Gamma)」とネット配信や映画などの制作に適した「PQ(Perceptual Quantization)」の2つのHDR方式を用途に応じて選択可能。また同社の業務用ビデオカメラ「XF」シリーズで初めて「Canon Log3」に対応し、広いダイナミックレンジで光の環境が変化しやすい撮影現場に最適だという。
フルHDでの撮影時は最大120fps(0.2倍)のスローモーション記録に対応する。「H.265/HEVC」と「H.264/AVC」の2種類のコーデックによるIPストリーミングも可能。
SDカードにHDR映像を記録できるようにするため、画質を維持しながらデータの高圧縮が可能なキヤノン独自の新ビデオフォーマット「XF-HEVC」を開発、搭載した。「MPEG-4 AVC/H.264」を採用したビデオフォーマット「XF-AVC」に比べ、約2倍のデータ圧縮率を実現したという。
またXF-HEVCでは、カラーグレーディングを前提としないHDR映像の記録が可能であり、HDRコンテンツ制作に必要な専門的なツールや、大がかりな編集を不要とし、撮影後の編集工程での作業負荷を軽減する。XF-HEVCは、映像編集等の工程で利用される各社の編集ソフトに対応予定。
動画撮影に適した滑らかなAF動作と高い追従性を有する「デュアルピクセル CMOS AF」を採用。厳しい合焦精度が求められる4K撮影時において、画面内の縦横約80%の広い測距エリアを持ち、タッチパネルを用いた直感的な操作が可能となる。
マニュアルフォーカス時に、高精度なピント合わせをサポートする「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能を搭載する。合焦、非合焦情報だけでなく、ピント位置(前ピン/後ピン)を表示できるため、合焦までのフォーカスリングの回転方向も瞬時に判別できる。
それぞれのリングの間隔を従来機種から変更、フォーカス/ズーム/アイリスが独立した。
長時間の撮影でも安定した撮影姿勢を維持できるよう、ショルダーパッドを新たに採用。カメラをしっかり固定し、ブレを軽減することができる。グリップはプロユーザーからの要望と人間工学に基づき、グリップの傾斜角度を15°に設定することで手首への負荷にも配慮した。
モニターは、左右それぞれに125度回転する4.0型、約123万ドットの液晶モニターを前作から継承。高輝度液晶モニターを搭載し、撮影時のHDR映像の確認もサポートする。0.46型で約177万ドットのチルト式ワイド有機ELファインダーも搭載した。
電動回転式の小型NDユニットを内蔵し、ND1/4、1/16、1/64 の3濃度を専用ボタンで切り替え可能。日差しが強い屋外撮影時などでも絞りを開け、背景をぼかした映像を撮影できる。
手ぶれ補正では、スタンダードモード/ダイナミックモードと、パワードIS(ON/OFF)の組み合わせにより4種類の手ブレ補正を設定可能。
12G-SDI端子、HDMI端子を搭載するため、4K/HDR映像や記録時の方式とは異なる方式の映像をケーブル1本で出力し、撮影現場での作業負荷を軽減する。
外形寸法は、約162W×210H×378Dmm(本体のみ)、質量は約2,660g(グリップベルト含む)。記録解像度は3,840×2,160(59.94p・50.00p・29.97p・25.00p・23.98p)、1,920×1,080(59.94p/i・50.00p/i・29.97p・25.00p・23.98p・119.88p・100p)で、音声はリニアPCM:24bit/48kHz/4ch。
なお、9月14日から18日までオランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2018」のキヤノンブースにおいて展示される予定となっている。
本製品は、同社のレンズの中でも特に優れた光学性能を持つという「L(Luxury)レンズ」、1.0型 CMOSセンサー、映像処理プラットフォーム「デュアル DIGIC DV 6」により、4K/60P/4:2:2/10bit/HDR 映像が撮影可能。
また、従来機種「XF305」(2010年6月発売)と比較し、S/Nが10dB向上した。最低被写体照度は1.5luxの低ノイズ、高感度を実現し、さまざまな撮影現場において高品位で表現力豊かな映像制作が可能だという。
レンズは、35mm換算で焦点距離25.5 - 382.5mmの光学15倍ズーム。蛍石と同等の光学性能を持つスーパーUDレンズなどの特殊光学材料を採用、Lレンズにふさわしい映像品質を実現するとした。別売の専用のワイドアタッチメント「WA-U58」やテレコンバーター「TL-U58」との組み合わせにより、さらに広い焦点距離にも対応する。
放送やライブ配信に適した「HLG(Hybrid Log-Gamma)」とネット配信や映画などの制作に適した「PQ(Perceptual Quantization)」の2つのHDR方式を用途に応じて選択可能。また同社の業務用ビデオカメラ「XF」シリーズで初めて「Canon Log3」に対応し、広いダイナミックレンジで光の環境が変化しやすい撮影現場に最適だという。
フルHDでの撮影時は最大120fps(0.2倍)のスローモーション記録に対応する。「H.265/HEVC」と「H.264/AVC」の2種類のコーデックによるIPストリーミングも可能。
SDカードにHDR映像を記録できるようにするため、画質を維持しながらデータの高圧縮が可能なキヤノン独自の新ビデオフォーマット「XF-HEVC」を開発、搭載した。「MPEG-4 AVC/H.264」を採用したビデオフォーマット「XF-AVC」に比べ、約2倍のデータ圧縮率を実現したという。
またXF-HEVCでは、カラーグレーディングを前提としないHDR映像の記録が可能であり、HDRコンテンツ制作に必要な専門的なツールや、大がかりな編集を不要とし、撮影後の編集工程での作業負荷を軽減する。XF-HEVCは、映像編集等の工程で利用される各社の編集ソフトに対応予定。
動画撮影に適した滑らかなAF動作と高い追従性を有する「デュアルピクセル CMOS AF」を採用。厳しい合焦精度が求められる4K撮影時において、画面内の縦横約80%の広い測距エリアを持ち、タッチパネルを用いた直感的な操作が可能となる。
マニュアルフォーカス時に、高精度なピント合わせをサポートする「デュアルピクセルフォーカスガイド」機能を搭載する。合焦、非合焦情報だけでなく、ピント位置(前ピン/後ピン)を表示できるため、合焦までのフォーカスリングの回転方向も瞬時に判別できる。
それぞれのリングの間隔を従来機種から変更、フォーカス/ズーム/アイリスが独立した。
長時間の撮影でも安定した撮影姿勢を維持できるよう、ショルダーパッドを新たに採用。カメラをしっかり固定し、ブレを軽減することができる。グリップはプロユーザーからの要望と人間工学に基づき、グリップの傾斜角度を15°に設定することで手首への負荷にも配慮した。
モニターは、左右それぞれに125度回転する4.0型、約123万ドットの液晶モニターを前作から継承。高輝度液晶モニターを搭載し、撮影時のHDR映像の確認もサポートする。0.46型で約177万ドットのチルト式ワイド有機ELファインダーも搭載した。
電動回転式の小型NDユニットを内蔵し、ND1/4、1/16、1/64 の3濃度を専用ボタンで切り替え可能。日差しが強い屋外撮影時などでも絞りを開け、背景をぼかした映像を撮影できる。
手ぶれ補正では、スタンダードモード/ダイナミックモードと、パワードIS(ON/OFF)の組み合わせにより4種類の手ブレ補正を設定可能。
12G-SDI端子、HDMI端子を搭載するため、4K/HDR映像や記録時の方式とは異なる方式の映像をケーブル1本で出力し、撮影現場での作業負荷を軽減する。
外形寸法は、約162W×210H×378Dmm(本体のみ)、質量は約2,660g(グリップベルト含む)。記録解像度は3,840×2,160(59.94p・50.00p・29.97p・25.00p・23.98p)、1,920×1,080(59.94p/i・50.00p/i・29.97p・25.00p・23.98p・119.88p・100p)で、音声はリニアPCM:24bit/48kHz/4ch。
なお、9月14日から18日までオランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2018」のキヤノンブースにおいて展示される予定となっている。