公開日 2024/06/06 16:17
LUMIX、動画機能を強化したミラーレス一眼「DC-GH7」。LUMIX Labアプリにも対応
GHシリーズ初の像面位相差AF対応
パナソニックは、動画撮影性能を高めたミラーレス一眼カメラ「DC-GH7」を7月26日より発売する。ボディ単体とLキット(標準ズームレンズキット)をラインナップし、価格はいずれもオープン。市場での予想実売価格はそれぞれ以下の通り。
・「DC-GH7」(ボディ単体):税込274,200円前後
・「DC-GH7L」(Lキット):税込347,500円前後
LUMIX GHシリーズは動画性能にも強みを持つマイクロフォーサーズ一眼カメラ。DC-GH7は新開発のセンサーを搭載し、階調描写やAF性能といった基本性能も一新。自らの表現を追求するクリエイターに応える新世代のミラーレス一眼カメラとしている。
新開発の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載。約2520万画素の有効画素数を持つほか、階調豊かでなめらかなHDR撮影を可能にするという「13+ストップ ダイナミックレンジブースト」を採用。
RAW写真撮影時はもちろん、動画撮影時、特にV-Log撮影時において、LUMIXのマイクロフォーサーズ機として最大となる13+ストップのダイナミックレンジを実現した。また、光学ローパスフィルターレス設計によって、高画素化しながらも飽和性能を向上させたという。
位相差センサーによる像面位相差AFに、GHシリーズとして初対応。779点測距の像面位相差AFと従来のコントラストAFによって、幅広いフォーカス領域をカバーしながら、撮影シーンに応じたAFモードの組み合わせも可能なリアルタイム認識AFを備える。またリアルタイム認識AFは、新たに飛行機認識・列車認識を追加した。
ほか、読み出し速度の高速化により連写速度も高速化。動く被写体を連写する場合でも、ローリングシャッター歪み現象を抑制し、高い解像感で撮ることができる。またCinema 4Kや4K/120pといったハイフレームレート撮影、5.7K/60pなど高解像な動画撮影にも対応した。
プロの現場に応えるモデルとして、撮影現場からポストプロダクションまでのワークフロー効率化を図るという機能も搭載する。
「Adobe ProRes 422 HQ」や「ProRes 422」といったコーデックの映像を、カメラ本体へ内部記録できる。ポストプロダクション時のグレーディングや編集作業に有効なセットアップを、カメラのみで完了できるという。4K以上の設定ではCFexpress Type Bカードのみ、FHD設定時はSDカードでも記録が可能。USB接続でのSSDへの記録にも対応している。
さらに、別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU3A」(想定価格:税込33,000円前後)を適用することで、ARRI社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能なARRI LogC3に対応。なお本機能の実装にあたり、LUMIXのARRI LogC3カーブの映像処理について、ARRI社の認証を取得したとしている。
また、別売アクセサリーのXLRマイクロフォンアダプター「DMW-XLR2」(想定価格:税込55,400円前後)を用意。これを装着することで、レンズ交換式デジタルカメラとしては世界初となる、32bitフロート録音に対応する。32bitフロート方式は従来のリニア録音(16bit/24bit)と比べて高い分解能を持ち、音割れや小音量といった収録時のミスを気にせず撮影がおこなえるという。
ほか、オリジナルのLUTファイルを動画/写真に反映できる「リアルタイムLUT」や、スムーズなデータ転送や編集をアシストする「プロキシ機能」、クラウド上で共有・共同作業できる「Frame.io Camera to Cloud」などを搭載。「LUMIX S9」で初対応となった新アプリ「LUMIX Lab」にも対応する。
本体は耐久性の高いマグネシウム合金フレームを採用。ボディの接合部や操作部材にはシーリング構造を用いることで、防塵・防滴設計に加え、マイナス10℃環境での撮影も可能(同社製マイナス10℃耐低温設計レンズ装着時)にした。
また、搭載されたファンの放熱効果をフルに引き出す独自の放熱構造を開発し、動作保証温度内では、バッテリーおよび記録メディアの容量内での記録時間は無制限とした。モニターは利便性の高いチルトフリーアングルとなっている。
標準ISO感度は100 - 12800 、連続撮影コマ数は最大190コマ。インターフェースはUSB Type-C(充電対応)/HDMI Type-A/VIERA Link/3.5mmマイク入力を備え、ストレージはCFexpress Type Bカード/SDカード/SDHCカード/SDXCカードに対応する。
外形寸法は約138.4Wmm×100.3Hmm×99.6Dmm、質量は約805g(バッテリー、メモリーカード含む)。
・「DC-GH7」(ボディ単体):税込274,200円前後
・「DC-GH7L」(Lキット):税込347,500円前後
LUMIX GHシリーズは動画性能にも強みを持つマイクロフォーサーズ一眼カメラ。DC-GH7は新開発のセンサーを搭載し、階調描写やAF性能といった基本性能も一新。自らの表現を追求するクリエイターに応える新世代のミラーレス一眼カメラとしている。
映像描写を支える基本性能をアップデート
新開発の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載。約2520万画素の有効画素数を持つほか、階調豊かでなめらかなHDR撮影を可能にするという「13+ストップ ダイナミックレンジブースト」を採用。
RAW写真撮影時はもちろん、動画撮影時、特にV-Log撮影時において、LUMIXのマイクロフォーサーズ機として最大となる13+ストップのダイナミックレンジを実現した。また、光学ローパスフィルターレス設計によって、高画素化しながらも飽和性能を向上させたという。
位相差センサーによる像面位相差AFに、GHシリーズとして初対応。779点測距の像面位相差AFと従来のコントラストAFによって、幅広いフォーカス領域をカバーしながら、撮影シーンに応じたAFモードの組み合わせも可能なリアルタイム認識AFを備える。またリアルタイム認識AFは、新たに飛行機認識・列車認識を追加した。
ほか、読み出し速度の高速化により連写速度も高速化。動く被写体を連写する場合でも、ローリングシャッター歪み現象を抑制し、高い解像感で撮ることができる。またCinema 4Kや4K/120pといったハイフレームレート撮影、5.7K/60pなど高解像な動画撮影にも対応した。
現場からポスプロまでのフローを効率化
プロの現場に応えるモデルとして、撮影現場からポストプロダクションまでのワークフロー効率化を図るという機能も搭載する。
「Adobe ProRes 422 HQ」や「ProRes 422」といったコーデックの映像を、カメラ本体へ内部記録できる。ポストプロダクション時のグレーディングや編集作業に有効なセットアップを、カメラのみで完了できるという。4K以上の設定ではCFexpress Type Bカードのみ、FHD設定時はSDカードでも記録が可能。USB接続でのSSDへの記録にも対応している。
さらに、別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU3A」(想定価格:税込33,000円前後)を適用することで、ARRI社のシネマカメラとのカラーマッチングが可能なARRI LogC3に対応。なお本機能の実装にあたり、LUMIXのARRI LogC3カーブの映像処理について、ARRI社の認証を取得したとしている。
また、別売アクセサリーのXLRマイクロフォンアダプター「DMW-XLR2」(想定価格:税込55,400円前後)を用意。これを装着することで、レンズ交換式デジタルカメラとしては世界初となる、32bitフロート録音に対応する。32bitフロート方式は従来のリニア録音(16bit/24bit)と比べて高い分解能を持ち、音割れや小音量といった収録時のミスを気にせず撮影がおこなえるという。
ほか、オリジナルのLUTファイルを動画/写真に反映できる「リアルタイムLUT」や、スムーズなデータ転送や編集をアシストする「プロキシ機能」、クラウド上で共有・共同作業できる「Frame.io Camera to Cloud」などを搭載。「LUMIX S9」で初対応となった新アプリ「LUMIX Lab」にも対応する。
堅牢性と機動力で制作現場に応える
本体は耐久性の高いマグネシウム合金フレームを採用。ボディの接合部や操作部材にはシーリング構造を用いることで、防塵・防滴設計に加え、マイナス10℃環境での撮影も可能(同社製マイナス10℃耐低温設計レンズ装着時)にした。
また、搭載されたファンの放熱効果をフルに引き出す独自の放熱構造を開発し、動作保証温度内では、バッテリーおよび記録メディアの容量内での記録時間は無制限とした。モニターは利便性の高いチルトフリーアングルとなっている。
標準ISO感度は100 - 12800 、連続撮影コマ数は最大190コマ。インターフェースはUSB Type-C(充電対応)/HDMI Type-A/VIERA Link/3.5mmマイク入力を備え、ストレージはCFexpress Type Bカード/SDカード/SDHCカード/SDXCカードに対応する。
外形寸法は約138.4Wmm×100.3Hmm×99.6Dmm、質量は約805g(バッテリー、メモリーカード含む)。