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アップルの「Far Out」イベントが数日後に迫り、「iPhone 14」シリーズなどの発表に期待が集まるなか、同社が開発中と噂のAR/VRヘッドセットにつき新たな情報が届けられている。
これはBloombergのMark Gurman記者が、ニュースレター「Power On」最新号で述べていることだ。本製品は8日のスペシャルイベントで何の発表もないと但し書きが付けられているが、それは有名アナリストMing-Chi Kuo氏も一致していることだ。今のところ、年明け2023年1月にメディア向けイベントにて発表される可能性が高いとされている。
さてGurman氏によると、アップルは3つの新型ヘッドセットを開発中であり、それぞれコードネームは「N301」「N602」「N421」だという。このうちN301は、数年前から(ジョニー・アイブ氏が在籍していた頃から)開発中だと言われており、最も時間がかかっているようだ。
最初に発表されるアップル純正ヘッドセットは、おそらく「Apple Reality Pro」と呼ばれるとのこと。本製品はMixed Reality(混合現実)ヘッドセットとなり、おそらく「Metaの次期Quest Proに対する同社のハイエンドなライバル」になるとのことだ。Metaの新VRヘッドセット(製品名は「Meta Quest Pro」が有力)は10月に発売されることが、ザッカーバーグCEO自らが明らかにしていた。
この初代ヘッドセット(N301)は、今年1月に「Apple Reality」または「Apple Vision」と呼ぶことを議論していたと聞いたそうだが、今では「Apple Reality」の製品名に落ち着いたようだという。本製品は2023年に発売しつつ、より軽量なAR専用バージョンも後から登場する予定とのことだ。
先週初め、アップルはシェル企業(実体のないペーパーカンパニー)を通じて「Reality One」や「Reality Pro」など、 “Reality” を冠した商標を申請したと報じられていた。このうち初代製品で使われなかったどれかの名称が、後の製品に採用されるのかもしれない。
かたやN602は初代モデルの後継となり、「もう少し低価格」になるかもしれないという。ちょうど7月にも、上記のKuo氏が第2世代モデルは軽量化されるとしたほか、廉価版も用意されるとの予想を述べていたことがある。最後にN421モデルだが、こちらはGurman氏が「アップルの長年の夢だったARメガネ」だとしながらも、すぐには発売されないと考えているそうだ。
アップルの初代ヘッドセットはMicro OLEDディスプレイ×2とAMOLEDパネル×1を組み合わせた「革新的な3ディスプレイ構成」や、周囲環境およびジェスチャー検出用の高度なセンサーを搭載し、さらにMac並みの自社開発プロセッサーを採用すると言われている。それだけリッチな製品だけに、一説では3,000ドルを超える可能性もあり、意識(と収入)の高いユーザーに限られたニッチな製品となる見通しだ。
そのため本格的な普及は、より手頃な価格の第2世代モデルを待つことなるはず。初代製品では素晴らしい未来像が示されつつ、それが庶民の手に届くまでには数年かかることになりそうだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac
これはBloombergのMark Gurman記者が、ニュースレター「Power On」最新号で述べていることだ。本製品は8日のスペシャルイベントで何の発表もないと但し書きが付けられているが、それは有名アナリストMing-Chi Kuo氏も一致していることだ。今のところ、年明け2023年1月にメディア向けイベントにて発表される可能性が高いとされている。
さてGurman氏によると、アップルは3つの新型ヘッドセットを開発中であり、それぞれコードネームは「N301」「N602」「N421」だという。このうちN301は、数年前から(ジョニー・アイブ氏が在籍していた頃から)開発中だと言われており、最も時間がかかっているようだ。
最初に発表されるアップル純正ヘッドセットは、おそらく「Apple Reality Pro」と呼ばれるとのこと。本製品はMixed Reality(混合現実)ヘッドセットとなり、おそらく「Metaの次期Quest Proに対する同社のハイエンドなライバル」になるとのことだ。Metaの新VRヘッドセット(製品名は「Meta Quest Pro」が有力)は10月に発売されることが、ザッカーバーグCEO自らが明らかにしていた。
この初代ヘッドセット(N301)は、今年1月に「Apple Reality」または「Apple Vision」と呼ぶことを議論していたと聞いたそうだが、今では「Apple Reality」の製品名に落ち着いたようだという。本製品は2023年に発売しつつ、より軽量なAR専用バージョンも後から登場する予定とのことだ。
先週初め、アップルはシェル企業(実体のないペーパーカンパニー)を通じて「Reality One」や「Reality Pro」など、 “Reality” を冠した商標を申請したと報じられていた。このうち初代製品で使われなかったどれかの名称が、後の製品に採用されるのかもしれない。
かたやN602は初代モデルの後継となり、「もう少し低価格」になるかもしれないという。ちょうど7月にも、上記のKuo氏が第2世代モデルは軽量化されるとしたほか、廉価版も用意されるとの予想を述べていたことがある。最後にN421モデルだが、こちらはGurman氏が「アップルの長年の夢だったARメガネ」だとしながらも、すぐには発売されないと考えているそうだ。
アップルの初代ヘッドセットはMicro OLEDディスプレイ×2とAMOLEDパネル×1を組み合わせた「革新的な3ディスプレイ構成」や、周囲環境およびジェスチャー検出用の高度なセンサーを搭載し、さらにMac並みの自社開発プロセッサーを採用すると言われている。それだけリッチな製品だけに、一説では3,000ドルを超える可能性もあり、意識(と収入)の高いユーザーに限られたニッチな製品となる見通しだ。
そのため本格的な普及は、より手頃な価格の第2世代モデルを待つことなるはず。初代製品では素晴らしい未来像が示されつつ、それが庶民の手に届くまでには数年かかることになりそうだ。
Source: Bloomberg
via: 9to5Mac