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ガジェット 公開日 2022/09/16 17:09
ヘッドセットを被ればWi-Fi信号やガスが“見える”?アップルが特許を出願
いずれ不可視の戦闘力が分かるスカウター機能も?
アップルは、現在AR/VRヘッドセットを開発中と噂されており、2023年1月に発表することも有力視されている。それが単にバーチャルなCGや実体あるものだけでなく、「見えないもの」を見ることができる可能性を示す特許が出願されていることが明らかとなった。
米Patently Appleは、ヘッドセットやスマートグラスに追加のセンサーを取り付け、肉眼では見えないものを見えるようにするアップルの特許出願を報告している。特許文書では、「検出された不可視の要素に対応する位置の物理環境のビューに重ねて、不可視な要素の視覚化を表示してもいい」と記載されている。要するに、「ARの視野に、人の目が捉えられないものをCG化して重ね合わせる」ということだ。
ここでいう不可視の要素とは、たとえばWi-Fi信号や空調システムからの気流、物体の温度や流体またはガス、ペットのための超音波フェンス、楽器からの音、他の物体により隠れたオブジェクトなどが挙げられている。
つまり、ヘッドセット内蔵のセンサーが検知すれば、Wi-Fi信号が飛んでいる様子を見たり、有害なガスがどこに溜まっているかを確認できるというわけだ。
アップルらしい応用方法の1つは、音波を視覚化する機能だろう。ヘッドセットが鳴っている音のサイン波を表示し、本来あるべき音のサイン波を重ねて表示することで、ミュージシャンがチューニングを目で確認しながら行える、というものだ。
さらに、エアコンの管理や火の用心をする上では、「熱を見る」ことも有用と思える。熱感知のために赤外センサーを使い、部屋や家の中で熱がどこに逃げているかを知ることで、より効果的な断熱を実現したり、壁越しに火災を発見したり、様々な使い道が提案されている。
アップルにしては生活感がありすぎるかもしれないが、「閉め切った食器棚の中を見る」は実現を望む人が多そうだ。まずヘッドセットを着けて家の中を歩き回り、食器棚をのぞき込む。次に探しものをするときは、閉じた食器棚の扉を見るだけで、その中身がARにより重ね合わせて表示され、あたかも透視しているかのごとく見えるようだ。
アップルのようなハイテク大手は、莫大な数の特許を出願あるいは取得しており、そのうち製品化にこぎ着けたり、実際の製品に反映されるものはごく一部しかない。とはいえ、Wi-Fi信号や空調の確認、楽器のチューニングなどはプロ向けであり、まさに2,000〜3,000ドルもの高価な製品になると噂のAR/VRヘッドセットに求められている機能かもしれない。
Source: Patently Apple
via: 9to5Mac
米Patently Appleは、ヘッドセットやスマートグラスに追加のセンサーを取り付け、肉眼では見えないものを見えるようにするアップルの特許出願を報告している。特許文書では、「検出された不可視の要素に対応する位置の物理環境のビューに重ねて、不可視な要素の視覚化を表示してもいい」と記載されている。要するに、「ARの視野に、人の目が捉えられないものをCG化して重ね合わせる」ということだ。
ここでいう不可視の要素とは、たとえばWi-Fi信号や空調システムからの気流、物体の温度や流体またはガス、ペットのための超音波フェンス、楽器からの音、他の物体により隠れたオブジェクトなどが挙げられている。
つまり、ヘッドセット内蔵のセンサーが検知すれば、Wi-Fi信号が飛んでいる様子を見たり、有害なガスがどこに溜まっているかを確認できるというわけだ。
アップルらしい応用方法の1つは、音波を視覚化する機能だろう。ヘッドセットが鳴っている音のサイン波を表示し、本来あるべき音のサイン波を重ねて表示することで、ミュージシャンがチューニングを目で確認しながら行える、というものだ。
さらに、エアコンの管理や火の用心をする上では、「熱を見る」ことも有用と思える。熱感知のために赤外センサーを使い、部屋や家の中で熱がどこに逃げているかを知ることで、より効果的な断熱を実現したり、壁越しに火災を発見したり、様々な使い道が提案されている。
アップルにしては生活感がありすぎるかもしれないが、「閉め切った食器棚の中を見る」は実現を望む人が多そうだ。まずヘッドセットを着けて家の中を歩き回り、食器棚をのぞき込む。次に探しものをするときは、閉じた食器棚の扉を見るだけで、その中身がARにより重ね合わせて表示され、あたかも透視しているかのごとく見えるようだ。
アップルのようなハイテク大手は、莫大な数の特許を出願あるいは取得しており、そのうち製品化にこぎ着けたり、実際の製品に反映されるものはごく一部しかない。とはいえ、Wi-Fi信号や空調の確認、楽器のチューニングなどはプロ向けであり、まさに2,000〜3,000ドルもの高価な製品になると噂のAR/VRヘッドセットに求められている機能かもしれない。
Source: Patently Apple
via: 9to5Mac