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NASAは、有人での月面ミッション「Artemis III」を2025年末に予定している。同ミッションで、月の南極付近に着陸する飛行士が着る、新しい宇宙服が公開された。
NASAとAxiom Space社が開発したこの宇宙服は、あらゆる体型の人が着用できるように設計され、ヘルメット部分にはライトと高解像度カメラが搭載されており、飛行士の視界に近い映像を共有することができる。
柔軟な設計で動きやすさも追求されており、可動域が広いため、ひざまずいての作業がしやすくなっていたり、微小重力のもとで長時間作業しやすいグローブ部分も備えるなど、さまざまな改善が盛り込まれている。
この宇宙服はApple TV+のドラマ『フォー・オール・マンカインド』の衣装デザイナーによる黒い外装が特徴的だが、この色はオリジナルデザインを隠すためで、月面で使用される際には、大気のほとんどない月面で直射日光の熱から飛行士を守るため、白色のものが使用されるとのこと。
Artemis IIIミッションでは、1972年のアポロ17号の着陸以来の有人月面着陸を予定している。そしてまた同ミッションは、初めて月面に有色人種および女性の飛行士を送り込むことでも注目を集めている。
宇宙飛行士は、1週間弱のあいだ月面に滞在する予定だ。もちろん、ただそこにいるだけではなく、4度の月面歩行でローバーによる周辺の探査を実施、うまくいけば氷のサンプルを収集することになっている。
ちなみに、NASAは新しい宇宙服をAxiom以外の企業にも開発させており、将来の月面ミッションでの採用をめぐって競争させている。とはいえ、そのなかでも21世紀最初の月面着陸で使用される今回の宇宙服は、最も高い知名度を得ることになりそうだ。
Source: NASA(YouTube), Axiom Space
via: Space.com
NASAとAxiom Space社が開発したこの宇宙服は、あらゆる体型の人が着用できるように設計され、ヘルメット部分にはライトと高解像度カメラが搭載されており、飛行士の視界に近い映像を共有することができる。
柔軟な設計で動きやすさも追求されており、可動域が広いため、ひざまずいての作業がしやすくなっていたり、微小重力のもとで長時間作業しやすいグローブ部分も備えるなど、さまざまな改善が盛り込まれている。
この宇宙服はApple TV+のドラマ『フォー・オール・マンカインド』の衣装デザイナーによる黒い外装が特徴的だが、この色はオリジナルデザインを隠すためで、月面で使用される際には、大気のほとんどない月面で直射日光の熱から飛行士を守るため、白色のものが使用されるとのこと。
Artemis IIIミッションでは、1972年のアポロ17号の着陸以来の有人月面着陸を予定している。そしてまた同ミッションは、初めて月面に有色人種および女性の飛行士を送り込むことでも注目を集めている。
宇宙飛行士は、1週間弱のあいだ月面に滞在する予定だ。もちろん、ただそこにいるだけではなく、4度の月面歩行でローバーによる周辺の探査を実施、うまくいけば氷のサンプルを収集することになっている。
ちなみに、NASAは新しい宇宙服をAxiom以外の企業にも開発させており、将来の月面ミッションでの採用をめぐって競争させている。とはいえ、そのなかでも21世紀最初の月面着陸で使用される今回の宇宙服は、最も高い知名度を得ることになりそうだ。
Source: NASA(YouTube), Axiom Space
via: Space.com