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公開日 2012/12/20 16:53
AR技術を使ったソニーの“スマホで音楽フェス”を体験してきた
スマホ/ヘッドホン/ARによるバーチャルフェス
スマートフォンとヘッドホン、AR技術を組み合わせた、ソニーによるバーチャル音楽フェス「Headphone Music Festival」が本日より開始された。同社では本日メディア向けの体験会を開催。記者も実際にフェスへ“参戦”してきた。
同イベントは、専用アプリをインストールしたスマートフォンを渋谷の街中などに掲出されたポスターにかざすと、AR技術によってアーティストのライブ映像が再生されるというもの。スマホの位置や角度によってライブ映像が変わるため、実際の音楽フェスでステージを観ているかのように楽しめる点が特徴。
出演アーティストと演奏楽曲は「androp(Boohoo)」「The Beatmoss(Flippin' Out)」「BOOM BOOM SATELLITES(DRIFTER)」「N’夙川BOYS(路地裏Be-Bop)」の4組4楽曲。渋谷センタービルボードやライブハウス「O-EAST」など、渋谷の街18箇所ににそれぞれのポスターが貼られている。
なお、ポスターは1枚につき1アーティストの表示なので、4アーティストのライブを見るにはそれぞれのポスターを探し当てる必要がある。ちなみに渋谷センタービルボードとO-EASTにはThe BeatmossとBOOM BOOM SATELLITES、ゲームセンター「アドアーズ」店頭にandrop、「Franc franc」そばの壁にN’夙川BOYSとThe Beatmossのポスターが貼られているのを確認できた。
「BEAMS T」とのコラボにより、ARマーカーが仕込まれたフェスTシャツを一部のBEAMS店舗で数量限定販売。こちらのデザインは1種類のみで、4アーティストの映像がランダムで再生される。また、特設サイトに用意されたポスター画像を読み込んでも同様にライブ映像を視聴できる。
なお、ポスターを読み込んだときのものと、Tシャツ/特設サイトの画像を読み込んだときのもので映像の見え方が若干異なっている。ポスターは実際のフェスのように一段高いステージを下から見上げるような視点であるのに対して、Tシャツ/特設サイトのものは2階席からステージを若干見下ろすような視点になっている。
実際にライブ映像を視聴するにはまずアプリを起動後、初回のみライブ映像データを端末にダウンロード。その後にポスターなどにスマホをかざすことで、そのデータが再生されるという仕組みだ。
ポスターからスマホを外す(カメラからフレームアウトさせる)と映像再生も終わってしまうが、他アーティストの情報を読み込んだり他メニューの操作などをしていなければ、再びスマホをポスターにかざせば続きから再生が再開される。
なお、今回のAR技術には新開発の「LiveAction AR技術」を利用した「実写の3次元(3D)レイヤーによるAR動画コンテンツ」を採用。複数の実写映像を3次元空間上にレイアウトし、それぜれの映像の向きや位置を視聴方向に応じて切り替えることで、好きなアングルから映像を楽しめるようにした。
この点について、ソニーでAR技術開発に従事する花井裕也氏は「実写を3次元的に表示して位置関係を保って表示できるのは史上初の技術」だと説明。「近づくことも離れることも、横からも見られる。本当にフェス会場にいるかのような体験ができる」と語る。
また、画像認識などの技術にはバーコードなどが不要などの特徴を持つ「SmartAR」を利用。ポスター全体の絵柄によってARを認識、再生させる。
同技術は高速画像処理エンジンによる、高速な追従性を持っていることも特徴。「軽量なアルゴリズムで、高解像度の動画コンテンツを再生しながらも高速に追従できる。スマホのように処理速度に制限があるような場合でも高速に処理できる」(花井氏)という。
そしてソニーマーケティングの長島純氏は「スマートフォンの普及で音楽の聞き方も変わってきている。より音楽が身近になった一方で、レコード店に行ってジャケット買いをしたりといったドキドキ感が薄まっているのではないか」とコメント。「スマホならではの体験は何かないかと考えてこのイベントを企画した」と、本イベントの狙いについて説明した。
渋谷の街角でのポスター掲示は12月26日までだが、銀座ソニーショールームでは2013年1月21日まで、ソニーストア大阪と名古屋、および特設サイトでは1月31日までポスター/ポスター画像を掲示する。
また、BEAMS店舗でも1月31日まで同イベントを実施。都内だけでなく仙台や静岡、大阪、高松、福岡など18店舗で行っており、一部の店舗では「MDR-1R」などソニーのヘッドホン展示も行っている。
なお権利処理の関係から、1月31日を過ぎると、BEAMS Tシャツが手元に残っているような場合でも映像再生は行えなくなるとのこと。各アーティストのファンや本イベントに興味のあるユーザーは早めに試してみたほうがよさそうだ。
同イベントは、専用アプリをインストールしたスマートフォンを渋谷の街中などに掲出されたポスターにかざすと、AR技術によってアーティストのライブ映像が再生されるというもの。スマホの位置や角度によってライブ映像が変わるため、実際の音楽フェスでステージを観ているかのように楽しめる点が特徴。
出演アーティストと演奏楽曲は「androp(Boohoo)」「The Beatmoss(Flippin' Out)」「BOOM BOOM SATELLITES(DRIFTER)」「N’夙川BOYS(路地裏Be-Bop)」の4組4楽曲。渋谷センタービルボードやライブハウス「O-EAST」など、渋谷の街18箇所ににそれぞれのポスターが貼られている。
なお、ポスターは1枚につき1アーティストの表示なので、4アーティストのライブを見るにはそれぞれのポスターを探し当てる必要がある。ちなみに渋谷センタービルボードとO-EASTにはThe BeatmossとBOOM BOOM SATELLITES、ゲームセンター「アドアーズ」店頭にandrop、「Franc franc」そばの壁にN’夙川BOYSとThe Beatmossのポスターが貼られているのを確認できた。
「BEAMS T」とのコラボにより、ARマーカーが仕込まれたフェスTシャツを一部のBEAMS店舗で数量限定販売。こちらのデザインは1種類のみで、4アーティストの映像がランダムで再生される。また、特設サイトに用意されたポスター画像を読み込んでも同様にライブ映像を視聴できる。
なお、ポスターを読み込んだときのものと、Tシャツ/特設サイトの画像を読み込んだときのもので映像の見え方が若干異なっている。ポスターは実際のフェスのように一段高いステージを下から見上げるような視点であるのに対して、Tシャツ/特設サイトのものは2階席からステージを若干見下ろすような視点になっている。
実際にライブ映像を視聴するにはまずアプリを起動後、初回のみライブ映像データを端末にダウンロード。その後にポスターなどにスマホをかざすことで、そのデータが再生されるという仕組みだ。
ポスターからスマホを外す(カメラからフレームアウトさせる)と映像再生も終わってしまうが、他アーティストの情報を読み込んだり他メニューの操作などをしていなければ、再びスマホをポスターにかざせば続きから再生が再開される。
なお、今回のAR技術には新開発の「LiveAction AR技術」を利用した「実写の3次元(3D)レイヤーによるAR動画コンテンツ」を採用。複数の実写映像を3次元空間上にレイアウトし、それぜれの映像の向きや位置を視聴方向に応じて切り替えることで、好きなアングルから映像を楽しめるようにした。
この点について、ソニーでAR技術開発に従事する花井裕也氏は「実写を3次元的に表示して位置関係を保って表示できるのは史上初の技術」だと説明。「近づくことも離れることも、横からも見られる。本当にフェス会場にいるかのような体験ができる」と語る。
また、画像認識などの技術にはバーコードなどが不要などの特徴を持つ「SmartAR」を利用。ポスター全体の絵柄によってARを認識、再生させる。
同技術は高速画像処理エンジンによる、高速な追従性を持っていることも特徴。「軽量なアルゴリズムで、高解像度の動画コンテンツを再生しながらも高速に追従できる。スマホのように処理速度に制限があるような場合でも高速に処理できる」(花井氏)という。
そしてソニーマーケティングの長島純氏は「スマートフォンの普及で音楽の聞き方も変わってきている。より音楽が身近になった一方で、レコード店に行ってジャケット買いをしたりといったドキドキ感が薄まっているのではないか」とコメント。「スマホならではの体験は何かないかと考えてこのイベントを企画した」と、本イベントの狙いについて説明した。
渋谷の街角でのポスター掲示は12月26日までだが、銀座ソニーショールームでは2013年1月21日まで、ソニーストア大阪と名古屋、および特設サイトでは1月31日までポスター/ポスター画像を掲示する。
また、BEAMS店舗でも1月31日まで同イベントを実施。都内だけでなく仙台や静岡、大阪、高松、福岡など18店舗で行っており、一部の店舗では「MDR-1R」などソニーのヘッドホン展示も行っている。
なお権利処理の関係から、1月31日を過ぎると、BEAMS Tシャツが手元に残っているような場合でも映像再生は行えなくなるとのこと。各アーティストのファンや本イベントに興味のあるユーザーは早めに試してみたほうがよさそうだ。