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公開日 2014/10/15 12:36
フォルクスワーゲン、EV「e-up!」「e-Golf」を'15年半ばに発売
「電気自動車を特別なものにしない」
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(株)は、電気自動車(EV)「e-up!」と「e-Golf」を2015年に日本市場へ導入する。14日、東京・秋葉原でプレス向けの発表会が行われた。
e-up!は 、国内の電気自動車では唯一5ナンバーサイズとなる4ドアハッチバックモデルで、すでに発売している「up!」をベースにしたモデル。価格は366万9千円。2015年2月1日から受注を開始し、2015年半ばに納車を行う予定。
e-GolfはGolfをベースにしたモデルで、発売は2015年年央の予定。価格は後日公開する予定とのことだが、おおむね400万円台後半になる見込みだ。
発表会に登壇した同社社長の庄司茂氏は、「最初期の自動車には、ガソリンで無く電気で動くものもあった。電気自動車はいわば『古くて新しい』技術。フォルクスワーゲンとしても、電気自動車へ1970年代から取り組んできた」と述べた。
そして庄司氏は、フォルクスワーゲン AG 会長のヴィンターコルン氏が、グループの目標として「2018年までに環境適合性において世界をリードする自動車メーカーになる」ことを掲げていることも紹介。そのための具体的な方策として「インテリジェントモビリティのトップとなる」「全社一丸となった取り組み」「環境負荷の少ない車両投入においてリーダーとなる」「ライフサイクルベースの資源保護」の4点を推進していると説明した。
庄司社長は、e-up!を一晩試乗した後、自身が所有するup!に乗ったときの感想も披露。「走りはまったく違和感が無く、いい意味で同じなのだが、圧倒的に違うのは静粛性。1日EVを体験したあとにガソリン車へ乗り換えると、自社の製品ながら『こんなにうるさい車にこれまで乗っていたのか』と驚いたほどだった」という。
■日本の充電規格にも対応
今回の2製品の特長については、同社マーケティング本部長の正本嘉宏氏が紹介した。正本氏は、「電気自動車がある生活がどんな感じか、ちょっと想像してみてください」と問いかけ、「途中で電池がなくならないか不安を感じたり、頻繁に充電しないといけない、短距離しか走れないなどのイメージを持たれている方が多いのではないか」と述べた。
だが実際には、EVの購入意識は徐々に高まっている、と正本氏は強調。ハイブリッド車への関心が下がる中、EVやPHVへの関心が高まっているのだという。
その上で正本氏は、e-up!とe-Golfは200Vの普通充電のほか、日本のCHAdeMO方式にも対応しているとし、急速充電を行うと約30分で80%の充電が行えることを紹介。また航続距離についても、e-up!はJC08モードで185km、e-Golfは215kmを達成していると述べた。
■「電気自動車を特別なものにしない」
今回の発表会で強調されたのは、電気自動車という形態は、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、PHEV、天然ガス、さらには燃料電池など様々なパワートレインの一つに過ぎないとフォルクスワーゲンでは考えているということ。「まず、up!やGolfといったクルマを選んでいただき、その後にパワートレインとして電気があります、ガソリンがありますという順番なのです」と正本氏は説明する。
この、「電気自動車を特別なものにしない」という考え方のもと、同社では「e-drive for everyone.」というキャッチフレーズで、EVの魅力を訴求していく。
デザインや機能面でも、あえてEVであることを過剰に表現していない。また走りについても、ガソリン車と比べ違和感がない仕上がりになっているという。これを技術面で支えるのが、ゴルフで採用した「モジュールトランスバース マトリックス」(MQB)というモジュラー設計で、前述した幅広いパワートレインを搭載できるようになっている。
なお発表会には、ELTの持田香織さんも登場。持田さんはフォルクスワーゲンオーナーで、今回のe-up!も事前に試乗したのだという。持田さんは「デザインもかわいいし、本当に静か。このまま乗って帰りたいくらい」と絶賛していた。
e-up!は 、国内の電気自動車では唯一5ナンバーサイズとなる4ドアハッチバックモデルで、すでに発売している「up!」をベースにしたモデル。価格は366万9千円。2015年2月1日から受注を開始し、2015年半ばに納車を行う予定。
e-GolfはGolfをベースにしたモデルで、発売は2015年年央の予定。価格は後日公開する予定とのことだが、おおむね400万円台後半になる見込みだ。
発表会に登壇した同社社長の庄司茂氏は、「最初期の自動車には、ガソリンで無く電気で動くものもあった。電気自動車はいわば『古くて新しい』技術。フォルクスワーゲンとしても、電気自動車へ1970年代から取り組んできた」と述べた。
そして庄司氏は、フォルクスワーゲン AG 会長のヴィンターコルン氏が、グループの目標として「2018年までに環境適合性において世界をリードする自動車メーカーになる」ことを掲げていることも紹介。そのための具体的な方策として「インテリジェントモビリティのトップとなる」「全社一丸となった取り組み」「環境負荷の少ない車両投入においてリーダーとなる」「ライフサイクルベースの資源保護」の4点を推進していると説明した。
庄司社長は、e-up!を一晩試乗した後、自身が所有するup!に乗ったときの感想も披露。「走りはまったく違和感が無く、いい意味で同じなのだが、圧倒的に違うのは静粛性。1日EVを体験したあとにガソリン車へ乗り換えると、自社の製品ながら『こんなにうるさい車にこれまで乗っていたのか』と驚いたほどだった」という。
■日本の充電規格にも対応
今回の2製品の特長については、同社マーケティング本部長の正本嘉宏氏が紹介した。正本氏は、「電気自動車がある生活がどんな感じか、ちょっと想像してみてください」と問いかけ、「途中で電池がなくならないか不安を感じたり、頻繁に充電しないといけない、短距離しか走れないなどのイメージを持たれている方が多いのではないか」と述べた。
だが実際には、EVの購入意識は徐々に高まっている、と正本氏は強調。ハイブリッド車への関心が下がる中、EVやPHVへの関心が高まっているのだという。
その上で正本氏は、e-up!とe-Golfは200Vの普通充電のほか、日本のCHAdeMO方式にも対応しているとし、急速充電を行うと約30分で80%の充電が行えることを紹介。また航続距離についても、e-up!はJC08モードで185km、e-Golfは215kmを達成していると述べた。
■「電気自動車を特別なものにしない」
今回の発表会で強調されたのは、電気自動車という形態は、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、PHEV、天然ガス、さらには燃料電池など様々なパワートレインの一つに過ぎないとフォルクスワーゲンでは考えているということ。「まず、up!やGolfといったクルマを選んでいただき、その後にパワートレインとして電気があります、ガソリンがありますという順番なのです」と正本氏は説明する。
この、「電気自動車を特別なものにしない」という考え方のもと、同社では「e-drive for everyone.」というキャッチフレーズで、EVの魅力を訴求していく。
デザインや機能面でも、あえてEVであることを過剰に表現していない。また走りについても、ガソリン車と比べ違和感がない仕上がりになっているという。これを技術面で支えるのが、ゴルフで採用した「モジュールトランスバース マトリックス」(MQB)というモジュラー設計で、前述した幅広いパワートレインを搭載できるようになっている。
なお発表会には、ELTの持田香織さんも登場。持田さんはフォルクスワーゲンオーナーで、今回のe-up!も事前に試乗したのだという。持田さんは「デザインもかわいいし、本当に静か。このまま乗って帰りたいくらい」と絶賛していた。