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公開日 2017/02/27 16:50
ソニーの“こだわりのスマホ”が復活! 4K/HDR対応「Xperia XZ Premium」など4機種発表
960fpsのスーパースローモーション撮影を実現
スペイン・バルセロナで2月27日に開幕したIT・モバイルの展示会「Mobile World Congress(MWC2017)」にて、ソニーモバイルが4K/HDRディスプレイを搭載する「Xperia XZ Premium」などAndroidスマートフォンの新製品計4機種を発表した。今春以降、世界各国市場での発売が予定されている。今回のイベントでは価格に関するアナウンスは行われなかった。
同社は昨年のMWC2016でXperia Xシリーズを発表(関連ニュース)。“インテリジェンス”をキーワードに、人々のコミュニケーションをより豊かにするスマートフォンの新しい形を提案した。それまでの旗印としてきた、One Sonyの英知を結集したフラグシップの「Zシリーズ」から、コミュニケーションツールとしてのスマホの本質的な価値にシフトすることをコンセプトにしたXシリーズは、手に馴染みやすいスリムなデザインや、バッテリーを長持ちさせるスマートテクノロジーなどを搭載するスマホとして話題を呼んだ。
だが、片方ではハイレゾや4Kへの対応を先頭に立ってリードしてきたZシリーズのカッティング・エッジな魅力が薄まってしまった印象もぬぐえなかった。今回発表されたフラグシップモデルの「Xperia XZ Premium」は世界初、約5.5インチの4K/HDRディスプレイを搭載。ソニーの尖ったXperiaが復活した。
■世界初の4K/HDR・960fpsスーパースロー撮影に対応した「Xperia XZ Premium」
4K解像度のディスプレイを搭載するスマホには、2015年の秋にソニーモバイルが発表した「Xperia Z5 Premium」がある。最新のXperia XZ Premiumは同じサイズながらディスプレイデバイスを一新し、より広範なダイナミックレンジの輝度情報が再現できることによって、明るさと色の表現力が豊かさを増しているという。
HDR10とHLGに対応し、モバイル用4K/HDRのコンテンツはAmazonプライム・ビデオから提供される予定。なお、HLGは将来の可能性を担保して対応しているとのこと。またハイレゾ対応については従来通りで、DSEE HXやLDACなどの機能を搭載している。
カメラ部にも「Exmor RS for mobile」シリーズから新開発のメモリー積層型CMOSイメージセンサーを採用。メインカメラの有効画素数は約1,900万画素と、現行トップエンドである「Xperia XZ」の2,300万画素よりも数値は低くなっているが、新たにスマートフォンとしては世界初となる最大960fpsのスーパースローモーション撮影を可能にしている。
また新たに搭載された「Predictive Capture(先読み撮影)」の機能では、被写体の動きを自動検出して、最大で4フレームぶんの画像をバッファリングしながら、シャッターボタンが押される直前の画像が記録できるようになる。同社ではメインカメラに搭載するシステムを「Motion Eyeカメラシステム」と名付けている。
なお最新のフラグシップスマートフォンでトレンドとなりつつある「2眼レンズ」は今回発表の4機種いずれにも搭載されていないようだ。
CPUにはクアルコムが今年の1月に発表した最新・最上位のSoCである64bitオクタコア仕様のプロセッサー「Snapdragon 835」を搭載。内蔵モデムは下り最大1Gbpsの通信スピードをサポートする。同社は「4Kの高画質動画が数秒間でダウンロードできるスペック」と紹介している。
充電・データ伝送用の外部接続端子はUSB3.1 Gen1を搭載。信号伝送のスピードがさらに高速化され、USB2.0比で最大10倍となる5Gbpsでのデータ伝送を実現する。
バッテリー性能についてはXperia XZと同じ、Qnovo社との共同開発によるいたわり充電機能を引き継ぐ。その日のユーザーの使用状況に合わせてスタミナモードを通知する機能が新たに付いた。
イメージ画像を見る限り、外観のデザインは現行のXperia XZに近く、再度に緩やかな曲線を持たせた「LOOP SURFACE」のコンセプトが継承されているようだ。指紋認証付きの電源ボタンのデザインもXperia XZとほぼ変わらない。カラーバリエーションは鏡面仕上げのルミナスクロムと、深い青色の輝きを持たせたというディープシーブラックの2色展開。
■峡額縁ディスプレイ採用の「XA1シリーズ」
「Xperia XZs(エックスゼットエス)」は約5.2インチのフルHDディスプレイと、クアルコムの64bitクアッドコアプロセッサー「Snapdragon 820」を搭載。状モデルと同じMotion Eyeカメラシステムを乗せている。
背面のパネルは高純度アルミニウムの「ALKALEIDO」を採用し、サンドブラスト加工を加えた。カラーバリエーションはアイスブルーとウォームシルバー、ブラックの3色。
「Xperia XA1」と「Xperia XA1 Ultra」はともに峡額縁ベゼルを採用するボーダーレスデザインのフルHDディスプレイを特徴としている。XA1は約5.0インチ、XA1 Ultraは約6.0インチの画面サイズ。
ともに現行フラグシップのXperia XZと肩を並べる有効画素数約2,300万画素のメインカメラを搭載。XA1 Ultraはフロントカメラも有効画素数が約1,600万画素というセルフィ撮影にもこだわった仕様だ。XA1シリーズはともに、ホワイト/ブラック/ピンク/ゴールドの4色展開になる。
同社は昨年のMWC2016でXperia Xシリーズを発表(関連ニュース)。“インテリジェンス”をキーワードに、人々のコミュニケーションをより豊かにするスマートフォンの新しい形を提案した。それまでの旗印としてきた、One Sonyの英知を結集したフラグシップの「Zシリーズ」から、コミュニケーションツールとしてのスマホの本質的な価値にシフトすることをコンセプトにしたXシリーズは、手に馴染みやすいスリムなデザインや、バッテリーを長持ちさせるスマートテクノロジーなどを搭載するスマホとして話題を呼んだ。
だが、片方ではハイレゾや4Kへの対応を先頭に立ってリードしてきたZシリーズのカッティング・エッジな魅力が薄まってしまった印象もぬぐえなかった。今回発表されたフラグシップモデルの「Xperia XZ Premium」は世界初、約5.5インチの4K/HDRディスプレイを搭載。ソニーの尖ったXperiaが復活した。
■世界初の4K/HDR・960fpsスーパースロー撮影に対応した「Xperia XZ Premium」
4K解像度のディスプレイを搭載するスマホには、2015年の秋にソニーモバイルが発表した「Xperia Z5 Premium」がある。最新のXperia XZ Premiumは同じサイズながらディスプレイデバイスを一新し、より広範なダイナミックレンジの輝度情報が再現できることによって、明るさと色の表現力が豊かさを増しているという。
HDR10とHLGに対応し、モバイル用4K/HDRのコンテンツはAmazonプライム・ビデオから提供される予定。なお、HLGは将来の可能性を担保して対応しているとのこと。またハイレゾ対応については従来通りで、DSEE HXやLDACなどの機能を搭載している。
カメラ部にも「Exmor RS for mobile」シリーズから新開発のメモリー積層型CMOSイメージセンサーを採用。メインカメラの有効画素数は約1,900万画素と、現行トップエンドである「Xperia XZ」の2,300万画素よりも数値は低くなっているが、新たにスマートフォンとしては世界初となる最大960fpsのスーパースローモーション撮影を可能にしている。
また新たに搭載された「Predictive Capture(先読み撮影)」の機能では、被写体の動きを自動検出して、最大で4フレームぶんの画像をバッファリングしながら、シャッターボタンが押される直前の画像が記録できるようになる。同社ではメインカメラに搭載するシステムを「Motion Eyeカメラシステム」と名付けている。
なお最新のフラグシップスマートフォンでトレンドとなりつつある「2眼レンズ」は今回発表の4機種いずれにも搭載されていないようだ。
CPUにはクアルコムが今年の1月に発表した最新・最上位のSoCである64bitオクタコア仕様のプロセッサー「Snapdragon 835」を搭載。内蔵モデムは下り最大1Gbpsの通信スピードをサポートする。同社は「4Kの高画質動画が数秒間でダウンロードできるスペック」と紹介している。
充電・データ伝送用の外部接続端子はUSB3.1 Gen1を搭載。信号伝送のスピードがさらに高速化され、USB2.0比で最大10倍となる5Gbpsでのデータ伝送を実現する。
バッテリー性能についてはXperia XZと同じ、Qnovo社との共同開発によるいたわり充電機能を引き継ぐ。その日のユーザーの使用状況に合わせてスタミナモードを通知する機能が新たに付いた。
イメージ画像を見る限り、外観のデザインは現行のXperia XZに近く、再度に緩やかな曲線を持たせた「LOOP SURFACE」のコンセプトが継承されているようだ。指紋認証付きの電源ボタンのデザインもXperia XZとほぼ変わらない。カラーバリエーションは鏡面仕上げのルミナスクロムと、深い青色の輝きを持たせたというディープシーブラックの2色展開。
■峡額縁ディスプレイ採用の「XA1シリーズ」
「Xperia XZs(エックスゼットエス)」は約5.2インチのフルHDディスプレイと、クアルコムの64bitクアッドコアプロセッサー「Snapdragon 820」を搭載。状モデルと同じMotion Eyeカメラシステムを乗せている。
背面のパネルは高純度アルミニウムの「ALKALEIDO」を採用し、サンドブラスト加工を加えた。カラーバリエーションはアイスブルーとウォームシルバー、ブラックの3色。
「Xperia XA1」と「Xperia XA1 Ultra」はともに峡額縁ベゼルを採用するボーダーレスデザインのフルHDディスプレイを特徴としている。XA1は約5.0インチ、XA1 Ultraは約6.0インチの画面サイズ。
ともに現行フラグシップのXperia XZと肩を並べる有効画素数約2,300万画素のメインカメラを搭載。XA1 Ultraはフロントカメラも有効画素数が約1,600万画素というセルフィ撮影にもこだわった仕様だ。XA1シリーズはともに、ホワイト/ブラック/ピンク/ゴールドの4色展開になる。