• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/10/02 13:30

EIZO、21.6型の4K有機ELモニター「FORIS NOVA」。コントラスト100万:1、応答速度0.04ms

全世界500台限定
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
EIZOは、同社初となる有機EL(OLED)モニター「FORIS NOVA」を11月1日に発売する。直販ストア限定で、価格は350,000円(税抜)。また全世界500台の限定発売となっている。

「FORIS NOVA」

机の上といったパーソナルな空間で使用することを想定し、画面サイズは21.6型を採用。書斎などで周囲を気にせずに高画質の映像コンテンツを楽しむという、新しい映像体験を提供するとしている。

解像度は4K(3,840×2,160)で、画素密度は204ppi。10bitカラー対応で約10億7374万色の表示が可能なほか、色域はBT.2020を80%カバーする。余談だが使用パネルはJOLED製のRGB印刷方式有機ELディスプレイ。従来のカラーフィルター構造ではなく、サブピクセル自体がカラー発光する。

コントラストはOLEDということもあり、1,000,000:1(100万:1)を実現する。これにより、影が落ち込んでいる中での目元の僅かな変化、暗闇の中での物事を暗示させるうっすらと映されたアイテムなど、液晶では視認できないような製作者や演者の意図を把握できるという。

1,000,000:1のコントラストを実現

同社液晶モデル「CG248」(左)と有機ELの「FORIS NOVA」(右)との比較

同社ではクリエイター向けモニター「ColorEdgeシリーズ」を展開しているが、これらは映画の制作現場などでも活躍しているとアピール。これで培われた同社ならではの技術や熱意を注ぎ込むことで、製作者の思いを届ける製品に仕上がったと説明されている。

クリエイター向けに商品展開してきた同社だからこそ、「製作者の想いを届ける」とアピール

このため、高画質化処理などは施さずストレートな表示を追求しているとのこと。また最新の高画質映像に対応すべく、HDR10やHLGといったHDRの表示に対応。ただ映像をみるよりも、じっくりと鑑賞したり考察するといった、知的好奇心を満たすような映像の楽しみ方に最適だという。

OSDのメニュー表示

画面輝度はピーク時330カンデラで、標準時は130カンデラ。明るい室内での試聴を想定し、暗部を持ち上げる専用モード(User BLA)も搭載する。視野角は上下左右ともに178度で、アスペクト比は16:9。応答速度は0.04ms(黒→白→黒)のため、映画だけでなくゲームに最適とのこと。フレーム遅延も0.1フレームに抑えられている。

遅延が0.04msのためゲームにも最適と説明する

暗部を持ち上げる専用モード(User BLA)も搭載

デザインはOLEDパネルによる薄さを際立たせるため、アルミダイキャストを採用し、スタンド形状も工夫。スタンド角度は11-30度まで無段階調節でき、回路類はこのスタンド部に収められる。筐体には一般的なプラスチックではなく金属を採用することで、質感だけでなく薄型化に必要な強度や放熱性も追求している。

画面部は薄さを追求

背面からみた様子

本体カラーは専用に作られたグレーで、3色のグレーによるトリカラー。また2019年度のグッドデザイン賞を受賞している。これらの組み立ては石川県の同社工場にて、手作業で実施。アルミダイキャスト製のフレームにパネルをはめ込む構造になっているが、これら製造には熟練の技術が必要だという。

端子類では、映像入力として2基のHDMI(DeepColor、HDCP2.2/1.4対応)を搭載。4K60Pの入力に対応する。その他の端子として、ラインアウト(ステレオミニジャック)、ヘッドホン(ステレオミニジャック)も搭載。1.0W×2のステレオスピーカーも備える。

スピーカーは画面下部のスリットに格納

スタンド部に2基のHDMI入力を搭載

USBの電源出力を搭載し、ChromecastやFireTVといったキャストデバイスを接続できる。外形寸法は525.8W×318.5-358.8H×139.7-285.0Dmmで、質量は約3.2kg。リモコンが付属しており、リモコンからの操作も可能。購入日より3年間のメーカー保証、6ヶ月間の無輝点保証も付帯する。

スタンドの横側に給電用USB端子とヘッドホン出力などを備える

リモコンも付属する

そのほか同社では、10月27日までに予約したユーザーを対象に、抽選で「1番目に製造したFORIS NOVA」の購入券があたるキャンペーンを実施。また実機の展示は、東京・銀座の「EIZOガレリア銀座」で行うとしている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX