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公開日 2022/09/08 10:50

折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4 / Flip4」au/ドコモにて9/29発売。本日9/8より予約開始

Flip4は楽天モバイルでも取り扱い
編集部:松永達矢
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サムスン電子ジャパンは、折りたたみできる “フォルダブルスマートフォン” 「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」を、NTTドコモおよびKDDI/沖縄セルラーより9月29日(木)に発売する。どちらも本日9月8日午前10時より予約受付を開始した。2機種とも8月10日に海外発表されたモデルの国内販売が決定したかたちだ。

「Galaxy Z Fold 4 /Flip4 」の国内展開が正式に発表

取り扱いカラーは両キャリア共通してGalaxy Z Fold4がグレイグリーンのみ、Galaxy Z Flip4はボラパープル/グラファイト/ピンクゴールドの3色を用意。前モデル「Galaxy Z Flip3 5G」日本発売時に要望の高かったボラパープルがラインナップ入りした。

また、Galaxy Z Flip4については楽天モバイルでも取り扱いを実施。楽天モバイルではボラパープル/グラファイト2色の展開となる。

Galaxy Z Fold4は横向きに折りたたみができるスマートフォン。外観は前モデル「Galaxy Z Fold3 5G」から大きな変化はほぼ見られないが、展開時の横サイズが2mm増すも、液晶サイズをそのままに縦サイズおよび厚みを削減。本体質量も前モデルの271gから軽量化した263gとなっている。

「Galaxy Z Fold4」

カバーディスプレイ表示状態。通常のスマートフォンと変わらない使用感

搭載OSをAndroid11から12へとアップデート。SoCについてもSnapdragon 888から4nmプロセッサー使用のSnapdragon 8+ Gen 1へと刷新。CPU、グラフィック性能、AI処理性能の向上を果たしている。RAMは12GB、ストレージは256GBを搭載する。

メインディスプレイは7.6インチフォルダブル有機ELディスプレイ、カバーディスプレイは6.2型ダイナミック有機ELディスプレイをそれぞれ採用。先記の通り液晶サイズ感は前モデルより据え置きとなっているが、メインディスプレイ解像度は2,176×1,812(QVGA+)に向上。リフレッシュレート可変範囲も1〜120Hzを実現するなど各部のアップデートが図られている。

7.6インチフォルダブル有機ELディスプレイを用いたメインディスプレイ

ヒンジ可動による液晶の折り目も目立たたない作りとなっている

またカバーディスプレイの保護ガラスには、強度を高めたGorilla Glass Victus+を採用し前モデルと比較し堅牢性がアップした。

メインカメラは1,200万画素(F値2.2)の超広角、5,000万画素(F値1.8)広角、最大30倍のズームに対応した1,000万画素(F値2.4)の望遠レンズを用意するトリプルレンズ仕様を採用。広角カメラの画素数および、画素ピッチ、光学ズームの機能が向上。フロントカメラについては、メインディスプレイは400万画素、カバーディスプレイ側は1,000万画素と前モデル同様の数値となる。

折りたたみ時の厚みは15.8mm

展開した状態の厚みは6.3mmとなる

引き続き専用スタイラス「Sペン」(別売り)に対応するほか、バッテリー容量は前モデル同様4,400mAh、防水機能もIPX8に継続して準拠する。本体サイズは、閉じた状態で約67W×155H×15.8Dmm、開いた状態で約130W×155H×6.3Dmmで、質量は先記の通り約263g。

Galaxy Z Flip4は、縦方向の折りたたみができるスマートフォン。外観デザインは前モデルまで続いた丸みを帯びたフォルムから、フレームにアーマーアルミニウムを使用した、ややエッジの立ったデザインに刷新。耐久性の向上にも繋げた。Galaxy Z Fold4同様にOSはAndroid12、SoCにはSnapdragon 8+ Gen 1が採用される。RAMは8GB、ストレージは128GBの容量を備える。

「Galaxy Z Flip4」

カラーバリエーションとして3色を用意する

メインディスプレイのサイズは前機種同様、6.7インチフォルダブル有機ELディスプレイ、カバーディスプレイに1.9型ダイナミック有機ELディスプレイを装備。解像度も前機種同様の数値(メイン:2,640 × 1,080/カバー:260 × 512)となるが、メインディスプレイのリフレッシュレート可変範囲がGalaxy Z Fold4同様に1〜120Hzへとアップデート。カバーディスプレイについても耐久性の高いGorilla Glass Victus+が使用される。

カバーディスプレイは耐久性の高いGorilla Glass Victus+が使用される

前モデルに引き続き6.7インチフォルダブル有機ELディスプレイを搭載。リフレッシュレート可変範囲が強化されている

ほか、大きな変更点としてバッテリー容量が大きく向上。Galaxy Z Flip3 5Gでは3300mAhの容量だったが、Galaxy Z Flip4では3700mAhと400mAhの容量アップを実現している。アウトカメラの画素数は据え置きの1,200万画素となるが、前モデル対比で光感度が約65%改善したとのこと。

折りたたみ時(15.9mm)、展開時(6.9mm)の厚み比較

本体はIPX8の防水性能に準拠する。本体サイズは、閉じた状態で約72W×85H×15.9Dmm、開いた状態で約72W×165H×6.9Dmmで、質量は約187g。

また、ドコモ、au/UQモバイル、J:COMモバイルでは6インチのエントリー機「Galaxy A23 5G」を10月下旬より発売。こちらも本日より予約を開始する。J:COMモバイルでの一括販売価格は28,800円(税抜)。

「Galaxy A23 5G」

カラーバリエーションはブラック/ホワイト/レッドの3色を用意する

シンプルなUIと、文字・アイコンサイズを大型化する「かんたんモード」の搭載や、使い方を無料で電話相談できる「Galaxy使い方相談」への対応など、使いやすさと安心にこだわった「スマホデビューに最適」とするモデル。カラーバリエーションはブラック/レッド/ホワイトの3色。

安心機能として、スマートフォンの位置がすぐに分かる「端末リモート機能」や、「SOSメッセージ送信」機能、あとから電話での通話内容を聴き直すことができる通話自動録音機能を標準で搭載している。

ディスプレイサイズは約5.8インチで、CPUにはオクタコアの「Dimensity 700」を採用。RAM容量は4GB、ストレージは64GBとなる。最大1TBまでのmicroSDXCをサポート。OSはAndroid 12を採用する。

約5,000万画素(F値:1.8)の高繊細なアウトカメラを装備。なお、カメラは電源ボタンの2度押しですぐ起動する仕様となっている。カメラに手のひらを向けるだけで簡単にシャッターを切ることができる「手のひらシャッター」機能を備える。インカメラは約500万画素(F値:2.0)となる。

バッテリーは4,000mAhで、長時間安心して使えることをアピールしている。外形寸法は71W×150H×9Dmm、質量は約168g。

また、同社は本日新製品発表会を開催。製品の説明に先立ち、サムスン電子ジャパン株式会社 CMO小林謙一氏が登壇した。小林氏は、早朝に行われたAppleの製品発表イベントについて触れ「同じ業界人として、お客様のスマートフォンライフをさらに向上するソリューションを提供し続けてくださることに非常に嬉しく思う」と歓迎。これを受ける形で同社の取り組みについてもスマートフォンライフをより楽しく向上させるために日々技術革新に挑戦していると意気込みを語った。

その技術革新のシンボルとして折りたたみスタイルの“フォルダブルスマートフォン”としGalaxy Z Fold4 / Flip4を展開していくとアピール。また、同社初のフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold」を発売した2020年から現在に至るまでのスマートフォン全体の出荷台数はゆるやかな伸び率になっているが、折りたたみスマートフォン出荷台数は急成長の分野だと説明し、さらに、折りたたみスマートフォンの74%がGalaxyユーザーであるとの調査結果を示した。

折りたたみスマートフォン出荷台数は急成長の分野だと説明する小林氏

発表会のクライマックスに再度登壇した小林氏は、同社が取り組む持続可能性ビジョン「Galaxy for the Planet」について触れた。今回発表のGalaxy Z Fold4 / Flip4や、「Galaxy Buds2 Pro」に廃棄された漁網を再利用した、プラスチック素材を使用したソリューションを紹介した。

環境配慮の取り組みとして、廃棄された漁網を再利用した、プラスチック素材をデバイスに使用

今年発売したGalaxyデバイスの90%に廃棄漁網由来素材を用いた部品が一つ以上使用されているとのこと

先記の3製品のみならず、今年発売したGalaxyデバイスの90%に同素材を用いた部品が一つ以上使用されているとのことで、同社は今年末までに50トン以上の廃棄漁網を海から取り除くと強調した。また、Galaxy Z Fold4 / Flip4は100%再生紙を利用したパッケージで梱包を行う。この取り組みによって2022年末までに約5万1000本の木を保全し、今年だけで輸送に伴う二酸化炭素排出を約1万トン削減することに繋げられたと説明した。

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