公開日 2016/07/22 10:00
【第161回】高橋敦の“超”個人的ベスト5で「ポタフェス2016夏inアキバ」を振り返る
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
前略、何はともあれこちら本連載においても編集部による膨大なレポートとは別枠で、「ポタフェス2016東京」で個人的に気になったポイントを紹介していこう。さっそく第5位から発表だ。
まずはいきなり、イベント2日目の日曜日の夕方時点でもまだ試聴行列ができていて、時間の都合上細かなチェックを断念せざるを得なかったアイテムからの紹介。
【第5位】行列!final「F」シリーズ
僕が見に行った時間帯において最も混んでいたのは、finalブースに展示されていた新作超小型軽量イヤホン「F」シリーズだ。シリーズと各モデルの概要についてはニュース記事の方を再確認していただきたい。
●final、質量2gで“生々しい音”設計の小型イヤホン「F7200」など3機種
・「F7200」¥OPEN(市場想定価格:49,800円前後)
・「F4100」¥OPEN(市場想定価格:29,800円前後)
・「F3100」¥OPEN(市場想定価格:19,800円前後)
極端な小型軽量スリム化によって耳の穴への挿入の深さや角度の自由度を広げ、音質、遮音性、装着感といったイヤホンに重要な要素を片っ端から向上させるという、パワーではなくテクニック勝負で正面突破するようなコンセプトのシリーズだ。
しかし前述のように僕は今回試聴できていないわけで、音質も遮音性も装着感もまだ不明。だがそれでもここで紹介する理由は…。これ、写真見ただけでいきなり圧倒的にかっこいいですよね? 極端に小さくて精密感のあるアイテムならではの魅力がある。
【第4位】マッハを超えたマクセル、次はダイヤモンド以上に!
つい先日「マッハ36」ベリリウム振動板搭載ヘッドホンで話題をさらったマクセルから、今度は「ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板」を搭載したというイヤホンが登場。
・「MXH-GD200」実売予想11,800円前後
・「MXH-GD100」実売予想8,980円前後
ドライバーはどちらも共通とのことだが筐体は素材が違い、見る角度によっては形状の違いも少なくない。またMXH-GD200は左右chのクロストーク低減を狙い、グランド信号を分離した4芯ケーブルを採用。
さて気になる「ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板」だが、まず「グラフェン」とは炭素原子を六角形格子構造に並べたナノテク素材のこと。これは確かにダイヤモンド以上の強さと評されることが多い。
このシリーズの場合グラフェン「コート」振動板であるので、振動板のベース素材自体は一般的な樹脂等と思われる。チタンコートやベリリウムコートと同様、その表面をより強固な素材でコーティングすることで振動板の剛性を高めているわけだ。
実際の音の印象としては、ステンレス筐体のMXH-GD200はかなりシャープ。アルミ合金筐体のMXH-GD100は200に通じるシャープさもありつつ、そちらよりもう少し一般的なバランスに寄せられていると感じた。
まずはいきなり、イベント2日目の日曜日の夕方時点でもまだ試聴行列ができていて、時間の都合上細かなチェックを断念せざるを得なかったアイテムからの紹介。
【第5位】行列!final「F」シリーズ
僕が見に行った時間帯において最も混んでいたのは、finalブースに展示されていた新作超小型軽量イヤホン「F」シリーズだ。シリーズと各モデルの概要についてはニュース記事の方を再確認していただきたい。
●final、質量2gで“生々しい音”設計の小型イヤホン「F7200」など3機種
・「F7200」¥OPEN(市場想定価格:49,800円前後)
・「F4100」¥OPEN(市場想定価格:29,800円前後)
・「F3100」¥OPEN(市場想定価格:19,800円前後)
極端な小型軽量スリム化によって耳の穴への挿入の深さや角度の自由度を広げ、音質、遮音性、装着感といったイヤホンに重要な要素を片っ端から向上させるという、パワーではなくテクニック勝負で正面突破するようなコンセプトのシリーズだ。
しかし前述のように僕は今回試聴できていないわけで、音質も遮音性も装着感もまだ不明。だがそれでもここで紹介する理由は…。これ、写真見ただけでいきなり圧倒的にかっこいいですよね? 極端に小さくて精密感のあるアイテムならではの魅力がある。
【第4位】マッハを超えたマクセル、次はダイヤモンド以上に!
つい先日「マッハ36」ベリリウム振動板搭載ヘッドホンで話題をさらったマクセルから、今度は「ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板」を搭載したというイヤホンが登場。
・「MXH-GD200」実売予想11,800円前後
・「MXH-GD100」実売予想8,980円前後
ドライバーはどちらも共通とのことだが筐体は素材が違い、見る角度によっては形状の違いも少なくない。またMXH-GD200は左右chのクロストーク低減を狙い、グランド信号を分離した4芯ケーブルを採用。
さて気になる「ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板」だが、まず「グラフェン」とは炭素原子を六角形格子構造に並べたナノテク素材のこと。これは確かにダイヤモンド以上の強さと評されることが多い。
このシリーズの場合グラフェン「コート」振動板であるので、振動板のベース素材自体は一般的な樹脂等と思われる。チタンコートやベリリウムコートと同様、その表面をより強固な素材でコーティングすることで振動板の剛性を高めているわけだ。
実際の音の印象としては、ステンレス筐体のMXH-GD200はかなりシャープ。アルミ合金筐体のMXH-GD100は200に通じるシャープさもありつつ、そちらよりもう少し一般的なバランスに寄せられていると感じた。