公開日 2019/06/17 06:00
マニアちゃんは語りたい!オカルトじゃない、イヤホンの力を引き出す『イヤーピース座談会』
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域:第230回
■マニアたちは“イヤピは断じてオカルトではない!”と主張したい
だいせんせい: あれは僕がe☆イヤホンで「だいせんせい」として働き始めて2年が過ぎた頃でした……2018年、時代はまだ平成でしたね。秋葉原の店頭からPR部へ異動して、ウェブからユーザーさんの声を拾い上げるのも業務の一環となっていたのですが……
高橋: 遠い目をしている割に意外と最近な話を突然に語り出しつつ、さりげない自己紹介も巧みに織り交ぜていただいてありがとうございます。そんなわけで今回の特別ゲスト、e☆イヤホンのだいせんせいさんです。あ、僕は当連載担当ライターの高橋です。
成藤: PHILE WEB編集部所属、成藤少佐であります。 キャラ立てのため偉そうな口調になるかもしれないが、ご容赦願いたい!
だいせんせい: そんなある日、
高橋: そのくだり、まだ続くんですね。
だいせんせい: そんなある日…こんなツイートを目にしたんです。
「イヤーピースで音が変わるとかオカルトかよw」
高橋: よくある「マニアの常識は世間のオカルト」というやつですね。オーディオでは特によくあるやつです。
だいせんせい: 一般の感覚はまだまだそういう感じだよなあと。でも販売店としてもイヤーピース好きとしても、それを放置はしたくない!と思っていて。なので、動画配信のe☆イヤホンTVでイヤピ特集を組んだりしてるわけなんです。
成藤: 私も、個人的には「リケーブルよりイヤーピース交換の方が効果は大きい」とさえ主張したいッ。
高橋: 世間的にはイヤーピースもリケーブルもまとめてオカルト扱いかと思いますが……まあ僕もイヤーピースの重要性について、声を大にして伝えたい想いは同じです。なので今回は、“イヤーピースの基本から深遠までを語り尽くし、その魅力と威力を知ってもらおう!”というわけでこのメンバーに集まってもらいました。
■マニアたちもできれば“標準付属イヤピ”を守りたい
ーー ナレーション ーー
イヤーピースとは、カナル型イヤホンの先端に付いている、耳の中に押し込む主にシリコンゴム製のアレである。パッケージに標準付属する小・中・大くらいのサイズから、ユーザーが自分の耳の大きさや形に合うものを選んで使うことで、耳へのフィット感やそれによる遮音性、そしてそのイヤホン本来の音質を確保することができるのだ!
だいせんせい: まさに基本はその通りですね。ところで「ナレーション」とは?
高橋: ナレーションに反応するとかメタ的なことはやめてください。さて、イヤーピースを変える、というかまず付属品の中からサイズとかをちゃんと選ぶと何が変わるのか?ですけど、ざっくり分けると、『装着感』『遮音性』『音』ですよね。
だいせんせい: 「音」はオカルト扱いされがちですけど、耳にぴったりフィットする大きさや形のイヤーピースで「装着感」と「遮音性」が確保されるのは一般の方々にも分かりやすいはず!
高橋: 成藤少佐、新しいイヤホンを手に入れたら、まずはどこを重視して、どんな流れでイヤーピースを選んでいきます?
成藤: まずは装着感が合うものを探していきますかな、私は。というのも、私は左右で耳の径や形が違うもので……
だいせんせい: それ、実はけっこうありますよね。見落とされがちなんですけど。
成藤: 左右同じサイズのイヤーピースを使うと、右側だけ外の音が聞こえてしまったり、音に違和感があったり。それでカスタムIEMという道に進んだりもしたが、最近はイヤーピースのブランドや製品数が増えたおかげで、左右のちょっとしたサイズ違いの微調整もしやすくなった!
だいせんせい: 自分も左右で別サイズのイヤピを使うことが多いですね。それに例えば同じMサイズでも、メーカーさんごとに実際の大きさは少し違ったり、イヤホン本体の形や大きさ重さとの兼ね合いでも変わってくるじゃないですか。なのでまずは、付属イヤーピースの各サイズをしっかりチェックします。
高橋: 僕もそうですけど、まずは「その製品に付属する標準イヤーピースから自分にフィットするものを探す」のが基本ですよね。
だいせんせい: 自分はメーカーさん開発者さん至上主義といいますか、標準状態での音を尊重、確認したいというのもあるので、やっぱりそうなりますね。
成藤: 同じく。
■マニアたちは“最初の一手”から語りたい
高橋: ただ、標準付属のイヤーピースがいまいちフィットしないこともありますよね。装着が安定しなかったり、このイヤホン、本当はもっといい音しそうな気がするんだよなあ……という感触があったり。耳の形は千差万別なので。
だいせんせい: そこからが標準付属品ではない、他社製などの交換用イヤピの出番ですね。
高橋: 他社イヤピとの組み合わせも試してみようとなった時、まず試してみる一番手や二番手のイヤピって、だいたい決まっていますか?
成藤: 以前だとJVC「スパイラルドット(以下、無印)」、今は「スパイラルドット++(以下、プラプラ)」から試すことが多いですな。
だいせんせい: スパイラルドットとfinal「TYPE E」はサイズ展開も中間サイズの「ML」「MS」まで用意されていてきめ細かいですし、定番ですね。
だいせんせい: あれは僕がe☆イヤホンで「だいせんせい」として働き始めて2年が過ぎた頃でした……2018年、時代はまだ平成でしたね。秋葉原の店頭からPR部へ異動して、ウェブからユーザーさんの声を拾い上げるのも業務の一環となっていたのですが……
高橋: 遠い目をしている割に意外と最近な話を突然に語り出しつつ、さりげない自己紹介も巧みに織り交ぜていただいてありがとうございます。そんなわけで今回の特別ゲスト、e☆イヤホンのだいせんせいさんです。あ、僕は当連載担当ライターの高橋です。
成藤: PHILE WEB編集部所属、成藤少佐であります。 キャラ立てのため偉そうな口調になるかもしれないが、ご容赦願いたい!
だいせんせい: そんなある日、
高橋: そのくだり、まだ続くんですね。
だいせんせい: そんなある日…こんなツイートを目にしたんです。
「イヤーピースで音が変わるとかオカルトかよw」
高橋: よくある「マニアの常識は世間のオカルト」というやつですね。オーディオでは特によくあるやつです。
だいせんせい: 一般の感覚はまだまだそういう感じだよなあと。でも販売店としてもイヤーピース好きとしても、それを放置はしたくない!と思っていて。なので、動画配信のe☆イヤホンTVでイヤピ特集を組んだりしてるわけなんです。
成藤: 私も、個人的には「リケーブルよりイヤーピース交換の方が効果は大きい」とさえ主張したいッ。
高橋: 世間的にはイヤーピースもリケーブルもまとめてオカルト扱いかと思いますが……まあ僕もイヤーピースの重要性について、声を大にして伝えたい想いは同じです。なので今回は、“イヤーピースの基本から深遠までを語り尽くし、その魅力と威力を知ってもらおう!”というわけでこのメンバーに集まってもらいました。
■マニアたちもできれば“標準付属イヤピ”を守りたい
ーー ナレーション ーー
イヤーピースとは、カナル型イヤホンの先端に付いている、耳の中に押し込む主にシリコンゴム製のアレである。パッケージに標準付属する小・中・大くらいのサイズから、ユーザーが自分の耳の大きさや形に合うものを選んで使うことで、耳へのフィット感やそれによる遮音性、そしてそのイヤホン本来の音質を確保することができるのだ!
だいせんせい: まさに基本はその通りですね。ところで「ナレーション」とは?
高橋: ナレーションに反応するとかメタ的なことはやめてください。さて、イヤーピースを変える、というかまず付属品の中からサイズとかをちゃんと選ぶと何が変わるのか?ですけど、ざっくり分けると、『装着感』『遮音性』『音』ですよね。
だいせんせい: 「音」はオカルト扱いされがちですけど、耳にぴったりフィットする大きさや形のイヤーピースで「装着感」と「遮音性」が確保されるのは一般の方々にも分かりやすいはず!
高橋: 成藤少佐、新しいイヤホンを手に入れたら、まずはどこを重視して、どんな流れでイヤーピースを選んでいきます?
成藤: まずは装着感が合うものを探していきますかな、私は。というのも、私は左右で耳の径や形が違うもので……
だいせんせい: それ、実はけっこうありますよね。見落とされがちなんですけど。
成藤: 左右同じサイズのイヤーピースを使うと、右側だけ外の音が聞こえてしまったり、音に違和感があったり。それでカスタムIEMという道に進んだりもしたが、最近はイヤーピースのブランドや製品数が増えたおかげで、左右のちょっとしたサイズ違いの微調整もしやすくなった!
だいせんせい: 自分も左右で別サイズのイヤピを使うことが多いですね。それに例えば同じMサイズでも、メーカーさんごとに実際の大きさは少し違ったり、イヤホン本体の形や大きさ重さとの兼ね合いでも変わってくるじゃないですか。なのでまずは、付属イヤーピースの各サイズをしっかりチェックします。
高橋: 僕もそうですけど、まずは「その製品に付属する標準イヤーピースから自分にフィットするものを探す」のが基本ですよね。
だいせんせい: 自分はメーカーさん開発者さん至上主義といいますか、標準状態での音を尊重、確認したいというのもあるので、やっぱりそうなりますね。
成藤: 同じく。
■マニアたちは“最初の一手”から語りたい
高橋: ただ、標準付属のイヤーピースがいまいちフィットしないこともありますよね。装着が安定しなかったり、このイヤホン、本当はもっといい音しそうな気がするんだよなあ……という感触があったり。耳の形は千差万別なので。
だいせんせい: そこからが標準付属品ではない、他社製などの交換用イヤピの出番ですね。
高橋: 他社イヤピとの組み合わせも試してみようとなった時、まず試してみる一番手や二番手のイヤピって、だいたい決まっていますか?
成藤: 以前だとJVC「スパイラルドット(以下、無印)」、今は「スパイラルドット++(以下、プラプラ)」から試すことが多いですな。
だいせんせい: スパイラルドットとfinal「TYPE E」はサイズ展開も中間サイズの「ML」「MS」まで用意されていてきめ細かいですし、定番ですね。