公開日 2014/12/19 10:18
今週末のポタフェスでAKGの“今”を体験!Kシリーズ最高峰機から新Yシリーズまで試聴可能
今週末20日(土)・21日(日)に開催される、“イイ音もって出かけよう!”をコンセプトとしたイベント「ポータブルオーディオフェスティバル2014(通称:ポタフェス)」。会場は東京・秋葉原のベルサール秋葉原で、入場無料。
ハーマンインターナショナルは地下1階と2階にブースを設け、同社が取り扱う製品を紹介する予定だ。地下1階ではスピーカー等を訴求。AKGやAKGプロフェッショナル、JBL、yurbudsなどのヘッドホン群は2階「2F-45〜48」ブースに展示される。
今回ハーマンブースの見どころのひとつとなるのが、ずらりと取り揃えられたAKGのヘッドホン群だ。AKGは“音楽の都”として世界に知られる芸術の街、オーストリアのウィーンに誕生した。ファウンダーは、物理学者であり発明家/音楽家/画家の肩書きも持つラドルフ・ゲリケ博士と、エンジニアであるアーンスト・プレス氏。創業当時から音響プロフェッショナル向けの録音機器や放送・映画制作の関連機器を手掛け、特にマイクやヘッドホンの分野では世界の著名レコーディングスタジオや放送局、映画スタジオや一流ミュージシャンからの厚い信頼を獲得している。
50年代に開発された「D20」は、ダイナミック型マイクの銘機としてバディ・ホリーやエラ・フィッツジェラルドなどのアーティストに愛された。現在ではコンシューマー向けのヘッドホンも手掛けており、これまで世に送り出したヘッドホン/マイク関連の特許技術は1,200以上。AKGはまさしく音の「入口」と「出口」の機器を扱うスペシャリストだと言えるだろう。
■プロ向け製品の流れを汲んだ実力派ヘッドホン/イヤホン群
そんなAKGヘッドホンの現在のフラッグシップモデルが、AKGプロフェッショナルモデル「K812」だ。53mmという大型ドライバーと、ネオジムマグネット採用の磁束密度1.5テスラもの強力な磁気回路を搭載。ボイスコイルは銅被膜アルミニウムを使用した2層構造の軽量タイプで、強磁力を確保した磁気回路と組み合わせることにより優れた過渡特性を実現。音の立ち上がり/立ち下がりを正確に再現し、歪みも抑える。解像感の高さや空間表現力、ダイナミックレンジの広さなど、その再生能力の高さは高く評価されており、スタジオ等でのモニタリング用はもちろん、オーディオファンからも熱い支持を得ているモデルだ。AKGサウンドを体現している本機の音を、ポタフェスの会場でぜひ体験してみて欲しい。
>>「K812」レビューはこちら
また「K3003」は、AKGの技術を余すところなく投入したハイエンドイヤホンだ。2011年の発売以来、その人気は衰えることがない。中・高域にはバランスド・アーマチュア型ドライバーを2基、低域にはダイナミック型ドライバー1基を組み合わせたハイブリッド構成。この3つのバランスをコントロールすることで、解像度の高い描写と抜けのよい自然な音を実現している。
接続する機器や音楽の特性に合わせ、好みの音質に調整できるメカニカル・チューニング・フィルターにも注目。透過性の異なる2つのフィルター素材を使用したフィルターを2種類付属。付け替えることで、電気的なロスを抑えながら各帯域のバランスを微調整できる。
>>「K3003」レビューはこちら
そのほか、「K712 PRO」「K612 PRO」など、モニターヘッドホンの人気モデルも展示され、試聴を行うことが可能だ。
■新基軸を打ち出した「Yシリーズ」も登場
プロフェッショナルをその出自とするゆえに「硬派」「無骨」というイメージが強かったAKG。そんななか今夏、AKGらしいサウンドはそのままに、これまでのイメージを刷新するシンプル&スタイリッシュなデザインを打ち出した新基軸の「Yシリーズ」が発売された。
「Y50」は、ブラック/イエロー/ティールブルー/レッドのカラーバリエーションと、ハウジングに配置された特大のAKGロゴが目を惹く。一見派手な印象だが、色のトーンや素材感のバランスが絶妙なため安っぽくならない。さらに「Y」の意匠をビスやハウジングに施すなど、細部までこだわって作られている。また、見た目に反して(?)、サウンドは正統派。
他にもAAC/aptX対応のBluetoothモデル「Y45BT」や、コンパクトながら40mmドライバーを搭載した「Y40」、高耐入力対応のDJモデル「Y55」などがラインナップされている。写真や文字だけでは伝えきれないYシリーズの魅力を、実際に製品を手にとって体験してみてほしい。
<Yシリーズレビュー一覧>
・Y50:http://www.phileweb.com/review/article/201410/31/1393.html
・Y40:http://www.phileweb.com/review/article/201412/04/1430.html
・Y45BT:http://www.phileweb.com/review/article/201410/31/1394.html
・Y55:http://www.phileweb.com/review/article/201412/08/1435.html
・AKGの新たな挑戦「Yシリーズ」ってどうなの? 各誌編集部員がぶっちゃけ鼎談:
http://www.phileweb.com/review/column/201409/12/368.html
◇ ◇ ◇
ポタフェスのハーマンインターナショナルブースは、常に進化を遂げるAKGの今の姿を余すところなく体験できる場となっている。ぜひ足を運んでみてほしい。
ハーマンインターナショナルは地下1階と2階にブースを設け、同社が取り扱う製品を紹介する予定だ。地下1階ではスピーカー等を訴求。AKGやAKGプロフェッショナル、JBL、yurbudsなどのヘッドホン群は2階「2F-45〜48」ブースに展示される。
今回ハーマンブースの見どころのひとつとなるのが、ずらりと取り揃えられたAKGのヘッドホン群だ。AKGは“音楽の都”として世界に知られる芸術の街、オーストリアのウィーンに誕生した。ファウンダーは、物理学者であり発明家/音楽家/画家の肩書きも持つラドルフ・ゲリケ博士と、エンジニアであるアーンスト・プレス氏。創業当時から音響プロフェッショナル向けの録音機器や放送・映画制作の関連機器を手掛け、特にマイクやヘッドホンの分野では世界の著名レコーディングスタジオや放送局、映画スタジオや一流ミュージシャンからの厚い信頼を獲得している。
50年代に開発された「D20」は、ダイナミック型マイクの銘機としてバディ・ホリーやエラ・フィッツジェラルドなどのアーティストに愛された。現在ではコンシューマー向けのヘッドホンも手掛けており、これまで世に送り出したヘッドホン/マイク関連の特許技術は1,200以上。AKGはまさしく音の「入口」と「出口」の機器を扱うスペシャリストだと言えるだろう。
■プロ向け製品の流れを汲んだ実力派ヘッドホン/イヤホン群
そんなAKGヘッドホンの現在のフラッグシップモデルが、AKGプロフェッショナルモデル「K812」だ。53mmという大型ドライバーと、ネオジムマグネット採用の磁束密度1.5テスラもの強力な磁気回路を搭載。ボイスコイルは銅被膜アルミニウムを使用した2層構造の軽量タイプで、強磁力を確保した磁気回路と組み合わせることにより優れた過渡特性を実現。音の立ち上がり/立ち下がりを正確に再現し、歪みも抑える。解像感の高さや空間表現力、ダイナミックレンジの広さなど、その再生能力の高さは高く評価されており、スタジオ等でのモニタリング用はもちろん、オーディオファンからも熱い支持を得ているモデルだ。AKGサウンドを体現している本機の音を、ポタフェスの会場でぜひ体験してみて欲しい。
>>「K812」レビューはこちら
また「K3003」は、AKGの技術を余すところなく投入したハイエンドイヤホンだ。2011年の発売以来、その人気は衰えることがない。中・高域にはバランスド・アーマチュア型ドライバーを2基、低域にはダイナミック型ドライバー1基を組み合わせたハイブリッド構成。この3つのバランスをコントロールすることで、解像度の高い描写と抜けのよい自然な音を実現している。
接続する機器や音楽の特性に合わせ、好みの音質に調整できるメカニカル・チューニング・フィルターにも注目。透過性の異なる2つのフィルター素材を使用したフィルターを2種類付属。付け替えることで、電気的なロスを抑えながら各帯域のバランスを微調整できる。
>>「K3003」レビューはこちら
そのほか、「K712 PRO」「K612 PRO」など、モニターヘッドホンの人気モデルも展示され、試聴を行うことが可能だ。
■新基軸を打ち出した「Yシリーズ」も登場
プロフェッショナルをその出自とするゆえに「硬派」「無骨」というイメージが強かったAKG。そんななか今夏、AKGらしいサウンドはそのままに、これまでのイメージを刷新するシンプル&スタイリッシュなデザインを打ち出した新基軸の「Yシリーズ」が発売された。
「Y50」は、ブラック/イエロー/ティールブルー/レッドのカラーバリエーションと、ハウジングに配置された特大のAKGロゴが目を惹く。一見派手な印象だが、色のトーンや素材感のバランスが絶妙なため安っぽくならない。さらに「Y」の意匠をビスやハウジングに施すなど、細部までこだわって作られている。また、見た目に反して(?)、サウンドは正統派。
他にもAAC/aptX対応のBluetoothモデル「Y45BT」や、コンパクトながら40mmドライバーを搭載した「Y40」、高耐入力対応のDJモデル「Y55」などがラインナップされている。写真や文字だけでは伝えきれないYシリーズの魅力を、実際に製品を手にとって体験してみてほしい。
<Yシリーズレビュー一覧>
・Y50:http://www.phileweb.com/review/article/201410/31/1393.html
・Y40:http://www.phileweb.com/review/article/201412/04/1430.html
・Y45BT:http://www.phileweb.com/review/article/201410/31/1394.html
・Y55:http://www.phileweb.com/review/article/201412/08/1435.html
・AKGの新たな挑戦「Yシリーズ」ってどうなの? 各誌編集部員がぶっちゃけ鼎談:
http://www.phileweb.com/review/column/201409/12/368.html
ポタフェスのハーマンインターナショナルブースは、常に進化を遂げるAKGの今の姿を余すところなく体験できる場となっている。ぜひ足を運んでみてほしい。