公開日 2019/07/20 07:00
モバイルバッテリー、寿命を判断するにはどうすれば?
【連載】ガジェットTIPS
いまやスマートフォン利用者の必需品になった感のある「モバイルバッテリー」。カード型やペン型といった形状、出力アンペア数など違いはさまざまですが、ほとんどの製品がリチウムイオン電池を採用していることは共通しています。つまり、モバイルバッテリーの寿命はリチウムイオン電池の特性からある程度推測できます。
推測できる根拠のひとつは、使用期間です。リチウムイオン電池は、充放電を繰り返すうちに劣化が進みます。一般的には、残量ゼロから100パーセントの状態になること充電1回(1サイクル)と数えるとき、500サイクルで使いはじめたときの最大容量の約80パーセントにまで低下します。どのメーカーの製品も、採用しているリチウムイオン電池の組成は大きく変わらないため、仮に1日1サイクルのペースで使用したとして、1年半ほどで性能低下が目立つようになると理解すればいいでしょう。
もうひとつは、使用環境です。リチウムイオンバッテリーは熱に弱く、長時間にわたり異常な高温に晒されると急速に劣化が進みます。常温(気温が15 - 20度程度)における劣化のペースを数パーセントとすると、40 - 50度あたりになると数十パーセントに達することもあるほどです。夏の屋外やクルマのダッシュボードに長時間放置したことがある、という場合には劣化の進み具合は早まっているはずです。
物理的な変化も寿命の判断材料になります。リチウムイオンバッテリーは劣化が進むと膨張することがあり、そうなると危険です。すぐに使用を停止しましょう。
現在の技術では、リチウムイオンバッテリーは化学反応により不可逆的に劣化するため、バッテリーの持ちが回復することはありません。日々利用するうちに持ちが悪くなってきたと感じる場合には、早めに新しい製品に買い替えたほうがいいでしょう。
推測できる根拠のひとつは、使用期間です。リチウムイオン電池は、充放電を繰り返すうちに劣化が進みます。一般的には、残量ゼロから100パーセントの状態になること充電1回(1サイクル)と数えるとき、500サイクルで使いはじめたときの最大容量の約80パーセントにまで低下します。どのメーカーの製品も、採用しているリチウムイオン電池の組成は大きく変わらないため、仮に1日1サイクルのペースで使用したとして、1年半ほどで性能低下が目立つようになると理解すればいいでしょう。
もうひとつは、使用環境です。リチウムイオンバッテリーは熱に弱く、長時間にわたり異常な高温に晒されると急速に劣化が進みます。常温(気温が15 - 20度程度)における劣化のペースを数パーセントとすると、40 - 50度あたりになると数十パーセントに達することもあるほどです。夏の屋外やクルマのダッシュボードに長時間放置したことがある、という場合には劣化の進み具合は早まっているはずです。
物理的な変化も寿命の判断材料になります。リチウムイオンバッテリーは劣化が進むと膨張することがあり、そうなると危険です。すぐに使用を停止しましょう。
現在の技術では、リチウムイオンバッテリーは化学反応により不可逆的に劣化するため、バッテリーの持ちが回復することはありません。日々利用するうちに持ちが悪くなってきたと感じる場合には、早めに新しい製品に買い替えたほうがいいでしょう。