公開日 2020/02/17 06:20
「AirPodsは自分に合わない」と思っても、あきらめるのはまだ早い
COMPLY「SoftCONNECT」を試す
AirPodsは自分には合わない、という感想を聞くことがたまにある。「耳からすぐに落ちる」というのがその代表的なものだ。耳の形は人それぞれなので、そういう方がいるのも当然だ。
AirPodsのフィット感を高めるためのグッズは、たくさん存在する。以前、高橋 敦氏が紹介した「Purest」(関連記事)もそのひとつだ。Amazonなどを覗くと多種多様な商品が販売されていることに驚く。
少し怪しげな商品も多い中、目に止まったのが、イヤーピースの代表的ブランド、COMPLY(コンプライ)が発売している商品「SoftCONNECT」(Amazon)だ。コンプライが出しているものなら安心感があるし、エントリージャパンが輸入販売している正規品だ。2,750円(税込)とやや高めだが、2ペア入っていることを考えたら納得できるレベル。ということで商品を購入して試してみた。
本体は、ソフトフォームチップとシリコン製のスリーブが一体型になっている。スリーブをAirPodsに被せて使用する。
さっそく着けてみよう。細かいことだが、LとRが大きく表示されており、左右を間違いにくいのがありがたい。そして、初めてでもすんなりスリーブ部を装着できるのに驚いた。AirPodsの近接センサーなどを塞がないように調整する手間が必要だが、慣れたら片耳あたり数秒程度で着けられるようになるだろう。
なお、スリーブとイヤーチップ部が一体型となっている構造上、着けたまま充電ケースに入れることはできない。つまり、充電する際はその都度外す必要がある。
このため、使わないときはすぐに充電ケースに入れる癖が付いている方にとっては、装着したり外したりする手間がかなり増えることになる。「ふだんは充電ケースに入れずに持ち運び、充電が必要なときだけ外す」という、新たな使い方に慣れる必要がある。
一方で本製品は、充電時に外したSoftCONNECTをどうするか、ということまでしっかりと考えられている。付属するキャリングケースに入れて持ち歩くのだ。
装着感はどうか。まずコンプライという名前から、イヤーチップを潰して耳に押し込み、徐々に耳穴にフィットする、いわゆる「メモリーフォームチップ」を想像していたとしたら、全く別物なので注意したい。
素材は「低反発ポリウレタン」で、スポンジ状になっている。商品名の通り柔らかい。チップを潰す予備動作なしに、グッと押し込むだけで装着できる。
SoftCONNECTを着けると、たしかに装着時の安定感が段違いに増す。耳の穴でしっかり本体が固定され、激しい運動をしても取れそうにない。それでいて圧迫感はほとんどなく、長時間の使用でもストレスはあまりない。
外音はあまり遮断せず、周囲の音はよく聞こえる。装着感を高めながら周囲の音が聞こえるのは、むしろ長所と感じた。たとえば装着しながらジョギングしても、周囲の状況がつかめるため安全性が高い。ノイズを消し去りたいなら、AirPods Proなどのノイキャンイヤホンを買えばよい。
装着した際の音はというと、中域、低域がグッとパワフルになる。こんなに豊かなベースラインがAirPodsで聴けるとは思わなかった。一方で解像感は非装着時に比べると、少し落ちる印象。いずれにしても、何も着けない状態に比べて音質がかなり変化することは知っておきたい。
まとめよう。まず、装着感は申し分ない。音については、個人差はあるだろうが、低域がリッチになることを歓迎する方も多そうだと感じた。
だが、充電時にイヤーチップを都度外して、また着け直す必要があるのは、やはり面倒と言えば面倒だ。
この商品はAirPodsだけでなく、有線接続のアップル純正イヤホン「EarPods」にも対応している。有線であれば、充電時の着け外し問題が発生しない。AirPodsに使うのもよいが、EarPodsに着けっぱなしで使用するスタイルもオススメしたい。
AirPodsのフィット感を高めるためのグッズは、たくさん存在する。以前、高橋 敦氏が紹介した「Purest」(関連記事)もそのひとつだ。Amazonなどを覗くと多種多様な商品が販売されていることに驚く。
少し怪しげな商品も多い中、目に止まったのが、イヤーピースの代表的ブランド、COMPLY(コンプライ)が発売している商品「SoftCONNECT」(Amazon)だ。コンプライが出しているものなら安心感があるし、エントリージャパンが輸入販売している正規品だ。2,750円(税込)とやや高めだが、2ペア入っていることを考えたら納得できるレベル。ということで商品を購入して試してみた。
本体は、ソフトフォームチップとシリコン製のスリーブが一体型になっている。スリーブをAirPodsに被せて使用する。
さっそく着けてみよう。細かいことだが、LとRが大きく表示されており、左右を間違いにくいのがありがたい。そして、初めてでもすんなりスリーブ部を装着できるのに驚いた。AirPodsの近接センサーなどを塞がないように調整する手間が必要だが、慣れたら片耳あたり数秒程度で着けられるようになるだろう。
なお、スリーブとイヤーチップ部が一体型となっている構造上、着けたまま充電ケースに入れることはできない。つまり、充電する際はその都度外す必要がある。
このため、使わないときはすぐに充電ケースに入れる癖が付いている方にとっては、装着したり外したりする手間がかなり増えることになる。「ふだんは充電ケースに入れずに持ち運び、充電が必要なときだけ外す」という、新たな使い方に慣れる必要がある。
一方で本製品は、充電時に外したSoftCONNECTをどうするか、ということまでしっかりと考えられている。付属するキャリングケースに入れて持ち歩くのだ。
装着感はどうか。まずコンプライという名前から、イヤーチップを潰して耳に押し込み、徐々に耳穴にフィットする、いわゆる「メモリーフォームチップ」を想像していたとしたら、全く別物なので注意したい。
素材は「低反発ポリウレタン」で、スポンジ状になっている。商品名の通り柔らかい。チップを潰す予備動作なしに、グッと押し込むだけで装着できる。
SoftCONNECTを着けると、たしかに装着時の安定感が段違いに増す。耳の穴でしっかり本体が固定され、激しい運動をしても取れそうにない。それでいて圧迫感はほとんどなく、長時間の使用でもストレスはあまりない。
外音はあまり遮断せず、周囲の音はよく聞こえる。装着感を高めながら周囲の音が聞こえるのは、むしろ長所と感じた。たとえば装着しながらジョギングしても、周囲の状況がつかめるため安全性が高い。ノイズを消し去りたいなら、AirPods Proなどのノイキャンイヤホンを買えばよい。
装着した際の音はというと、中域、低域がグッとパワフルになる。こんなに豊かなベースラインがAirPodsで聴けるとは思わなかった。一方で解像感は非装着時に比べると、少し落ちる印象。いずれにしても、何も着けない状態に比べて音質がかなり変化することは知っておきたい。
まとめよう。まず、装着感は申し分ない。音については、個人差はあるだろうが、低域がリッチになることを歓迎する方も多そうだと感じた。
だが、充電時にイヤーチップを都度外して、また着け直す必要があるのは、やはり面倒と言えば面倒だ。
この商品はAirPodsだけでなく、有線接続のアップル純正イヤホン「EarPods」にも対応している。有線であれば、充電時の着け外し問題が発生しない。AirPodsに使うのもよいが、EarPodsに着けっぱなしで使用するスタイルもオススメしたい。