公開日 2022/11/15 06:40
AI画家「Midjourney V4」でおっさんとAV機器を合体させたら妙なモノが産まれた
生物と無生物の越えられない壁
イラスト自動生成AIがどんどん機能を高めている。当サイトでもこれまで、ネコ耳ヘッドホンを着けた美少女を書いてもらったり、オーディオの知識を試してみたり、いくつか企画をお届けしてきた。
そんなある日、気になるニュースが目に飛び込んできた。イラスト自動生成AIの火付け役の一つである「Midjourney」がバージョンアップして「Midjourney V4」になり、イラストのクオリティが格段に上がったという。さらに注目すべきことに、画像と画像をミックスさせ、新たな画像を創り出す「Remix」モードを実装したというのだ。
このRemixモードの作例を見ると、コッペパンと猫をリミックスさせ、猫っぽい顔が付いたかわいい顔のパンを創り出したり、象とダックスフンドをリミックスさせて新たなかわいい生き物が産まれたりと、見ていて非常に興味深い。作例はこちらを見ていただきたい。あまりに面白そうなので、久々にMidjourneyを使ってみようとDiscordを起動した。
さて、さっそく何かと何かをリミックスして画像を作りたいのだが、何を混ぜたら良いだろう。これまで美少女関連のネタばかりやってきたので、ちょっと別のことをやってみようと考えた。
さらに、著作権とか肖像権とかもめんどくさいので、自分の顔なら問題ないだろうと考え、40代半ばのおっさん、つまり私の顔と何かを混ぜる、というところまで決めた。
次に「俺は何と混ざりたいのだろう」と自問自答する。以前、サイトのコンテンツとして、異世界転生ラノベを書けないかと検討したことを思い出した。主人公がオーディオ機器に転生する設定まで考えたのだが、オーディオ機器は基本的に動けないのでストーリーが進展する予感がまったくせず、諦めた。
オーディオ機器に転生するラノベを面白く書く自信はいまだにないが、AIに画像をリミックスしてもらうことならできる。よし、決めた。俺、オーディオ機器と合体しよう。
どのオーディオ機器と合体しようかな。何でも良かったのだが、最近人気のアンプということで、マランツ「MODEL 40n」と合体してみることにした。
例によってMidjourneyの使い方やRemixモードの設定については省略するが、リミックスさせる画像は、直接アップロードするのではなく、URLで指定する必要があるので気を付けてほしい。また、最初に指定した画像がベースになり、それに2枚目をリミックスした画像が生成される。ということで、自分の名前を検索したら出てきた写真をベースに、Model 40nの公式カットのURLをコピー。プロンプト欄に貼り付け、リミックスを実行した。
おっさんとオーディオ機器を合体させるのは、そもそもムリがあるのはわかっていた。生物と無生物だし、形状もまったく違うし。
ただ、リミックスが奇跡的にうまくいって、私の顔がフロントパネルに浮き出たり、ボリュームノブに私の顔が表れたりしたら、絵的に面白いな、と淡い期待を抱いていた。
それがなんなんだ、この結果は…。おそらくAIは、演台の木目の部分は理解できたので、それとMODEL 40nをリミックスさせ、このようなイラストを生成したのだろう。いずれにしても、おっさん感がまったくなく、コメントに困る絵だ。
私が指定した画像が悪かった、と反省した。自分の顔がアップになった写真があったはずだ。あれを使ってみよう。そうすれば、有機物と無機物が良い感じに混ざり合うかもしれない。ということで、以下2枚の絵をリミックスさせてみた。
何なんだろう、右下のスマホみたいなヤツは…。左下もかなりスタイリッシュな感じのデバイス(?)だ。私とオーディオ機器を混ぜると、ツルッとしたガジェットになりがち、という新たな知見が得られた。そして、なんといっても左上の絵。左隅に半分見切れてる、このおっさんは誰なんだ。新たな登場人物が突如出現したことに、心底おののいた。
いずれにしても私は、オーディオ機器とはあまり上手に合体できないようだ。であれば、ヘッドホンならどうだろう。自分の写真は変えず、合体する相手をケンウッドのヘッドホンに変えてみた。ということで、用意した画像と生成された画像はこちらだ。
下の二つはなんだかよくわからないので、コメントしようがない。だが、左上には少し可能性を感じた。人間とメカが融合している雰囲気が、少し感じられる。所ジョージが昔描いていたイラストのような印象もあるが、もうちょっと精度が上がったら、私とヘッドホンは混じり合える日が来るかもしれない。
さて、人間とオーディオ機器は、今のところ高性能なお絵かきAIでも、なかなか上手に合体させられないことがわかった。ならば、私と人物を描いたイラストならどうだろう。
私は自分の子供たちから、「家庭教師のトライさん」に似ているとよく言われる。「つーか特徴が全部一緒」「なんならトライさんが寄せてきてるレベル」などと言われている。見てみると、たしかに似ていなくもないと感じる。
なら、もともと似ていると(人間の目には)見えるイラストと私の写真をリミックスしたらどうなるか、オマケで実験してみた。リミックスした画像と、その結果はこちらだ。
4パターン作ってくれたが、どれもまったく似ていないように思える。というか、まったくの別人が出現したと感じる。人間が判断する特徴とAIのそれとは、まだ違いがあるのだな、というのが実感だ。
今回は生物と無生物のあいだの越えられない壁を実感させられる結果となった。今後も検証を進めていきたい。
そんなある日、気になるニュースが目に飛び込んできた。イラスト自動生成AIの火付け役の一つである「Midjourney」がバージョンアップして「Midjourney V4」になり、イラストのクオリティが格段に上がったという。さらに注目すべきことに、画像と画像をミックスさせ、新たな画像を創り出す「Remix」モードを実装したというのだ。
このRemixモードの作例を見ると、コッペパンと猫をリミックスさせ、猫っぽい顔が付いたかわいい顔のパンを創り出したり、象とダックスフンドをリミックスさせて新たなかわいい生き物が産まれたりと、見ていて非常に興味深い。作例はこちらを見ていただきたい。あまりに面白そうなので、久々にMidjourneyを使ってみようとDiscordを起動した。
さて、さっそく何かと何かをリミックスして画像を作りたいのだが、何を混ぜたら良いだろう。これまで美少女関連のネタばかりやってきたので、ちょっと別のことをやってみようと考えた。
さらに、著作権とか肖像権とかもめんどくさいので、自分の顔なら問題ないだろうと考え、40代半ばのおっさん、つまり私の顔と何かを混ぜる、というところまで決めた。
次に「俺は何と混ざりたいのだろう」と自問自答する。以前、サイトのコンテンツとして、異世界転生ラノベを書けないかと検討したことを思い出した。主人公がオーディオ機器に転生する設定まで考えたのだが、オーディオ機器は基本的に動けないのでストーリーが進展する予感がまったくせず、諦めた。
オーディオ機器に転生するラノベを面白く書く自信はいまだにないが、AIに画像をリミックスしてもらうことならできる。よし、決めた。俺、オーディオ機器と合体しよう。
どのオーディオ機器と合体しようかな。何でも良かったのだが、最近人気のアンプということで、マランツ「MODEL 40n」と合体してみることにした。
例によってMidjourneyの使い方やRemixモードの設定については省略するが、リミックスさせる画像は、直接アップロードするのではなく、URLで指定する必要があるので気を付けてほしい。また、最初に指定した画像がベースになり、それに2枚目をリミックスした画像が生成される。ということで、自分の名前を検索したら出てきた写真をベースに、Model 40nの公式カットのURLをコピー。プロンプト欄に貼り付け、リミックスを実行した。
おっさんとオーディオ機器を合体させるのは、そもそもムリがあるのはわかっていた。生物と無生物だし、形状もまったく違うし。
ただ、リミックスが奇跡的にうまくいって、私の顔がフロントパネルに浮き出たり、ボリュームノブに私の顔が表れたりしたら、絵的に面白いな、と淡い期待を抱いていた。
それがなんなんだ、この結果は…。おそらくAIは、演台の木目の部分は理解できたので、それとMODEL 40nをリミックスさせ、このようなイラストを生成したのだろう。いずれにしても、おっさん感がまったくなく、コメントに困る絵だ。
私が指定した画像が悪かった、と反省した。自分の顔がアップになった写真があったはずだ。あれを使ってみよう。そうすれば、有機物と無機物が良い感じに混ざり合うかもしれない。ということで、以下2枚の絵をリミックスさせてみた。
何なんだろう、右下のスマホみたいなヤツは…。左下もかなりスタイリッシュな感じのデバイス(?)だ。私とオーディオ機器を混ぜると、ツルッとしたガジェットになりがち、という新たな知見が得られた。そして、なんといっても左上の絵。左隅に半分見切れてる、このおっさんは誰なんだ。新たな登場人物が突如出現したことに、心底おののいた。
いずれにしても私は、オーディオ機器とはあまり上手に合体できないようだ。であれば、ヘッドホンならどうだろう。自分の写真は変えず、合体する相手をケンウッドのヘッドホンに変えてみた。ということで、用意した画像と生成された画像はこちらだ。
下の二つはなんだかよくわからないので、コメントしようがない。だが、左上には少し可能性を感じた。人間とメカが融合している雰囲気が、少し感じられる。所ジョージが昔描いていたイラストのような印象もあるが、もうちょっと精度が上がったら、私とヘッドホンは混じり合える日が来るかもしれない。
さて、人間とオーディオ機器は、今のところ高性能なお絵かきAIでも、なかなか上手に合体させられないことがわかった。ならば、私と人物を描いたイラストならどうだろう。
私は自分の子供たちから、「家庭教師のトライさん」に似ているとよく言われる。「つーか特徴が全部一緒」「なんならトライさんが寄せてきてるレベル」などと言われている。見てみると、たしかに似ていなくもないと感じる。
なら、もともと似ていると(人間の目には)見えるイラストと私の写真をリミックスしたらどうなるか、オマケで実験してみた。リミックスした画像と、その結果はこちらだ。
4パターン作ってくれたが、どれもまったく似ていないように思える。というか、まったくの別人が出現したと感じる。人間が判断する特徴とAIのそれとは、まだ違いがあるのだな、というのが実感だ。
今回は生物と無生物のあいだの越えられない壁を実感させられる結果となった。今後も検証を進めていきたい。