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公開日 2017/09/03 03:25
日本未導入の「Monitor Bluetooth」も聴いた!
<IFA>MarshallやURBANEARSから「Spotify Connect」「Chromecast built-in」対応スピーカー多数登場
SP DIVISION 井田有一
Marshall headphoneやURBANEARSなどを展開するスウェーデンのオーディオブランド、ザウンド・インダストリー社は、IFA2017のブースで、欧州で新登場となった各種Wi-Fiスピーカーを展示していた。
■Marshallのギターアンプの姿はそのままにSpotifyを再生
中でも注目を集めるのが、マーシャルのワイヤレス・アクティブスピーカー「Marshall WIRELESS MULTI-ROOM SYSTEM」である。国内でもBluetoothスピーカーとしてラインアップしている「WOBURN」「STANMORE Bluetooth」「ACTON Bluetooth」のデザインを踏襲しつつ、それぞれがWi-Fiに対応した3モデル展開だ。
カラーはブラックとクリームの2色展開。価格は「WOBURN MULTI-ROON」が599ユーロ、「STANMORE MULTI-ROOM」が449ユーロ、「ACTON MULTI-ROOM」が349ユーロ。欧州での発売は、STANMOREとACTONは9月末を予定。WOBURNは近日発表予定とのこと。日本での発売は未定。
いずれも「Chromecast built-in」や「Spotify Connect」に対応する。欧州では「TIDAL」や「PANDRA」「Deezer」などのストリーミング音楽配信サービスに対応するが、国内では「Google Play Music」や「Spotify」が利用できるようになりそうだ。
また複数のスピーカーをWi-Fi接続すれば、複数台で同時に音楽が再生できたり、逆にそれぞ別の音楽を再生できたりなど「マルチルーム再生」に対応するのがトピックだ。
すべてオリジナルのスマホアプリから操作でき、洗練されたデザインのマーシャルらしくアプリ画面も直感的な操作ができる。なお、このアプリでWi-Fiの設定も行える。入力も先述の通りWi-Fi接続のほかBluetooth、AirPlay、3.5mmステレオミニ入力など多彩だ。なお天面にあるダイヤルには7つまでSpotifyのプレイリストやインターネットラジオ局などをプリセットでき、ダイヤルを回すアナログライクな操作もできる。
■デザイン重視と思うなかれ、中身は本格仕様
次に各モデルの音響的な特徴を見ていこう。「WOBURN MULTI-ROOM」は横幅400mm、高さ308mm、奥行き200mとシリーズで最大サイズのアクティブスピーカー。内部には2基のトゥイーターと2基のウーファーを搭載する本格仕様で、合計110Wのデジタルアンプで駆動している。バスレフ方式を採用するなど、一体型のワイヤレススピーカーらしからぬHi-Fiらしさを追求したトップエンドだ。
「STANMORE MULTI-ROOM」は横幅350mm、高さ185mm、奥行き185mmと、WOBURNよりも少し小ぶりになったイメージ。WOBURNとの大きな違いは、ウーファーが1基だけになったところ。それに伴いアンプパワーも合計90Wとなっている。
シリーズ最小サイズの「ACTON MULTI-ROOM」は横幅265mm、高さ160mm、奥行き150mmとデスクトップにも設置できるサイズ。スピーカー構成はSTANMOREと同様、2基のトゥイーターと1基のウーファーを搭載する2WAYバスレフ型だ。
■日本未上陸のBluetoothヘッドホン「MONITOR Bluetooth」
マーシャルコーナーでは、日本にはまだ発売していない「MONITOR Bluetooth」も展示されていた。価格は249ユーロ。
プロの現場で求められるような堅牢な設計がウリの「MONITOR」をベースにした、ファン待望のBluetoothモデルである。
コーデックはaptXにも対応。30時間再生できるロングライフバッテリーも魅力だ。今回はBuetoothではなくワイヤードで試聴を行ったが、マーシャルらしいハキハキと音の輪郭を描く気持ちのよいサウンドが印象的。イヤーパッドを外してみたが、MONITORにあった高域調整フィルターが非採用となっていたのも影響しているかもしれない。MONITORのフィルターを装備した際にあった、高域がややマイルドになる印象はなく、突き抜けるギターサウンド、バスドラムのような低域もタイトに鳴らしてくれた。日本での登場が待ち遠しいモデルだ。
■日本未上陸のワイヤレスイヤホンとスピーカーが注目の「URBANEARS」
URBANEARS(アーバンイヤーズ)は、ファッショナブルなカラー展開とミニマルデザインで人気のポータブルオーディオブランド。欧州や米国などでは20代の若い世代を中心に注目を集めている。日本では「PLATTAN」など1万円を切る価格のモデルを中心に展開されている。
注目の展示は、マーシャルと同様、マルチルーム機能に対応したワイヤレス・アクティブスピーカー「BAGGEN」「STAMMEN」の2機種だ。価格は「BAGGEN」が449ユーロ、「STAMMEN」が349ユーロ。日本での発売は未定だ。
「Chromecast built-in」や「Spotify Connect」に対応し、音楽ストリーミング配信サービスに対応するのはマーシャルと同様。音質が異なるのはもちろんだが、360度をファブリック素材で覆い、どこからみてもスピーカーらしからぬポップな佇まいを演出できるのがアーバンイヤーズの大きな特長だ。全6色から選べるカラーの豊富さも魅力となっている。
また、季節に応じてファッションの流行色を取り入れた新色が1年2回登場するのも面白い。なお今年の新色は「アメジスト・パープル」、「エメラルド・グリーン」、「ベリル・レッド」の3色とのことだ。
ワイヤレスイヤホンでは、日本未発売のスポーツモデル「STADION」も展示されていた。頭の後ろにケーブルを回して装着するのだが、ケーブルがカールコードになっているので、筆者が装着した限りではフィット感も良好だった。
■Marshallのギターアンプの姿はそのままにSpotifyを再生
中でも注目を集めるのが、マーシャルのワイヤレス・アクティブスピーカー「Marshall WIRELESS MULTI-ROOM SYSTEM」である。国内でもBluetoothスピーカーとしてラインアップしている「WOBURN」「STANMORE Bluetooth」「ACTON Bluetooth」のデザインを踏襲しつつ、それぞれがWi-Fiに対応した3モデル展開だ。
カラーはブラックとクリームの2色展開。価格は「WOBURN MULTI-ROON」が599ユーロ、「STANMORE MULTI-ROOM」が449ユーロ、「ACTON MULTI-ROOM」が349ユーロ。欧州での発売は、STANMOREとACTONは9月末を予定。WOBURNは近日発表予定とのこと。日本での発売は未定。
いずれも「Chromecast built-in」や「Spotify Connect」に対応する。欧州では「TIDAL」や「PANDRA」「Deezer」などのストリーミング音楽配信サービスに対応するが、国内では「Google Play Music」や「Spotify」が利用できるようになりそうだ。
また複数のスピーカーをWi-Fi接続すれば、複数台で同時に音楽が再生できたり、逆にそれぞ別の音楽を再生できたりなど「マルチルーム再生」に対応するのがトピックだ。
すべてオリジナルのスマホアプリから操作でき、洗練されたデザインのマーシャルらしくアプリ画面も直感的な操作ができる。なお、このアプリでWi-Fiの設定も行える。入力も先述の通りWi-Fi接続のほかBluetooth、AirPlay、3.5mmステレオミニ入力など多彩だ。なお天面にあるダイヤルには7つまでSpotifyのプレイリストやインターネットラジオ局などをプリセットでき、ダイヤルを回すアナログライクな操作もできる。
■デザイン重視と思うなかれ、中身は本格仕様
次に各モデルの音響的な特徴を見ていこう。「WOBURN MULTI-ROOM」は横幅400mm、高さ308mm、奥行き200mとシリーズで最大サイズのアクティブスピーカー。内部には2基のトゥイーターと2基のウーファーを搭載する本格仕様で、合計110Wのデジタルアンプで駆動している。バスレフ方式を採用するなど、一体型のワイヤレススピーカーらしからぬHi-Fiらしさを追求したトップエンドだ。
「STANMORE MULTI-ROOM」は横幅350mm、高さ185mm、奥行き185mmと、WOBURNよりも少し小ぶりになったイメージ。WOBURNとの大きな違いは、ウーファーが1基だけになったところ。それに伴いアンプパワーも合計90Wとなっている。
シリーズ最小サイズの「ACTON MULTI-ROOM」は横幅265mm、高さ160mm、奥行き150mmとデスクトップにも設置できるサイズ。スピーカー構成はSTANMOREと同様、2基のトゥイーターと1基のウーファーを搭載する2WAYバスレフ型だ。
■日本未上陸のBluetoothヘッドホン「MONITOR Bluetooth」
マーシャルコーナーでは、日本にはまだ発売していない「MONITOR Bluetooth」も展示されていた。価格は249ユーロ。
プロの現場で求められるような堅牢な設計がウリの「MONITOR」をベースにした、ファン待望のBluetoothモデルである。
コーデックはaptXにも対応。30時間再生できるロングライフバッテリーも魅力だ。今回はBuetoothではなくワイヤードで試聴を行ったが、マーシャルらしいハキハキと音の輪郭を描く気持ちのよいサウンドが印象的。イヤーパッドを外してみたが、MONITORにあった高域調整フィルターが非採用となっていたのも影響しているかもしれない。MONITORのフィルターを装備した際にあった、高域がややマイルドになる印象はなく、突き抜けるギターサウンド、バスドラムのような低域もタイトに鳴らしてくれた。日本での登場が待ち遠しいモデルだ。
■日本未上陸のワイヤレスイヤホンとスピーカーが注目の「URBANEARS」
URBANEARS(アーバンイヤーズ)は、ファッショナブルなカラー展開とミニマルデザインで人気のポータブルオーディオブランド。欧州や米国などでは20代の若い世代を中心に注目を集めている。日本では「PLATTAN」など1万円を切る価格のモデルを中心に展開されている。
注目の展示は、マーシャルと同様、マルチルーム機能に対応したワイヤレス・アクティブスピーカー「BAGGEN」「STAMMEN」の2機種だ。価格は「BAGGEN」が449ユーロ、「STAMMEN」が349ユーロ。日本での発売は未定だ。
「Chromecast built-in」や「Spotify Connect」に対応し、音楽ストリーミング配信サービスに対応するのはマーシャルと同様。音質が異なるのはもちろんだが、360度をファブリック素材で覆い、どこからみてもスピーカーらしからぬポップな佇まいを演出できるのがアーバンイヤーズの大きな特長だ。全6色から選べるカラーの豊富さも魅力となっている。
また、季節に応じてファッションの流行色を取り入れた新色が1年2回登場するのも面白い。なお今年の新色は「アメジスト・パープル」、「エメラルド・グリーン」、「ベリル・レッド」の3色とのことだ。
ワイヤレスイヤホンでは、日本未発売のスポーツモデル「STADION」も展示されていた。頭の後ろにケーブルを回して装着するのだが、ケーブルがカールコードになっているので、筆者が装着した限りではフィット感も良好だった。