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公開日 2018/12/07 16:30
パイオニア再建の道筋に光明
パイオニア、香港投資ファンドBPEAの完全子会社に。「パイオニア再生プラン」に合意
Senka21 徳田ゆかり
パイオニア(株)と香港の投資ファンドであるベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(以下「BPEA」)は本日、パイオニアへの770 億円の出資および現株主からの約250億円での株式買い取りによる「パイオニア再生プラン」に合意した旨を発表した。
「パイオニア再生プラン」は、今後の事業運営に必要不可欠な運転資金を確保し、加えてBPEA の経営支援を得ることで、パイオニアの安定的な事業継続に対する不安を払拭し、事業運営の安定を実現するための計画。キャッシュフローの悪化に直面している現状のパイオニアは財務基盤の立て直しが急務となっている。
2019年1月25日の臨時株主総会で承認が得られ、必要となる届出完了後、BPEA は迅速に770 億円の出資(520 億円の金銭出資および既に提供済の250 億円のデット・エクイティ・スワップ)を行い、パイオニアは事業運営に必要不可欠な運転資金を確保する。その後、現株主から現金約250 億円で株式を買い取り完全子会社化した上で、事業ポートフォリオの見直し、構造改革、経営体制の刷新などの再生に向けた抜本的施策を遂行するという。
本件に関し、パイオニア(株)代表取締役 兼 社長執行役員 森谷浩一氏は以下のコメントを発信。
「パイオニア再生プランを遂行するためには、成長軌道への回帰に向けてビジョンを共有するBPEA が最もふさわしいパートナーであると確信しています。今回の決断に際しては、経営陣のトップとして責任を痛感していますが、パイオニア再建の為には、BPEA とのアライアンスが必須と考えています。私の責務は、出来るだけ早期に、パイオニアを再生させ、世の中の役に立つ、ユーザーの皆様に喜ばれる製品・サービスをご提供していける体制を築くことだと考えています」
また、BPEA のCEO 兼 創業パートナー ジォーン・エリック・サラタ氏から以下のコメントも発信されている。
「BPEA は長きにわたりパイオニアと協業の可能性を議論し、本件についても時間をかけて協議をしてきました。パイオニアの歴史上、極めて重要なタイミングで協力できることを嬉しく思います。BPEA は、2006 年に東京オフィスを開設して以来、数々の日本企業を対象に、平均5 年以上にわたる長期投資を行い、良好なパートナーシップを築いてきました。パイオニア再生プランの下、今回の出資および経営支援を行うことで、革新的な技術と確立したブランド力に加え優秀な人材を誇るパイオニアが、潜在能力を十分に発揮し、今後も継続的に、世界中で皆様に愛される“パイオニア”らしい製品を提供し続けることができると確信しています」
本件取引に至るにあたり、パイオニアは複数のスポンサー候補と協議、BPEA の提案がパイオニアの株主や他のステークホルダーの皆様に最も益する最善の策であるとの結論に達したという。またパイオニアは、第三者算定機関である株式会社赤坂国際会計から本件取引に関して、株式価値算定書およびフェアネス・オピニオンを取得したとしている。
なお本件取引の実行は、2019 年1 月25 日に予定されるパイオニアの臨時株主総会で株主の承認を得ること、および国内外の競争法を含めた許認可等の取得が条件となる。第三者割当増資は、最も早い場合、2019 年3 月1 日に完了し、完全子会社化は2019 年3 月中の完了を見込む。
「パイオニア再生プラン」は、今後の事業運営に必要不可欠な運転資金を確保し、加えてBPEA の経営支援を得ることで、パイオニアの安定的な事業継続に対する不安を払拭し、事業運営の安定を実現するための計画。キャッシュフローの悪化に直面している現状のパイオニアは財務基盤の立て直しが急務となっている。
2019年1月25日の臨時株主総会で承認が得られ、必要となる届出完了後、BPEA は迅速に770 億円の出資(520 億円の金銭出資および既に提供済の250 億円のデット・エクイティ・スワップ)を行い、パイオニアは事業運営に必要不可欠な運転資金を確保する。その後、現株主から現金約250 億円で株式を買い取り完全子会社化した上で、事業ポートフォリオの見直し、構造改革、経営体制の刷新などの再生に向けた抜本的施策を遂行するという。
本件に関し、パイオニア(株)代表取締役 兼 社長執行役員 森谷浩一氏は以下のコメントを発信。
「パイオニア再生プランを遂行するためには、成長軌道への回帰に向けてビジョンを共有するBPEA が最もふさわしいパートナーであると確信しています。今回の決断に際しては、経営陣のトップとして責任を痛感していますが、パイオニア再建の為には、BPEA とのアライアンスが必須と考えています。私の責務は、出来るだけ早期に、パイオニアを再生させ、世の中の役に立つ、ユーザーの皆様に喜ばれる製品・サービスをご提供していける体制を築くことだと考えています」
また、BPEA のCEO 兼 創業パートナー ジォーン・エリック・サラタ氏から以下のコメントも発信されている。
「BPEA は長きにわたりパイオニアと協業の可能性を議論し、本件についても時間をかけて協議をしてきました。パイオニアの歴史上、極めて重要なタイミングで協力できることを嬉しく思います。BPEA は、2006 年に東京オフィスを開設して以来、数々の日本企業を対象に、平均5 年以上にわたる長期投資を行い、良好なパートナーシップを築いてきました。パイオニア再生プランの下、今回の出資および経営支援を行うことで、革新的な技術と確立したブランド力に加え優秀な人材を誇るパイオニアが、潜在能力を十分に発揮し、今後も継続的に、世界中で皆様に愛される“パイオニア”らしい製品を提供し続けることができると確信しています」
本件取引に至るにあたり、パイオニアは複数のスポンサー候補と協議、BPEA の提案がパイオニアの株主や他のステークホルダーの皆様に最も益する最善の策であるとの結論に達したという。またパイオニアは、第三者算定機関である株式会社赤坂国際会計から本件取引に関して、株式価値算定書およびフェアネス・オピニオンを取得したとしている。
なお本件取引の実行は、2019 年1 月25 日に予定されるパイオニアの臨時株主総会で株主の承認を得ること、および国内外の競争法を含めた許認可等の取得が条件となる。第三者割当増資は、最も早い場合、2019 年3 月1 日に完了し、完全子会社化は2019 年3 月中の完了を見込む。
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