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公開日 2019/10/24 15:39
「イセッタ」モチーフの小型EV車も
世界初公開、HONDAのオーディオ電源。マツダEV車など新世代モデル多数の「東京モーターショー2019」
編集部:押野 由宇
『第46回 東京モーターショー 2019』が10月24日 - 11月4日にわたり開催中だ。会場で世界初展示となったホンダのオーディオ向けポータブル蓄電機「LiB-AID E500 for Music」などについてレポートしたい。
LiB-AID E500 for Musicは、ホンダが本格オーディオ機器への高品質な電力の供給に向けて開発したポータブル蓄電機。ベースモデルは2017年発売の「LiB-AID E500」であり、その使用用途としてオーディオシステムの電源に用いる割合が約5%あったことから、今回のモデルが開発されるに至った。
ホンダは過去にポータブル発電機「E80」をソニーのマイクロテレビ用として開発している。また、ロックバンドLUNA SEAのメジャーデビュー25周年ライブにて、燃料電池自動車が外部給電器「Power Exporter 9000」を介して電力供給を行う、という事例もある。その際にはギタリストのSUGIZO氏がギターの鳴りが良いという評価をしていたという。
さらにホンダとONE OK ROCKのコラボ企業CM「Go, Vantage Point.」では、LiB-AID E500を用いて演奏を行うメンバーの映像も披露されるなど、ホンダが音楽に向けた取り組みも行うなかでのラインナップ強化だ。
LiB-AID E500 for Musicはバッテリーとインバーターはベースモデルと共通としながら、オヤイデの精密導体「102 SSC」を採用したオーディオ用ハイグレード配線材や、フルテックのコンセント「GTX-D NCF(R)」を専用設計して搭載するなどして、オーディオ電源としてのクオリティを高めている。
15WのCDプレーヤーを接続した場合は15時間ほどの音楽再生が可能。定格出力は300W(VA)となり、電気取り出し口に交流コンセント2口を備えるため、プリアンプなども同時に接続できる。
またUSB-A出力端子も2口搭載。本機からUSBによる電源供給を行ってのデスクトップシステムなどにも活用可能だ。また、あくまでオーディオ用だが、映像システムに組み込んでも効果があるのではないかとのこと。
販売台数は200台で、受注は12月18日まで行う。申し込み多数の場合は抽選となる。また抽選は、早く申し込みするほど抽選の回数が多くなる「マルチチャンス抽選」にて行われる。対象抽選期間は第1期が10月17日 - 11月6日、第2期が10月17日 - 11月20日、第3期が10月17日 - 12月4日、第4期が10月17日 - 12月18日。申し込みは製品ウェブページから。
会場ではEV車が大々的に展示されており、なかでもマツダによる初の量産EV「MX-30」には注目が集まった。マツダの新世代商品第3弾となるMX-30は、デザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトにデザインを仕上げている。
特徴的なのはセンターピラーレスのセンターオープン式ドア構造「フリースタイルドア」の採用。センターコンソール周りなども抜け感を持たせた形状とすることで、開放感ある車内空間を構成している。
レクサスはEVコンセプトカー「LF-30 Electrified」を世界初公開。電動化技術でクルマの基本性能を大幅に進化させ、クルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることを目指す思想「Lexus Electrified」を具現化したものとなる。
ARによる車両情報表示やジェスチャーコントロールなど、次世代のインターフェースを採用するとともに、従来のレクサス車と同様にマークレビンソンのオーディオシステムを搭載。車内のスピーカーを緻密に制御することで、ドライバーや乗客それぞれにとって理想的な音響空間で音楽を楽しむことが可能としている。
イベントではコネクテッドカーに関する情報が例年より少なく感じたが、そんななかで三菱自動車は、車両データを専用スマホアプリに連携させるサービス「MI-DATALINK」を参考展示していた。
クルマの健康状態をスマホからチェックするといった基本的なものから、急ブレーキや急発進などの運転データをスコア化することで保険査定に活用する、さらに同社が展開する電動車両サポートといったアプリとの連携など、幅広い利用方法が想定される。
本サービスは海外ではすでにスタートしており、仕組み自体は完成しているため、日本でのサービスインについてはアプリをどのように展開するかが決まり次第になるという。
そのほか、ユニークな車両展示も多数行われていた。Micro Mobility社の「Microlino(マイクロリノー)」は、街乗り用途をメインとした「自動車とバイク両方の利点を組み合わせた」という小型EV車。
デザインは「バブルカー」からインスピレーションを得たとしており、「イセッタ」のように前開きのドア設計となっている。最大速度は90km/hで、バッテリーは走行距離は125km、200km(オプション)。2020年ではヨーロッパで生産販売を開始し、価格は13,000ユーロ。現在、実証実験中であり、2021年には135万円前後(カラーリングやオプションにより異なる)での日本販売を予定しているとのことだ。
また環境省は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と協力して、木材から科学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質「CNF」を用いて作ったコンセプトカーを展示。デザインに和のテイストを取り入れるなどして存在をアピールした。
LiB-AID E500 for Musicは、ホンダが本格オーディオ機器への高品質な電力の供給に向けて開発したポータブル蓄電機。ベースモデルは2017年発売の「LiB-AID E500」であり、その使用用途としてオーディオシステムの電源に用いる割合が約5%あったことから、今回のモデルが開発されるに至った。
ホンダは過去にポータブル発電機「E80」をソニーのマイクロテレビ用として開発している。また、ロックバンドLUNA SEAのメジャーデビュー25周年ライブにて、燃料電池自動車が外部給電器「Power Exporter 9000」を介して電力供給を行う、という事例もある。その際にはギタリストのSUGIZO氏がギターの鳴りが良いという評価をしていたという。
さらにホンダとONE OK ROCKのコラボ企業CM「Go, Vantage Point.」では、LiB-AID E500を用いて演奏を行うメンバーの映像も披露されるなど、ホンダが音楽に向けた取り組みも行うなかでのラインナップ強化だ。
LiB-AID E500 for Musicはバッテリーとインバーターはベースモデルと共通としながら、オヤイデの精密導体「102 SSC」を採用したオーディオ用ハイグレード配線材や、フルテックのコンセント「GTX-D NCF(R)」を専用設計して搭載するなどして、オーディオ電源としてのクオリティを高めている。
15WのCDプレーヤーを接続した場合は15時間ほどの音楽再生が可能。定格出力は300W(VA)となり、電気取り出し口に交流コンセント2口を備えるため、プリアンプなども同時に接続できる。
またUSB-A出力端子も2口搭載。本機からUSBによる電源供給を行ってのデスクトップシステムなどにも活用可能だ。また、あくまでオーディオ用だが、映像システムに組み込んでも効果があるのではないかとのこと。
販売台数は200台で、受注は12月18日まで行う。申し込み多数の場合は抽選となる。また抽選は、早く申し込みするほど抽選の回数が多くなる「マルチチャンス抽選」にて行われる。対象抽選期間は第1期が10月17日 - 11月6日、第2期が10月17日 - 11月20日、第3期が10月17日 - 12月4日、第4期が10月17日 - 12月18日。申し込みは製品ウェブページから。
会場ではEV車が大々的に展示されており、なかでもマツダによる初の量産EV「MX-30」には注目が集まった。マツダの新世代商品第3弾となるMX-30は、デザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトにデザインを仕上げている。
特徴的なのはセンターピラーレスのセンターオープン式ドア構造「フリースタイルドア」の採用。センターコンソール周りなども抜け感を持たせた形状とすることで、開放感ある車内空間を構成している。
レクサスはEVコンセプトカー「LF-30 Electrified」を世界初公開。電動化技術でクルマの基本性能を大幅に進化させ、クルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることを目指す思想「Lexus Electrified」を具現化したものとなる。
ARによる車両情報表示やジェスチャーコントロールなど、次世代のインターフェースを採用するとともに、従来のレクサス車と同様にマークレビンソンのオーディオシステムを搭載。車内のスピーカーを緻密に制御することで、ドライバーや乗客それぞれにとって理想的な音響空間で音楽を楽しむことが可能としている。
イベントではコネクテッドカーに関する情報が例年より少なく感じたが、そんななかで三菱自動車は、車両データを専用スマホアプリに連携させるサービス「MI-DATALINK」を参考展示していた。
クルマの健康状態をスマホからチェックするといった基本的なものから、急ブレーキや急発進などの運転データをスコア化することで保険査定に活用する、さらに同社が展開する電動車両サポートといったアプリとの連携など、幅広い利用方法が想定される。
本サービスは海外ではすでにスタートしており、仕組み自体は完成しているため、日本でのサービスインについてはアプリをどのように展開するかが決まり次第になるという。
そのほか、ユニークな車両展示も多数行われていた。Micro Mobility社の「Microlino(マイクロリノー)」は、街乗り用途をメインとした「自動車とバイク両方の利点を組み合わせた」という小型EV車。
デザインは「バブルカー」からインスピレーションを得たとしており、「イセッタ」のように前開きのドア設計となっている。最大速度は90km/hで、バッテリーは走行距離は125km、200km(オプション)。2020年ではヨーロッパで生産販売を開始し、価格は13,000ユーロ。現在、実証実験中であり、2021年には135万円前後(カラーリングやオプションにより異なる)での日本販売を予定しているとのことだ。
また環境省は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と協力して、木材から科学的・機械的処理により取り出したナノサイズの繊維状物質「CNF」を用いて作ったコンセプトカーを展示。デザインに和のテイストを取り入れるなどして存在をアピールした。
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