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公開日 2021/06/24 15:26
民生用で培った技術投入
日本初披露、ソニー「Crystal LED」はコロナ対策にも有用。大型・高精細ディスプレイをアピール
編集部:押野 由宇
ソニーは、同社グループが手がけるディスプレイソリューションに関して、メディア向けの内覧会を実施した。主に法人向けとしてリリースされる製品群の展開についてレポートしたい。
新型コロナウイルスの影響もあり、密を避けて情報伝達や社会活動する上で、大画面・高画質ディスプレイのニーズが拡大していると同社では説明。そんな中、LED、プロジェクター、ディスプレイをすべて手がけているのはソニーだけで、かつそのすべてにおいて、民生用機器で培った高画質技術が活かされていることが強みとアピールする。
内覧会では2021年に国内発表されたCrystal LEDの「Cシリーズ」および「Bシリーズ」を日本で初披露。Cシリーズは100万対1の高コントラスト、Bシリーズは外光の反射を抑えた表面処理による1,800cd/m2の高輝度が特徴。柔軟な設置性を実現し、これまでCrystal LEDが置けなかった場所に導入されることが期待されている。
両シリーズには、同社が展開してきたCrystal LED開発で培った制御技術と、「ブラビア」の信号処理技術を融合した高画質プロセッサー「X1 for Crystal LED」を搭載。モーションフローによるフレーム間補正でなめらかな表示が可能で、その効果は4K/8Kでより顕著に表れる。Cシリーズは博物館や美術館などコンテンツの質を求める市場に、Bシリーズはバーチャルプロダクションなど撮影現場での映像制作用途に適しているとする。
業務用プロジェクターは、4K SXRDレーザー光源プロジェクター「VPL-GTZ380」をはじめとした製品群を展示。VPL-GTZ380は4K/10,000ルーメンというスペックの同クラス製品で業界最小のサイズ感、39dBの静音設計を実現する。4Kフラグシップとして、映像をしっかりと見てもらうことを念頭に開発されたという本機は、16,000:1というコントラストも相まって、プラネタリウムなどに多く導入されているとのことだ。
3LCDレーザー光源プロジェクター群は、その設置性や高画質を活かした、大規模な空間演出を得意としており、50m超の大画面カーブスクリーンへの投写とジオラマへのプロジェクションマッピングや、小田急ロマンスカーミュージアムでの巨大な鉄道ジオラマパークなどの採用事例が紹介された。
法人向けブラビアは32V型から100V型までの幅広いサイズ展開で、打ち合わせコーナーやオフィスサイネージなど様々な場面に活用されているという。民生用テレビの高画質技術を投入するほか、BtoB用途では「SONYロゴ」がフロントに配置されていることが問題になるケースがあることを受け、ロゴを側面に位置させたモデルも用意している。
裸眼で3D視聴体験が可能な空間再現ディスプレイ「ELF-SR1/BZ」はすでに発売を開始しており、導入事例として医療現場が挙げられ、利用シーンについてはCTスキャンの結果を3D表示することで、より正確に病巣の位置を把握して手術に臨むといったことが可能と、担当者は説明していた。
なお7月17日から9月12日まで、パシフィコ横浜で開催される「DinoScience 恐竜科学博」にて、空間再現ディスプレイの大型モデルが技術参考展示される。
新型コロナウイルスの影響もあり、密を避けて情報伝達や社会活動する上で、大画面・高画質ディスプレイのニーズが拡大していると同社では説明。そんな中、LED、プロジェクター、ディスプレイをすべて手がけているのはソニーだけで、かつそのすべてにおいて、民生用機器で培った高画質技術が活かされていることが強みとアピールする。
内覧会では2021年に国内発表されたCrystal LEDの「Cシリーズ」および「Bシリーズ」を日本で初披露。Cシリーズは100万対1の高コントラスト、Bシリーズは外光の反射を抑えた表面処理による1,800cd/m2の高輝度が特徴。柔軟な設置性を実現し、これまでCrystal LEDが置けなかった場所に導入されることが期待されている。
両シリーズには、同社が展開してきたCrystal LED開発で培った制御技術と、「ブラビア」の信号処理技術を融合した高画質プロセッサー「X1 for Crystal LED」を搭載。モーションフローによるフレーム間補正でなめらかな表示が可能で、その効果は4K/8Kでより顕著に表れる。Cシリーズは博物館や美術館などコンテンツの質を求める市場に、Bシリーズはバーチャルプロダクションなど撮影現場での映像制作用途に適しているとする。
業務用プロジェクターは、4K SXRDレーザー光源プロジェクター「VPL-GTZ380」をはじめとした製品群を展示。VPL-GTZ380は4K/10,000ルーメンというスペックの同クラス製品で業界最小のサイズ感、39dBの静音設計を実現する。4Kフラグシップとして、映像をしっかりと見てもらうことを念頭に開発されたという本機は、16,000:1というコントラストも相まって、プラネタリウムなどに多く導入されているとのことだ。
3LCDレーザー光源プロジェクター群は、その設置性や高画質を活かした、大規模な空間演出を得意としており、50m超の大画面カーブスクリーンへの投写とジオラマへのプロジェクションマッピングや、小田急ロマンスカーミュージアムでの巨大な鉄道ジオラマパークなどの採用事例が紹介された。
法人向けブラビアは32V型から100V型までの幅広いサイズ展開で、打ち合わせコーナーやオフィスサイネージなど様々な場面に活用されているという。民生用テレビの高画質技術を投入するほか、BtoB用途では「SONYロゴ」がフロントに配置されていることが問題になるケースがあることを受け、ロゴを側面に位置させたモデルも用意している。
裸眼で3D視聴体験が可能な空間再現ディスプレイ「ELF-SR1/BZ」はすでに発売を開始しており、導入事例として医療現場が挙げられ、利用シーンについてはCTスキャンの結果を3D表示することで、より正確に病巣の位置を把握して手術に臨むといったことが可能と、担当者は説明していた。
なお7月17日から9月12日まで、パシフィコ横浜で開催される「DinoScience 恐竜科学博」にて、空間再現ディスプレイの大型モデルが技術参考展示される。
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