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公開日 2022/12/01 11:00
平面から900Rまで20段階の調整が可能
LG、画面を曲げられる42型有機ELテレビ「LG OLED Flex」。44万円で来年発売
編集部:杉山康介
LGエレクトロニクス・ジャパンは、20段階の曲率調整が可能な42インチ4K有機ELテレビ「LG OLED Flex (型番:42LX3QPJA) 」 を、2023年1月18日から発売する。予約受付は本日12月1日より開始。価格はオープンだが、税込440,000円前後での実売が予想される。
本年9月のIFA 2022にて発表された製品の発売が決定したかたち。同社はこれまでにも曲面型の有機ELテレビを展開しているが、平面から曲面まで自由に曲率を変えられるテレビは初の試みだという。
平面から最大900Rまで、20段階での曲率調整が可能。バックライトのない有機ELテレビだからこそ実現できたデザインであり、家族や仲間とコンテンツを楽しむときは平面、ゲームを近距離で楽しむときは曲げて没入感を楽しむなど、視聴距離や設置場所、コンテンツにあわせて最適な視聴環境で楽しめるとする。
画面は140mmの高さ調整や前10°-後5°の傾斜調整が可能。また、画面表示サイズを27/32/42インチに変更できるため、ゲームジャンルや好みによって変えながら楽しむことができるほか、マルチビュー機能で2画面同時使用もできる。
映像エンジンは同社独自の「α9 Gen5 AI Processor 4K」 を採用。これと最先端の映像アルゴリズムにより、従来の有機ELテレビと比べて高輝度、高純度な色再現ができ、究極の没入感を楽しめるとしている。HDRはHDR 10 Pro/HLG/Dolby Vision IQをサポート。
スピーカーはフロント×2(20W)とウーファー×2(20W)の2.2ch(計40W)を搭載。音声調整機能「AIサウンドプロ」や「オートサウンドチューニング」を備えるほか、Dolby Atmosの再生にも対応する。
ゲーミング周りの機能も充実。4K映像を最大秒間120フレーム(120kHz)で表示できる「ハイフレームレート(HFR)」や、画質・音質をゲームジャンルなどにあわせて変えられる「ゲームオプティマイザ」機能、応答速度や画面サイズ等の確認・設定変更ができる「ゲームダッシュボード」などを搭載。0.1msの応答速度によりスピード感あふれるゲーム映像が楽しめるという。
スピーカーのゲーム音を小さくして、ボイスチャットの声を明瞭に伝える「エコーキャンセリングマイク」を内蔵し、ヘッドセットなしでもボイスチャットが可能。背面にはLEDライトを備え、ゲームやインテリアに合わせた演出ができる。クラウドゲーム「GeForce NOW」のテレビ向けアプリも搭載する。
入出力端子はHDMI 2.1×4(48Gbps、4K/120Hz)/USB 2.0×3/光デジタル音声出力×1/ヘッドホン出力×1/LAN×1を装備。テレビとPCを接続している場合は、スタンド横面にあるスイッチングハブボタンでUSB接続したキーボードやマウス、テレビ内蔵マイクをPCでも使えるよう切り替えることができる。外形寸法は937W×614-754H×297Dmmで、質量は22.6kg。
■今回の「LG OLED Flex」で曲面型有機ELテレビに再挑戦
本日12月1日、LG OLED Flexの製品発表会が行われた。
LGは2013年に曲面型有機ELテレビを発表して以来、世界初の8K有機ELテレビや巻き取れる有機ELテレビ「OLED R」など、さまざまなモデルを展開してきており、9年連続で有機ELテレビの世界ナンバーワンブランドに選ばれているそうだ。
また、最初に発表したのが曲面型有機ELテレビということから、「LGの有機ELテレビの歴史は曲面ディスプレイの歴史といえる」とアピール。曲面型有機ELテレビも発売していたものの、家庭用テレビはフラットなものが主流になったため、現在では曲面ディスプレイは企業サイネージなどでの利用に止まっていた。そこで今回、LG OLED Flexにて曲面型有機ELテレビに再挑戦するという。
なお、担当者によると「有機ELパネルを曲げることは、デジタルサイネージやOLED Rなどの経験から耐久性的にも問題ないと考えている」とのことで、パネル自体も従来の有機ELテレビと同じものを使っているという。ほか、映像エンジンの「α9 Gen5 AI Processor 4K」含めテレビとしては同社 “C2シリーズ” と同等とのこと。
曲面ディスプレイはフラットな状態から900Rまで、5%刻みで20段階の調整が可能。曲面だと包み込まれるような映像体験が味わえるのに加え、ディスプレイ中心と端の視聴距離の差が縮まるため、目のピントが合いやすくなるメリットがあるとする。100%曲率の900Rの場合、ディスプレイから90センチ離れた状態で全体的に同じ視聴距離になる。
曲率の変更は専用マジックリモコンで行う。5%ずつの変更に加え、よく使う曲率を3つまで登録することもできる。なお、高さやチルト角調整は手動で行う。これらの調整も自動化するとなると「コストが一層かかってしまう」という。
ちなみに、LGの有機ELテレビは壁掛けを意識したデザイン性のものが多いが、本製品はスタンドで高さやチルト角の調整を行うためスタンドを取り外すことができず、壁掛けはできない仕様になっている。
また、HDMIをはじめとした端子類は全てスタンド側に設置。HDMIは4端子全てが2.1規格やeARCに対応。スピーカーもスタンド全面下部に搭載している。スタンド右側下部にもUSB端子を1つ備えるが、これはマウスやキーボードを接続するためのものとなる。
今回の発表会では、本製品がCES 2023 Innovation Awardsを受賞したことも発表された。家電量販店などでの展示も順次行われるとのことで、「エンタメコンテンツに目の肥えた日本ユーザーにも気に入ってもらえると思う」と述べていた。
本年9月のIFA 2022にて発表された製品の発売が決定したかたち。同社はこれまでにも曲面型の有機ELテレビを展開しているが、平面から曲面まで自由に曲率を変えられるテレビは初の試みだという。
平面から最大900Rまで、20段階での曲率調整が可能。バックライトのない有機ELテレビだからこそ実現できたデザインであり、家族や仲間とコンテンツを楽しむときは平面、ゲームを近距離で楽しむときは曲げて没入感を楽しむなど、視聴距離や設置場所、コンテンツにあわせて最適な視聴環境で楽しめるとする。
画面は140mmの高さ調整や前10°-後5°の傾斜調整が可能。また、画面表示サイズを27/32/42インチに変更できるため、ゲームジャンルや好みによって変えながら楽しむことができるほか、マルチビュー機能で2画面同時使用もできる。
映像エンジンは同社独自の「α9 Gen5 AI Processor 4K」 を採用。これと最先端の映像アルゴリズムにより、従来の有機ELテレビと比べて高輝度、高純度な色再現ができ、究極の没入感を楽しめるとしている。HDRはHDR 10 Pro/HLG/Dolby Vision IQをサポート。
スピーカーはフロント×2(20W)とウーファー×2(20W)の2.2ch(計40W)を搭載。音声調整機能「AIサウンドプロ」や「オートサウンドチューニング」を備えるほか、Dolby Atmosの再生にも対応する。
ゲーミング周りの機能も充実。4K映像を最大秒間120フレーム(120kHz)で表示できる「ハイフレームレート(HFR)」や、画質・音質をゲームジャンルなどにあわせて変えられる「ゲームオプティマイザ」機能、応答速度や画面サイズ等の確認・設定変更ができる「ゲームダッシュボード」などを搭載。0.1msの応答速度によりスピード感あふれるゲーム映像が楽しめるという。
スピーカーのゲーム音を小さくして、ボイスチャットの声を明瞭に伝える「エコーキャンセリングマイク」を内蔵し、ヘッドセットなしでもボイスチャットが可能。背面にはLEDライトを備え、ゲームやインテリアに合わせた演出ができる。クラウドゲーム「GeForce NOW」のテレビ向けアプリも搭載する。
入出力端子はHDMI 2.1×4(48Gbps、4K/120Hz)/USB 2.0×3/光デジタル音声出力×1/ヘッドホン出力×1/LAN×1を装備。テレビとPCを接続している場合は、スタンド横面にあるスイッチングハブボタンでUSB接続したキーボードやマウス、テレビ内蔵マイクをPCでも使えるよう切り替えることができる。外形寸法は937W×614-754H×297Dmmで、質量は22.6kg。
■今回の「LG OLED Flex」で曲面型有機ELテレビに再挑戦
本日12月1日、LG OLED Flexの製品発表会が行われた。
LGは2013年に曲面型有機ELテレビを発表して以来、世界初の8K有機ELテレビや巻き取れる有機ELテレビ「OLED R」など、さまざまなモデルを展開してきており、9年連続で有機ELテレビの世界ナンバーワンブランドに選ばれているそうだ。
また、最初に発表したのが曲面型有機ELテレビということから、「LGの有機ELテレビの歴史は曲面ディスプレイの歴史といえる」とアピール。曲面型有機ELテレビも発売していたものの、家庭用テレビはフラットなものが主流になったため、現在では曲面ディスプレイは企業サイネージなどでの利用に止まっていた。そこで今回、LG OLED Flexにて曲面型有機ELテレビに再挑戦するという。
なお、担当者によると「有機ELパネルを曲げることは、デジタルサイネージやOLED Rなどの経験から耐久性的にも問題ないと考えている」とのことで、パネル自体も従来の有機ELテレビと同じものを使っているという。ほか、映像エンジンの「α9 Gen5 AI Processor 4K」含めテレビとしては同社 “C2シリーズ” と同等とのこと。
曲面ディスプレイはフラットな状態から900Rまで、5%刻みで20段階の調整が可能。曲面だと包み込まれるような映像体験が味わえるのに加え、ディスプレイ中心と端の視聴距離の差が縮まるため、目のピントが合いやすくなるメリットがあるとする。100%曲率の900Rの場合、ディスプレイから90センチ離れた状態で全体的に同じ視聴距離になる。
曲率の変更は専用マジックリモコンで行う。5%ずつの変更に加え、よく使う曲率を3つまで登録することもできる。なお、高さやチルト角調整は手動で行う。これらの調整も自動化するとなると「コストが一層かかってしまう」という。
ちなみに、LGの有機ELテレビは壁掛けを意識したデザイン性のものが多いが、本製品はスタンドで高さやチルト角の調整を行うためスタンドを取り外すことができず、壁掛けはできない仕様になっている。
また、HDMIをはじめとした端子類は全てスタンド側に設置。HDMIは4端子全てが2.1規格やeARCに対応。スピーカーもスタンド全面下部に搭載している。スタンド右側下部にもUSB端子を1つ備えるが、これはマウスやキーボードを接続するためのものとなる。
今回の発表会では、本製品がCES 2023 Innovation Awardsを受賞したことも発表された。家電量販店などでの展示も順次行われるとのことで、「エンタメコンテンツに目の肥えた日本ユーザーにも気に入ってもらえると思う」と述べていた。