トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2024/11/02 16:04
RosenKranz/BITSOUNDも出展

<ヘッドフォン祭>Brise Audioハイエンドイヤホンケーブル「OROCHI Ultimate」初お披露目。導体量を最大まで強化

編集部:松原ひな子
フジヤエービックが主催する、ヘッドホン/イヤホン/ポータブルオーディオ関連ブランドが集う展示会イベント「秋のヘッドフォン祭」が、11月2日(土)にステーションコンファレンス東京にて開催された。本稿では、6階Brise Audio(ブリスオーディオ)/RosenKranz(Kaizaki)/BITSOUNDブースの模様を紹介する。

■Brise Audio新作リケーブルを中心にアンプシステムも用意



Brise Audioは、イベント初お披露目の「OROCHI Ultimate」を中心に、同ブランドの展開するイヤホンケーブルを試聴できるゾーン、イヤホン/ポータブルアンプ/ケーブルがセットになったオーディオシステム「FUGAKU」を試聴できるゾーン、2025年以降に発売予定という卓上ヘッドホンアンプの試作品が試聴できるゾーンの3つを展開している。

各種イヤホンケーブルを試聴できる

「OROCHI Ultimate」は、同ブランドの上位ライン “Ultimateシリーズ” に加わるイヤホンリケーブル。高純度銅を線材として新たに採用し、既存モデル「YATONO Ultimate」と比較して導体量を強化した専用の仕様となっている。採用素材のほか、巻いている順番などが異なるとのこと。

「OROCHI Ultimate」

担当者はブランドの音質技術の特長の一つとして、そういったモデルごとの高音質化施工の違いを挙げ、「導体の素体は同じYATONO線材を採用しているが、音質はそれぞれのモデルでまったく異なるので、ぜひ体験してみてほしい」とコメントした。また、導体量の増加によってケーブル本体は硬めの仕上がりのため、取り回しは実際にふれて確認するのを推奨している。

同モデルはハイエンドモデルとして位置付けられており、接続するプレーヤーやイヤホンに対する要求度は高めになっているという。その分「再生環境のポテンシャルが高いほど実力を発揮できる」とし、音のスケール感の大きさや情報量の多さをアピールした。

コネクターは2pin 0.78mmおよびMMCXに対応

イヤホン側のコネクターは2pin 0.78mm/MMCXの2種、ソース側のプラグは4.4mmバランス(L型には非対応)。発売は12月初旬、価格は330,000円(税込)を予定している。

プラグはストレート型のみを用意

ポータブルオーディオシステム「FUGAKU」は、今回のイベントでは整理券なしでも試聴可能に。試作機として展示されたヘッドホンアンプは、デスクトップオーディオ用途の卓上モデルで、上述のFUGAKUならびにポータブルアンプ「TSURANAGI」に搭載した同ブランドの音質技術を結集させた上位モデルとなる。パワーアンプに接続すればプリアンプとしても使用可能とするほか、会場ではFUGAKUに接続しての試聴も体験できた。発売は2025年以降を予定。

試作ヘッドホンアンプを展示

「FUGAKU」オープン価格(実売2,500,000円/税込)

ほか「AKAGANE LE」は、9月の発売以来、同社の予想を上回る反響を得ているという。今回実物は展示されないが、発注分の発送は2025年1月初旬から順次を予定。音質的には、同ブランドのラインナップの中でも「細かな音を表現するのが得意」だとし、取り回しに優れた万能なモデルとアピールする。線材には高純度銅を採用。また、コネクタは8種、プラグもL型/ストレート型から選択できるなど、用途に合わせた使用が可能。

■RosenKranz(Kaizaki)は新イヤホン「Brass」が初登場



Rosenkranzは “Metal & Wood Earphone” を中心に、イヤホンやケーブルなどを展示する。Metal & Wood Earphoneは、同ブランドの上位モデル「RK-Silver/KA」と同等のドライバーを搭載したモデルで、会場では新製品 “Brassシリーズ” も加えた全3シリーズ6モデルを比較体験できる。

新発売の “Brassシリーズ”。ブースでは来場者の方がじっくり比較試聴されていました

現行ラインナップは筐体にクロームメッキを施した “Chromeシリーズ”、金メッキを施した “Goldシリーズ” の2シリーズ。新たに加わるBrassシリーズは、共通の素材である真鍮をそのまま活かしたモデルとなる。

“Chromeシリーズ” 上から「RK-HM Chrome」「RK-KA Chrome」「RK-PA Chrome」

“Goldシリーズ” 左から「RK-KA Gold」「RK-PA Gold」

それぞれのシリーズでハードメイプル/パオロサ/花梨の3タイプを用意しており、ハードメイプルはオールマイティでベーシックに楽しめる素材、パオロサはロックやメタルと相性がよくタイトでキレのあるサウンド、花梨は緻密でダイナミックなサウンドが特徴とアピールした。

ほかケーブル製品なども展示

■BITSOUNDはオリジナルイヤーピース見本を展示



BITSOUNDは、ユニバーサルモデルのインイヤーモニター(IEM)に対して、個人の耳型に合わせたオリジナルイヤーピースできるサービスを紹介。ユニバーサルIEMでカスタムIEMのような保持性を得たり、遮音性を高めたいユーザーにお薦めとのこと。会場では実際の制作例や色見本を確認できる。

実際の制作例。左右で異なる色にもできる

色見本

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB