トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/10/29 12:40
完全ポートレス化の布石かも

「iPhone 15 Pro」は物理ボタンがなくなる可能性

多根清史
来年(2023年)の「iPhone 15」シリーズのうち高価なProモデルは、iPhone 14世代よりも標準モデルとの差別化が著しくなると噂されている。

そんななか、iPhone 15 Proモデルの音量ボタンと電源ボタンは感圧式のソリッドステートに変更されるとのアナリスト予測が報じられている。

アップルのサプライチェーン情報に精通するアナリストMing-Chi Kuo氏は「最新の調査」の結果として、来年のiPhone 15 ハイエンドモデル2機種(ProおよびPro Max)では、音量ボタンと電源ボタンが、物理的に押し込む機械式ボタンから、iPhone 7/8/SE第2世代および第3世代(のホームボタン)と同じソリッドステート式に替わると述べている。

ここでいうソリッドステートボタンとは、触覚フィードバックによって、擬似的に押し下げ感覚を演出する機構のことだ。iPhone 8などのTouch ID内蔵ホームボタンに採用されており 、MacBookのトラックパッドにも搭載されている。要は指の圧力を感知すると小さな振動を返し、押したと錯覚させているわけだ。

新たなiPhoneでは、内部の左右にTaptic Engineを追加搭載し、あたかも物理ボタンを押しているかのような感触を与えるという。この変更により、各iPhoneに搭載されるTaptic Engineの数は1つから3つに増えるとのことだ。

数年前、Apple Watchもソリッドステートボタンに変更すると噂されていたが、結局は実現しなかった。当時はボタンを感圧式にすることで防水性が改善され、内部スペースも少なくて済むと言われたが、iPhoneでは3つものTaptic Engineを積むために、逆に占有スペースが増えそうではある。

とはいえアップルは、ゆくゆくは「iPhoneのポートレス化」を実現すると見られている。米国版iPhone 14シリーズでの物理SIMスロット廃止もその一環であり、iPhone 15 ProモデルでのUSB-C採用(ほぼ確実視されている)も完全ワイヤレス充電=充電端子をなくす過渡期に過ぎないとの予想も有力だ。ボタンを感圧式に変えれば物理的な開口部もなくなり、ポートレス化の方向とも合致する。

Source: Ming-Chi Kuo(Twitter)
via: MacRumors

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 月額3万円の最強ChatGPTに「電源で音質が変わるか」と聞いたら意外な展開に
2 その男を怒らせてはいけない! “絶対に死なない”伝説の老兵がツルハシ1本で敵を討つ
3 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
4 QobuzもAmazonもこれ一台!コスパ抜群、機能も満点。ストリーマーの決定版「WiiM Ultra」を徹底ハンドリング
5 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
6 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
7 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
8 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
9 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
10 トップウイング、ネットワークオーディオの光絶縁を手軽に試せる「OPT ISO BOX」
12/23 10:35 更新

WEB