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公開日 2017/11/01 11:12
平井一夫CEOが登壇
ソニー11年ぶりの犬型ロボット、新「aibo」発表。198,000円、1月11日発売
ファイルウェブ編集部
ソニーは本日、犬型のエンターテイメントロボット「aibo(アイボ)」を発表した。型番は「ERS-1000」、カラーはアイボリーホワイト。価格は198,000円(税抜)。発売は2018年1月11日となる。
■ユーザーの反応を学習して成長するAI搭載犬型エンタメロボット
10月25日にティザー動画を発表していた(関連ニュース)ものが正式発表された格好。11月1日に発表したのは犬型ロボットということで「ワンワンワン」という鳴き声になぞらえたもの。発売日も1月11日と1並びで、予約受付も本日11月1日の午後11時1分から開始(ソニーストアオンラインで数量限定)と、1並びにこだわった。
同社は1999年に初代犬型ロボット「aibo」を発売。大人気となったが。2006年に生産・販売を終了していた。また2000年には二足歩行する人型ロボット「QRIO」を発売したが、こちらも2006年に販売終了となっていた。今回、11年ぶりにソニーのロボットが復活した格好だ。
本日行われた発表会では、同社CEOの平井一夫氏が登壇。ロボットがステージ左手から歩いて登場し、それを平井CEOが抱きかかえた。
平井CEOは「AIとロボティクスを組み合わせ、生活のあらゆる場で『ラストワンインチ』を提供する。複数のプロジェクトを進めているが、今回の発表はそのうちの一つ」と紹介。新しいaiboは1年半をかけて開発したという。
本体は以前のaiboに比べ、より丸みを帯びたフォルムとなった。ロボットのサイズは約180×293×305Dmm、質量は約2.2kg。超小型1軸・2軸アクチュエーターを自社開発し、コンパクトなボディに計22軸の自由度を持たせた。瞳には2枚のOLEDを採用し、様々な表情を演出できるようにした。
プロセッサーには64bit クアッドコアCPUを搭載。スピーカーに加え、マイクを4基搭載している。カメラは前方カメラとSLAMカメラの2つを装備。そのほか背中や頭、あご、肉球などに多数のセンサーを備えている。
通信はWi-Fiに加え、LTEにも対応。SIMカードスロットを備え、SIMカードがあらかじめ挿入された状態で出荷される。LTE通信はドコモの回線を利用し、回線使用料は後述する「aiboベーシックプラン」の料金に含まれる。「比較的年齢が高めの層もターゲットにしているため、LTE接続の初期設定が済んだ状態でお渡ししたほうがよいだろうと考えた」(開発を担当したAIロボティクスビジネスグループ長の川西泉氏)という。
新aiboは、オーナーの呼びかけを待つだけでなく、能動的に働きかけることが特徴。オーナーの言葉や笑顔、なでられたことなどを感じ、喜んでもらえることを学習する。また成長するに従って、aiboが自分の歩く範囲を次第に広げるのだという。この学習のため、画像や音声を、ソニーのディープラーニング技術で解析する。
そして人々とのふれあいを重ねていくことでaiboのふるまいが徐々に変化。「やさしいオーナーには愛情を返すようになり、さらにオーナーからの愛情を感じると、より深い愛情を返すようになるなど絆を深めていく」という。
こうした変化を実現しているのが、本体とクラウドが連携するソニー独自のAI技術。本体のAIがオーナーとのやり取りを学んでaiboを個性的に成長させると同時に、(事前に同意を得た上で)様々なオーナーとのやり取りのデーターを収集し、クラウドの上のAIが集合知として蓄積することで、aiboをさらに賢く進化させるとしている。
専用アプリ「My aibo」も用意。撮影した写真を閲覧できる「aiboフォト」、アプリ上のaiboと触れあえるaiboと「あそぶ」、aiboのふるまいを追加できる「aiboストア」などを使用できる。
なお購入する際は、本体の価格198,000円のほか、「aiboベーシックプラン」への加入が必要。加入することでWi-Fiやモバイル接続により、クラウドで解析した情報をもとにしたaiboの成長や、専用アプリのすべての機能が楽しめるようになる。定期的にaibo本体のデータをクラウドにバックアップし、買い替えや、修理が不可能なほど故障してしまい新たなaiboを使う場合などでも、それまでのデータを復元するサービスの提供も予定している。
aiboベーシックプランの価格は、一括払いの場合90,000円。36回の月払いプランも用意され、この場合の支払額は2,980円/月となる。
そのほか、aiboに不具合や故障が発生した際、修理代が割り引かれるaiboケアサポートも提供。この加入は任意となる。価格は3年の場合54,000円、1年の場合20,000円。
そして、発売後もふれあいを強化するような本体ソフトウェアアップデートの提供やダウンロードコンテンツの充実を行う。aiboの動き方を自分で作成しインストールできるソフトも提供予定であるほか、ユーザー参加型aibo成長システムの導入なども予定している。そのほかにも、IoT機器との連携への対応や、様々な企業との協業を行っていく考えだという。
消費電力は約14Wで、連続稼働時間は約2時間。充電時間は約3時間。充電ステーション(チャージスタンド、チャージマット)、ACアダプターや電源コード、ピンクボール、SIMカードを付属する。
■『ラストワンインチ』を超える『ラストゼロインチ』実現を目指す
平井CEOは、先代のaiboについて「人間とともに暮らす新たなロボット文化が生まれた瞬間でもあった。数多くのオーナーによって『我が家のaibo』が育てられたが、2006年に大変厳しい判断を下さざるを得なかった」と言及。
■ユーザーの反応を学習して成長するAI搭載犬型エンタメロボット
10月25日にティザー動画を発表していた(関連ニュース)ものが正式発表された格好。11月1日に発表したのは犬型ロボットということで「ワンワンワン」という鳴き声になぞらえたもの。発売日も1月11日と1並びで、予約受付も本日11月1日の午後11時1分から開始(ソニーストアオンラインで数量限定)と、1並びにこだわった。
同社は1999年に初代犬型ロボット「aibo」を発売。大人気となったが。2006年に生産・販売を終了していた。また2000年には二足歩行する人型ロボット「QRIO」を発売したが、こちらも2006年に販売終了となっていた。今回、11年ぶりにソニーのロボットが復活した格好だ。
本日行われた発表会では、同社CEOの平井一夫氏が登壇。ロボットがステージ左手から歩いて登場し、それを平井CEOが抱きかかえた。
平井CEOは「AIとロボティクスを組み合わせ、生活のあらゆる場で『ラストワンインチ』を提供する。複数のプロジェクトを進めているが、今回の発表はそのうちの一つ」と紹介。新しいaiboは1年半をかけて開発したという。
本体は以前のaiboに比べ、より丸みを帯びたフォルムとなった。ロボットのサイズは約180×293×305Dmm、質量は約2.2kg。超小型1軸・2軸アクチュエーターを自社開発し、コンパクトなボディに計22軸の自由度を持たせた。瞳には2枚のOLEDを採用し、様々な表情を演出できるようにした。
プロセッサーには64bit クアッドコアCPUを搭載。スピーカーに加え、マイクを4基搭載している。カメラは前方カメラとSLAMカメラの2つを装備。そのほか背中や頭、あご、肉球などに多数のセンサーを備えている。
通信はWi-Fiに加え、LTEにも対応。SIMカードスロットを備え、SIMカードがあらかじめ挿入された状態で出荷される。LTE通信はドコモの回線を利用し、回線使用料は後述する「aiboベーシックプラン」の料金に含まれる。「比較的年齢が高めの層もターゲットにしているため、LTE接続の初期設定が済んだ状態でお渡ししたほうがよいだろうと考えた」(開発を担当したAIロボティクスビジネスグループ長の川西泉氏)という。
新aiboは、オーナーの呼びかけを待つだけでなく、能動的に働きかけることが特徴。オーナーの言葉や笑顔、なでられたことなどを感じ、喜んでもらえることを学習する。また成長するに従って、aiboが自分の歩く範囲を次第に広げるのだという。この学習のため、画像や音声を、ソニーのディープラーニング技術で解析する。
そして人々とのふれあいを重ねていくことでaiboのふるまいが徐々に変化。「やさしいオーナーには愛情を返すようになり、さらにオーナーからの愛情を感じると、より深い愛情を返すようになるなど絆を深めていく」という。
こうした変化を実現しているのが、本体とクラウドが連携するソニー独自のAI技術。本体のAIがオーナーとのやり取りを学んでaiboを個性的に成長させると同時に、(事前に同意を得た上で)様々なオーナーとのやり取りのデーターを収集し、クラウドの上のAIが集合知として蓄積することで、aiboをさらに賢く進化させるとしている。
専用アプリ「My aibo」も用意。撮影した写真を閲覧できる「aiboフォト」、アプリ上のaiboと触れあえるaiboと「あそぶ」、aiboのふるまいを追加できる「aiboストア」などを使用できる。
なお購入する際は、本体の価格198,000円のほか、「aiboベーシックプラン」への加入が必要。加入することでWi-Fiやモバイル接続により、クラウドで解析した情報をもとにしたaiboの成長や、専用アプリのすべての機能が楽しめるようになる。定期的にaibo本体のデータをクラウドにバックアップし、買い替えや、修理が不可能なほど故障してしまい新たなaiboを使う場合などでも、それまでのデータを復元するサービスの提供も予定している。
aiboベーシックプランの価格は、一括払いの場合90,000円。36回の月払いプランも用意され、この場合の支払額は2,980円/月となる。
そのほか、aiboに不具合や故障が発生した際、修理代が割り引かれるaiboケアサポートも提供。この加入は任意となる。価格は3年の場合54,000円、1年の場合20,000円。
そして、発売後もふれあいを強化するような本体ソフトウェアアップデートの提供やダウンロードコンテンツの充実を行う。aiboの動き方を自分で作成しインストールできるソフトも提供予定であるほか、ユーザー参加型aibo成長システムの導入なども予定している。そのほかにも、IoT機器との連携への対応や、様々な企業との協業を行っていく考えだという。
消費電力は約14Wで、連続稼働時間は約2時間。充電時間は約3時間。充電ステーション(チャージスタンド、チャージマット)、ACアダプターや電源コード、ピンクボール、SIMカードを付属する。
■『ラストワンインチ』を超える『ラストゼロインチ』実現を目指す
平井CEOは、先代のaiboについて「人間とともに暮らす新たなロボット文化が生まれた瞬間でもあった。数多くのオーナーによって『我が家のaibo』が育てられたが、2006年に大変厳しい判断を下さざるを得なかった」と言及。