トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2016/10/11 10:00
機能性もルックスも高い完成度を確立

ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear Wireless」レビュー。ワイヤレスの軽やかさを満喫できるヘッドホン

高橋 敦

前のページ 1 2 3 次のページ

ヘッドホンブームの原動力となった要素、原動力となっている要素の大きなものとしては、ふたつを挙げられると思う。ひとつは当然サウンドクオリティ、もうひとつはデザイン性だ。

それはゼンハイザー初代「MOMENTUM」の成功、そしてその後のシリーズが定番として受け入れられていることからも明らかだ。サウンドもデザインもどちらも素晴らしいなら、それがベストだろう。

「MOMENTUM Wireless」ブラック

「MOMENTUM On-Ear Wireless」アイボリー

最近では、「ワイヤレス」という機能性も重要になってきている。iPhone 7が3.5mmイヤホン端子を廃止したこともあり、Bluetoothヘッドホンやイヤホンの需要は、今後飛躍的に高まることだろう。また機能では「ノイズキャンセリング」の重要性が高まっていることも間違いない。

「MOMENTUM Wireless(関連ニュース)」および「MOMENTUM On-Ear Wireless(関連ニュース)」は、まさにそのワイヤレスとノイズキャンセリングに両対応したモデルだ。今回こちらの記事では「MOMENTUM On-Ear Wireless」の方をピックアップしよう。

小型モデルのMOMENTUM On-Ear Wireless。よりカジュアルな印象

「MOMENTUM Wireless」の方で詳しく述べているが、MOMENTUMシリーズは初代から第二世代へのアップデートで、シリーズの本質である「スタイリッシュさとオーディオ的な音調を兼ね備えるヘッドホン」として最初の完成を見たと僕は考えている。そしてだからこそ、その第2世代をベースとして、次のステップであるワイヤレスとノイズキャンセリングの搭載に向かったのだろう。

ではまずその新要素、Bluetoothとノイズキャンセリングから確認していこう。

Bluetooth接続の安定性などは長期継続して利用しないことには評価しにくい。しかし今回の試聴期間においては何の問題、不満も感じなかったとお伝えしておこう。

ゼンハイザーにはコンシューマー向けにしても、プロシューマー向けステージ用ワイヤレスマイクやヘッドセットなどにしてもワイヤレス技術の蓄積があり、根本的な無線通信技術の基盤がある。送受信を安定させつつ無線部分とオーディオ周りの干渉を防ぐためのアンテナ配置やシールド(電波遮蔽)などは、積み重ねたノウハウが活かされているはずなので信頼に足る。

ノイズ低減効果は抜群。軽やかな装着感もポイント

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB